第19回 理想的なおでん
寒い日が続きますが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
寒い日の夜は「今夜は鍋にしよう」と家族で食卓を囲む機会も多いと思います。
今回は、冬の食卓によく上がる「鍋物」についてですが、その中でも「おでん」にクローズアップしてお話ししたいと思います。
冬野菜たっぷり、魚介やお肉をたくさん入れる鍋料理とはちょっと異質の存在「おでん」。
おでんは、野菜が極端に少なく、練り物や大豆製品が多くなります。
おでんは食べ方を気を付けないと、栄養が偏り、太ってしまう傾向があります。
ではどのような具材を選べば良いのでしょうか。
おでんの主役ともいえる「大根」。
味がしみている大根は本当に美味しいですよね。
大根は、ビタミンCが豊富ですが、煮込んでいるとスープにビタミンCが溶け出してしまいます。
そして大根は、炭水化物(糖質)が多い野菜です。
たまご、牛すじは、優秀な動物性たんぱく質源です。
アスリートには積極的に選んで欲しいおでんの具材です。
それから、厚揚げ豆腐も植物性たんぱく質をしっかり摂れます。
こんにゃくやしらたきはカロリーが低いですが、こちらも炭水化物(糖質)が少し含まれます。
ここまでは炭水化物(糖質)があっても、その量は知れています。
一番注意したいのは、「練り物系」を多く入れすぎないことです。
全体的に炭水化物(糖質)が多く、カロリーも高めです。
写真のおでんは、今回作った中で、理想的な組み合わせだと思います。(写真は少な目一人分です。)
牛すじ、しらたき、ちくわ、ゴボウ巻、たまご、大根、厚揚げ豆腐です。
練り物系を少なく、たんぱく質を意識したものです。
しかし、ひとつ、理想的なおでんの中に、私は入れ忘れたものがあります。
昆布です…。
おでんの具材として、私の大好きなものを入れ忘れてしまいました。
海藻もしっかり摂取したいところでしたが、すっかり忘れてしまいました…。
おでんは食べ方次第で、ダイエットにもつながります。
注意すべき点は、野菜がほとんどないため、栄養が偏りがちだということです。
我が家では、おでんの他に、小鉢でサラダを出しました。
サラダでビタミン・ミネラルをしっかり補給すれば、栄養の偏りはだいぶ軽減されます。
風邪やインフルエンザに負けないように、お腹いっぱいしっかりと食べて、身体をしっかり温めて強い身体作りを目指しましょう。

老田よしえ
▽老田よし枝プロフィール
AFM北海道 主宰、アスリートフードマイスター1級、メンタルビジョントレーニング インストラクター。
テレビ局でADとして勤務後、結婚。退職した後、夫婦で渡米。2001~2014年アメリカ・ニューヨーク州在住。現在、野球少年の2児の母として日々奮闘中。
趣味はスキー(SAJ公認スキー準指導員)。
★ブログ「ライスボ~ル アスリートフードマイスターの母による野球少年を大きく育てる方法。」http://www.athletefoodmeister-yoshie.com/
★Facebookの「AFM北海道」のページではイベント情報を掲載しています♪
3月にメンタルビジョントレーニング入門講座を開講予定です。詳細が決まり次第、告知させていただきます。