東海大札幌、新エース鈴木一茶、144キロをマーク

鈴木一茶投手=9日付け、道新スポーツより
春季全道高校野球・札幌支部が8日、札幌円山ほかで開幕した。
9日付けの道新スポーツによると札幌麻生球場・第3試合で行われた東海大札幌と東豊との1回戦で東海大札幌の鈴木一茶投手(余市リトルシニア出身)が二回を投げ最速144キロを出すなど二回0封で東豊打線を圧倒して見せた。
同校には高校日本代表候補合宿に参加した小林珠維投手(3年・札幌新琴似リトルシニア出身)がいる中、エースナンバーを掴んだのは鈴木だった。
同紙によると4月14日に行われた札幌大谷との練習試合で自己最速となる145キロを叩き出し、四回1失点の快投を見せたという。
〇鈴木一茶(すずき いっさ)
小中高と投手一筋。
身長は168センチを決して大きくないが類まれなバネと安定したフォームから投げるストレートは打者の手元で伸びる。
加えてキレのある変化球が決まりだすと鈴木の独壇場となる。
後志の黒松内町出身で野球は小学2年から当時父・直樹さん(51)がコーチを務める地元・黒松内スターズで野球を始める。
6年時には2013年日本ハムファイターズジュニアにも選ばれ、NPB12球団ジュニアトーナメント3位に貢献。
大会では小学生ながら最速となる126キロをマークするなど抑えのエースとして活躍した。
中学では硬式野球の余市リトルシニアへ進み、3年時には鈴木の活躍などで春季全道準V、日本選手権道予選準V、北ガスカップ初優勝、2016FIGHTERS:U-15初優勝と大活躍した。
印象深いのは日本選手権道予選・準決勝で小林珠維投手(東海大札幌・3年)を擁する札幌新琴似を相手に1失点に抑えた力投で勝利へ導き日本選手権出場を掴んだ。
高校では1年秋からベンチ入り、しかし2年時に腰痛で一度ベンチ外となる苦しい経験もした。
現在、まったく痛みは感じなく全力投球ができるまでに回復。
最終学年で目指すは甲子園!
身長168センチ、体重68キロ。
右投げ、右打ち。
家族は両親と姉の4人
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