北斗BBC、初戦6-4で飾る!<ジャイアンツカップ道予選>

北斗BBC=6日、札幌麻生
◆第4回全日本中学野球選手権北海道地区大会(ジャイアンツカップ道予選)
▼1回戦・北斗ベースボールクラブ6-4札幌北リトルシニア=(6日、札幌麻生球場)
北斗・石岡の好投光る!
先発の石岡流音(3年・福島吉岡野球スポーツ少年団出身)が、札幌北打線に対し120キロ台後半のキレの良いストレートと緩いスローカーブトスライダーを織り交ぜ四回までノーヒットピッチングを披露。
五回、七回と味方野手陣の失策も重なり失点するもこの快投でジャイアンツカップ道予選の初戦勝利を呼び込んだ。
北斗は4-0と4点リードで迎えた五回、先頭の5番・中村颯希(3年・谷川野球スポーツ少年団出身)が内安と二盗と内ゴロで一死三塁の好機。
ここで7番・古館 快(3年・浜分ヤンキース出身)が、きっちりスクイズを決め5点差と突き放した。
結果これが決勝点となった。
3点差となった七回にはまた5番・中村が、ライトオーバー三塁打でチャンスメイクすると続く6番・柳原大輝(3年・鍛神ベースボールクラブ出身)が、ライト前タイムリーを放ち再び4点差と突き放した。
最終回に札幌北に粘られるも6-4で逃げ切った。
野田昌樹監督(48)は「石岡なりのピッチングをしてくれた。元々コントロールが良いのに加えて数か月前から球速も上がってきた。明日は胸を借りるつもりでやります」と静かな闘志を見せた。
同チームはきょう7日、強豪・札幌新琴似リトルシニアと決勝進出を懸け対戦する。
<注目選手>
〇石岡流音(いしおか りゅうと)
中学3年 投手
北斗ベースボールクラブのエースはガッチリとした体格から繰り出すストレートは130キロには満たないものの威力充分。
球種はストレートに加えスローカーブとスライダーを駆使し、緩急を上手く使い打者を翻弄した。
また制球力も良い石岡はこの日も「あまくならないようコースをついて投げることを意識した。でも後半、あまく入ったところ打たれた自己採点は80点」と額から汗を流しながらインタビューに答えてくれた。
今後の成長にも大いに期待が懸かる
野球は小学2年生の頃、4つ上の兄の影響で福島吉岡野球スポーツ少年団で始める。
右投げ、右打ち。
身長170センチ、体重70キロ。憧れのプロ野球選手は吉田輝星投手(北海道日本ハムファイターズ)。
家族は兄と姉の5人。

石岡投手(北斗BBC)
札幌北、終盤粘るも初戦飾れず
札幌北は先発・渡邊夏一投手(3年・星置レッドソックス出身)、粥川晏獅投手(3年・東ハリケーン出身)、古石昇路投手(3年・北光ジュニアファイターズ出身)、再び渡邊投手と継投するも三者凡退は三回のみ。
常に走者を背負う苦しい場面が続いた。
しかし5点を追う五回、一死二、三塁の好機で7番・高橋飛向(3年・篠路ライオンズ出身)が2点タイムリー二塁打で一気に息を吹き返すと七回には二死から6番・渡邊のレフトオーバー二塁打を足掛かりに内ゴロが敵失を誘い二走・渡邊が生還し1点。
さらに8番・赤水 恒太(3年・上手稲コンドル出身)に代わって代打の工藤修也(3年・西琴似パンダース出身)が、期待に応え内安で石井も生還し2点を挙げ意地見せるも中盤までの失点が響き4-6で涙した。

札幌北シニア=6日、札幌麻生