札幌大谷、2年連続2度目V 準V札幌新琴似

勝利の瞬間、雄たけびを挙げる濱野投手写真左柴田
◆2019年第4回北ガス杯全道大会
▼決勝・札幌大谷リトルシニア4-0札幌新琴似リトルシニア=(21日、札幌麻生球場)
北ガス杯・準決勝、決勝の3試合が21日、札幌麻生球場で行われ決勝で札幌大谷が4-0で札幌新琴似を退けチーム一丸で2年連続2度目の優勝を飾った。
しかしこの対戦カードは現チーム結成から対札幌新琴似を相手に5戦5敗と大きく負け越している。
昨年行われた秋季全道大会予選リーグ・決勝トーナメントの2戦、春季全道大会・決勝、日本選手権道予選・決勝、ジャイアンツカップ道予選・決勝と今回の北ガス杯・決勝の6戦目で遂に初勝利を挙げた。
有賀良太監督(34)は「何とか連勝中のチームを止めよう」と試合前、選手たちを鼓舞した。
東京で7月31日から行われる日本選手権大会に向け有賀監督は「今回で3度目。まだ初戦勝利を飾れてない。まずは1回戦突破を目指します」と悲願の初勝利に力を込めていた。
準決勝で敗れた空知滝川リトルシニアと北広島リトルシニアは3位となった。
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◆準決勝
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札幌大谷×空知滝川イニングスコアはコチラ
濱野の好投光る!
先発・濱野 櫂投手(3年・新川ウィーディス出身)が、強打の札幌新琴似を相手に一、二、五回と走者を置く苦しい場面もあったが、低めを丁寧に突くボールで得点を許さない粘りのピッチングが光った。
六回表に大量4点の援護を受け、六、七回は三者凡退に抑え七回2安打1四球の完封で勝利に貢献した。
「決勝は冷静に落ち着いて投げれた。この勢いで日本選手権でも一戦必勝で頑張ります」と試合後、笑顔を見せた。

濱野投手(札幌大谷)
0-0で迎えた六回、無死満塁から4番・鳴海健臣外野手(2年・石山アトムズ少年団出身)が、インコースよりの変化球を捉えライトオーバー3点タイムリー二塁打を放ち勝ち越した。
決勝打を放った鳴海選手は「犠牲フライでもいい思い気楽に打席に立てたのが良かった。打ったボールはインコース寄りのスライダー。今、良い調子なので全国でもこの勢いでいきたい」と全国へ力を込めた。

優勝の札幌大谷シニア
札幌新琴似33連勝で道内連勝止まる!
昨年夏から新チーム結成後、道内公式戦負け知らずの札幌新琴似は連勝記録を33連勝で止まった。
日本選手権を制し、ジャイアンツカップ道予選も制した札幌新琴似に油断は無かったが、札幌大谷の気合が勝った形に終わった。
同チームはこの負けをプラスに変え日本選手権(7月31日から明治神宮ほか)やジャイアンツカップ(8月12日から東京ドームほか)に挑む!
敗れた中で先発の田中佑弥投手(3年・札苗スターズ出身)に代わって六回途中から登板した井樫太希投手(3年・前田リトル出身)はストレートも速く、ボールも低めに決まっていた。
田中に加え井樫も調子を上げてきたのは全国に向け大きい。
加えて五十嵐良太朗投手(3年・新陽スターズ出身)、宮村航生(3年・月寒スターズ出身)らの活躍も期待したい。

好投を見せた井樫投手

準優勝の札幌新琴似

3位空知滝川

3位北広島