全道8強出揃う!

石川×えりも戦より
第48回全道少年軟式野球大会は大会3日目・29日、2回戦の残り6試合が札幌市つどーむで行われ全道8強が出揃った。
28日にすでに8強入りを決めていた深川ヤングスターズ、北光ファイターズに加え稚内ファイターズ、岩見沢南ビクトリー、北見ビクトリー、石川ノースフォックス、中標津ホルスタイン、屯田ベアーズと出揃った。
◎稚内ファイターズ(稚内)10-2潮見アトムズ(紋別)
稚内、逆転の五回コールドゲーム!
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強打の稚内打線が試合序盤、緩いボールを引っかけ凡打を繰り返していたが高目に浮き始めた四回に2点。
五回には打者11人で大量7点を奪い強力打線が本領発揮。
稚内ファイターズ・清水武博監督(44)は「全道で2つ勝ったのは初めてのこと。選手たちが良い緊張感で頑張れています」と充実した表情で振り返った。

全道8強入りを決めた稚内ファイターズ
◎岩見沢南ビクトリー(南空知)6-3札苗スターズ(札幌)
試合巧者の岩見沢南が8強入り!
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岩見沢南は3-2と1点リードで迎えた三回、一死二塁の好機で3番・八城寿希(5年)が、センターオーバーとなるタイムリー三塁打で加点。
さらに内ゴロの間、三走・八城が生還しこの回2点。
結果これが決勝点となった。
五回にも粘る札苗に対して加点した。
岩見沢南ビクトリー・坂下賢一監督(52)は「5年生ながら八城が投打で頑張ってくれた。明日の稚内さんは良いチームなので胸を借りつもりで挑みます」と意気込んだ。

全道8強入りを決めた岩見沢南ビクトリー
◎北見ビクトリー(北見)10-2稲田タイガース(十勝)
攻守でバランス力が高い北見が、ビクトリーロードへ!
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北見は2-2の同点で迎えた二回、打者9人で長短6安打を集中し一挙6点を挙げ主導権を握ると三回、五回と加点。
投げては先発小笠原優太投手(6年)が初回こそ二死から3連打で2点失うも二回以降、0を重ね追撃を許さなかった。
北見ビクトリー・杉本憲俊監督(72)は「今大会に向け振りこんできている。次も自分たちの戦いをするだけ」と笑顔で球場を後にした。

全道8強入りを決めた北見ビクトリー
◎石川ノースフォックス(函館)10-4えりも新栄野球スポーツ少年団
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石川は4-3と1点リード迎えた三回、二死から6番・平山 格(6年)が、四球を足掛かりに二盗、三盗で好機を広げると7番・三上泰介(6年)が、ライトオーバーとなるタイムリー三塁打で加点した。
結果これが決勝点となった。
五回に1点、六回に4点を奪った。
投げては三回から登板した長谷川結斗投手が、三回、四回、五回と三者凡退に抑える好投。
六回こそ1点献上するも勝利に導いた。
松本孝之監督(51)は「今日はエース長谷川に尽きる。三回以降の流れを断ち切ってくれた」とエースの活躍を称えた。

全道8強入りを決めた石川ノースフォックス
◎中標津ホルスタイン(中標津)17-1忠和サンダース(旭川)
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今大会ナンバー1の強力打線がウリの中標津が忠和サンダースを相手に圧倒した。
中標津は初回、一死から2番・武藤光晴(6年)が、レフトオーバー二塁打と三盗で好機作ると3番・田中大道(6年)が、スクイズで1点先制。
尚も5番・高橋駿斗(6年)のタイムリー加え二死二、三塁から7番・松浦大知の外野飛球が敵失を誘いこの回4点を挙げた。
中標津は五回まで毎回の得点を重ね17-1で大勝した。
中野康志監督(51)は「ここまで選手たちは調子を上げている。相手が強いですが自分たちの戦いをするだけ」と大勝にも次戦をしっかりと見据えていた。

全道8強入りを決めた中標津ホルスタイン
◎屯田ベアーズ(札幌)4-3余市黒川野球スポーツ少年団(後志)
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一進一退の攻防が続く注目の一戦は大会規定の六回に決着。
屯田は3-3の同点で迎えた六回、先頭の9番・山西悠翔(6年)が、内安と二盗で無死二塁の好機。
次打者倒れ2番・宇ヶ村澪王(6年)が、三塁線へ絶妙なバントがこれが内安となり一死一、三塁。
俄然(がぜん)サヨナラの機運が高まる中、3番・八重樫海人(6年)が、スクイズを決めサヨナラ勝ちを収めた。
小林 太監督(50)は「六回表の一死一、三塁の場面で一塁ランナーを二塁への盗塁を刺せたことが大きかった。余市黒川さん本当に良いチームでした。明日の中標津さんは強いですが自分たちの野球をやるだけ」と球場を後にした。

全道8強入りを決めた屯田ベアーズ