苫小牧選抜チーム、悲願の初優勝!札幌選抜準V<EZO BATTLE>
北海道学童軟式野球都市対抗戦~EZO CITY THE BATTLE2019~の決勝が8日、札幌市つどーむで行われた。
3位決定戦、決勝と徐々に観客も集まりだし、決勝が始まる頃には観客席が異例の超満員に膨れ上がった。
駐車場は駐車スペースが足りず路上駐車が出るほどの過熱ぶり。
試合は苫小牧選抜が7-0で札幌選抜を四回コールドゲームで下し、5度目の挑戦で悲願の初優勝を掴んだ。
同チームは2月に兵庫県淡路島で行われる第5回全日本選抜小学生野球選手権淡路島大会へ北海道代表として出場する。
最優秀選手賞に苫小牧選抜の矢吹太寛投手 (沼ノ端スポーツ少年団・6年)、敢闘賞に苫小牧選抜の林 拳士朗選手(美園スラッガーズ・6年)、加藤 大成選手(札幌ファイヤーズ・6年)が選ばれた。
※12月8日、行われた3位決定戦・決勝の動画は後日、ストライクYouTubeチャンネルで随時紹介致します。
◆決勝
札幌選抜
0000=0
0043=7
苫小牧選抜
(四回コールドゲーム)
(札)山田、高橋(4回)-平山、鈴木(4回)
(苫)矢吹-吉田
▽二塁打:加藤(札)、横谷、松尾(苫)
苫小牧選抜、押し出し死球が決勝点!
苫小牧選抜は0-0で迎えた三回、二死満塁のチャンスから6番・熊野瑠威 (拓勇ファイターズ)が、押し出し死球で1点先制。
尚も押し出し四球と8番・林がセンター前2点タイムリーで一挙4点を奪い主導権を握った。
四回には先頭の1番・横谷 塁(拓勇ファイターズ)が、敵失に乗じて二進。
続く2番・矢吹の内安で一気に生還し5点目。
さらに3番・松尾和則 (ときわ澄川ライオンズ)が、センターオーバー二塁打で無死二、三塁とすると4番・吉田徠杜 (日新スポーツ少年団)が、レフトオーバー2点タイムリーヒットを放ち7-0のサヨナラコールドゲームで勝利した。
投げては先発・矢吹投手が再三のピンチを迎えるも要所を抑え四回、4安打3四球の無得点の完封で強豪・札幌選抜に得点を与えず勝利に大きく貢献した。
石川 将一監督は「最後の最後まで勝敗よりも一試合でも多くこの子たちと野球がしたい。全国では昨年以上、全国制覇できるよう北海道代表として頑張って行きます」とチーム一丸で全国制覇を目指す。
札幌選抜、あと一本に涙
初回、一死三塁。
三回に二死二、三塁。
四回に無死満塁と度重なるチャンスを掴むもあと一本に涙した。
どこかで一本出ていると違う結果になっていても不思議ではない試合展開に悔しさが残る。
しかしここまで大会を大いに盛り上げてくれた2019札幌選抜チームに拍手を贈りたい。
渡辺 敦監督は「完敗です。苫小牧強かった、徹底力の差です。練習量の差です」と球場を後にした。
~決勝の足跡~
<1回>
表)先頭の1番・加藤がライトオーバー二塁打でチャンスを作ると2番・上田就也(丘珠オニオンズ)が、犠打で一死三塁。
ここで3番・田村颯丈郎(東札幌ジャイアンツ)の内ゴロで三走・加藤が、果敢にホーム狙うもタグアウト。
後続も倒れ無得点。
裏)先頭の1番・横谷が、レフト前と二盗で無死二塁のチャンス。
次打者三振のあと、3番・松尾和則 (ときわ澄川ライオンズ)が、犠打で二死三塁とするも後続が倒れ無得点。
<2回>
表)先頭の5番・中田壮謙(東16丁目フリッパーズ)からの攻撃も三者凡退で無得点。
裏)二死から7番・佐藤陸玖 (泉野イーグルス)が、四球を選ぶと8番・林が、センター前でつなぎ二死一、二塁とするも後続が倒れ無得点。
<3回>
表)先頭の8番・山田遼太(新琴似スラッガーズ)が、センター前で出塁するもけん制死でタグアウト。
9番・高坂大輔(東16丁目フリッパーズ)、1番・加藤が、連続四球で一死一、二塁。
続く2番・上田が犠打で二死二、三塁とするも後続が倒れ無得点。
裏)先頭の1番・横谷が、ライトオーバー二塁打でチャンスを作ると続く2番・矢吹が内安で無死一、二塁。
続く3番・松尾も内安で無死満塁。
ここで4番・吉田徠杜 (日新スポーツ少年団)が、スクイズを試みるも山田投手から平山太一捕手(星置ブラックタイガース)へボールが送られホースアウト。
次打者倒れ二死満塁から6番・熊野瑠威 (拓勇ファイターズ)が、押し出し死球で1点先制。
結果これが決勝点となった。
続く7番・佐藤が、押し出し四球で2点目。
ここで前の打席でセンター前を放っている8番・林がセンター前2点タイムリーを放ちこの回一挙4点を奪った。
<4回>
表)4点を追う札幌選抜は先頭の4番・平山が、レフト前で出塁すると5番・中田が四球で一、二塁。
さらに6番・鈴木賢有(大谷地ヤングタークス)が、センター前で無死満塁のチャンス。
ここで7番・相良羽碧(東ハリケーン)が、浅いレフト飛球となり一死。
続く後続も倒れ無得点。
裏)4-0と 4点リードで迎えた苫小牧選抜。
この回から札幌選抜は先発の山田投手から高橋瑛太投手に投手交代があった。
先頭の1番・横谷のあたりが捕手前のフライを捕手が後逸し、その間に二進。
2番・矢吹が内安の間、二走・横谷が生還し5点目。
続く3番・松尾がセンターオーバー二塁打で無死二、三塁のチャンス。
ここで4番・吉田のレフトオーバーのあたりが三走・矢吹に続き二走・松尾も生還し、7-0で四回サヨナラコールドゲームで勝利し初優勝を掴んだ。
協力:北海道チャンピオンシップ協会