スポーツ整形外科に聞け!

”大学最後”に賭ける”沖縄・名桜大の菅原君

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - ”大学最後”に賭ける”沖縄・名桜大の菅原君
Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip



「医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目)の外来患者専用施設、「羊ヶ丘病院付属リハビリクリニック(同区青葉町11丁目)に通院し、復帰に向けて頑張っている様子を紹介する連載企画「院内で見つけたアスリート」の登場者は沖縄県・名桜大(名護市、公立)の菅原啓一君(3年)。菅原君は札幌・厚別中、大麻高出身で活躍、大学は沖縄県に進学しエースとして頑張っているが昨年秋に野球肩(利き腕・右)を患いボールが投げられなくなった。羊ヶ丘病院には春休みの帰省を利用して治療を受けている。「回復は7割程度。もう少しの辛抱です」と、沖縄に帰ってからも気を抜かずリハビリに取り組む意欲を見せている。

帰省中もリハビリ治療を受けフォーム確認をする菅原君

沖縄・名桜大の菅原啓一君

▽菅原 啓一(名桜大3年=173センチ、73キロ、投手、外野手)恵庭・和光ジュニアライオンズ-札幌・厚別中軟式野球部-大麻高硬式野球部-名桜大硬式野球部

昨年秋、先発を任されていた菅原君の右肩に異変を感じた。ちょっと前から肩が少し痛い程度だったが、急に痛みが増してついには投げられなくなった。小学生の時にひじを痛めた程度でこれまで大きなけがはなかったので、「ボールが投げられない」現実に大きなショックが走った。診断の結果、投げ過ぎなどによる「野球肩」と分かり、少しは気分が楽になった。とはいえ、治療・リハビリをおろそかにすれば後々まで野球に影響するので、しっかりと治療に専念している。

野球は小学3年から始め、4年生から投手を続けている。その間、水泳も並行して行い6年生まで選手として貫いた。大麻高ではエースの座を勝ち取り先発で活躍、持ち味の力強いタマ(重い)を武器に甲子園を目指したが、あと1歩2歩のところで夢は叶わなかった。足はチームで1番早く、高校から外野手にも抜擢された。打順は常にクリーンナップの3番か5番を任されるほどチームでの信頼は厚かった。コツコツとまじめに努力することが菅原君の信条。家での自主練習もランニング、素振り、勉強と時間通りの日程を組んで毎日怠らず実施した。その手助けをしてくれたのが野球、ソフトボール選手を経験した両親の積極的な協力も大きかった。

菅原君の思い出の試合は高3の春の大会、石狩支部の3回戦でのこと。先発で登板、打順5番で出場、試合はもつれて3-3の延長戦に。11回、ツーアウト2塁の場面で菅原君の打順。「思い切り打とう」と打席に立ち、思いが通じて鮮やかなレフトオーバーのサヨナラ3塁打となった。野球人生で「一番うれしかった」と今でも忘れない。大学最後の野球生活、今季の最大目標は夏の選手権予選で沖縄を勝ち抜き、全国大会(明治神宮)に出場することだ。そのためにも1日も早く肩のけがを治して万全の体で「最後の挑戦」を成し遂げたいと意欲を燃やしている。

(記者の目・中山武雄)スポーツ健康学科に学ぶ菅原君。将来はトレーナー、教員、健康にかかわる指導者に就きたいとの思いで野球・勉強に頑張っています。その真摯さが取材中もどんどん伝わってきました。礼儀正しく、何事も一生懸命に取り組んでいる姿が浮かんできました。初心忘れず貫いてください。



豊富な人材・知識で迎える医療スタッフ医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目)2017年3月に外来患者専用のリハビリ施設「羊ヶ丘病院付属リハビリクリニック」近隣の同区青葉町11丁目に開業し急増する患者に対応するとともに、さらなる医療サービスの向上を目指している。施設内には野球規準に適合したリハビリ用のマウンドや最新のスポーツ鍛錬器具などを備え、患者の早期復帰をサポートしている。院長の岡村健司医師は肩関節鏡視下手術7000例を超える実績を誇り全国トップクラスの名医。当サイト・ストライクで連載した「野球肩って何?」(バックナンバー)は野球少年・少女、指導者や父母らの人気コーナーになった。また、リハビリを担当する理学療法士・作業療法士は90人を超えるスタッフが対応し、その大半が学生時代に野球、サッカー、バスケットボール、バレーボール、スキー、テニスなどのアスリート経験者で、患者の気持ちをよく理解し、あるときは良き相談者になり、患者の心の支えにもなっている。「野球肩って何?」(バックナンバー)

第1話「その原因」第2話「投球フォームから」

第3話「どうして起こる」

第4話「症例の中から」

第5話「症例の中から」

第6話「不安定肩」

【受付・診療時間(外来・リハビリテーション)】

♦受付(月~金) 午前の部:8:30~11:00 午後の部:11:00~16:00(土曜は午前のみ)=自動再来受付機は午前7:00~、完全予約制

♦診療(月~水、金) 午前の部:10:00~13:40 午後の部:15:40~19:30

♦休診日 日曜・祝日・年末年始

【予約・問い合わせ】

羊ケ丘病院付属リハビリクリニック ☎011-351-0881

取材協力:医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院


ストライク発行人 大川

関連記事

  • 関連記事がみつかりません

コメント

まだコメントはありません。

コメント入力

※コメントは管理者が認証してから反映されます。

札幌大谷中学校

おすすめ記事

ベースボール北海道STRIKE
このバナーをあなたのHPにご自由にお貼りください。リンク先は下記のアドレスに設定してください。
https://www.strike-web.com/
発行人の中学野球ブログ
ようこそ発行人のガーデニングブログへ
  • 札幌スタジアム
  • フェニックスフィールド
  • ファイターズアカデミー
  • 札幌軟式野球連盟
  • 全日本リトル野球協会 リトルシニア北海道連盟
  • 三愛自動車
  • 北海道高等学校野球連盟
  • JBF 日本中学生野球連盟
  • ボーイズリーグ 東日本ブロック北海道支部
  • 北海道女子軟式野球連盟
  • 北海道シャンピオンシップ少年野球協会
  • 北海道野球協議会
  • ポニーベースボール北海道連盟
  • 札幌市中学校野球協議会
  • 西宮の沢バッティングパーク ピッチャーガエシ
  • 白石区少年野球連盟
  • 北海道中学軟式野球連盟
  • ノースジャンボバッティングスタジアム
  • 大成会
  • 広告募集
伸びしろいっぱい!少年野球がんばれ!
有限会社北杜土質
代表取締役 鈴木幸洋
札幌市白石区菊水7条4丁目2-24
TEL:011-815-6008
一生懸命の野球少年、応援します!
株式会社たかはし
代表取締役 高橋武美
〒062-0052
札幌市豊平区月寒東2条11丁目6-6
電話:(011)858-5301
等身大の全力プレー!がんばれ少年野球
有限会社札幌土質試験
代表取締役 近藤政弘
札幌市白石区菊水7条4丁目1番27号
TEL:011-812-6871
中学硬式野球クラブチーム
【PR】ホームページリニューアル【札幌北シニア】
新入団員募集中!
ホームページリニューアル【札幌北シニア】

札幌北シニアは、みなさまに支えられながら、本年度創立50年を迎えることができました。

次の50年に向かい、これからも一歩ずつ歴史を刻んでいきます。

球団ホームページをリニューアルしました。新サイトはこちらです。
中学硬式野球クラブチーム
【PR】札幌栄リトルシニア
新入団員募集中!
札幌栄リトルシニアは、平成29年度よりリトルシニア北海道連盟に所属する硬式クラブチームです。

選手は東区,北区を中心として市内各区から集まり、火曜・木曜の平日練習と,土曜・日曜・祝日で練習および試合を行っています。

【チームスローガン】
「挨拶、返事、全力疾走、フルスィング」
【団員募集中】
土曜,日曜,祝日(9:00~17:00)
平日,火曜,木曜(18:00~21:00)
何時でも大歓迎です。また平日練習の見学・体験も可能です!
【練習場】
練習場(室内):札幌市東区丘珠680-118

【お問合せ先】
 札幌栄リトルシニア:事務局 野 口(携帯) 090-2057-5635
 (平日は18:00以降にお願いします)
中学軟式野球クラブチーム
【PR】新入団員募集!〈南空知BBC〉
新入団員募集!
中学軟式野球クラブチーム
南空知ベースボールクラブ

野球をもっと楽しみながら成長したい選手!南空知ベースボールクラブは、中学生を対象とした地域密着型の野球クラブチームです。初心者から経験者まで、全ての選手が成長し、輝ける環境を提供します。

◇私たちの特徴◇
1️⃣ 高校野球に繋がる指導体制
経験豊富な指導者が、基礎から高度な戦術まで丁寧に指導します。技術だけでなく、野球を通じた人間力の向上も目指します。

2️⃣ 最高のチーム環境
勝つ喜びも、悔しさも、仲間と共に分かち合えるチームワーク抜群の環境。選手同士がお互いを高め合える雰囲気が自慢です。

3️⃣ 充実した練習と試合経験
平日3回の練習に加え、休日は練習試合、合宿など、実践的な場を多数用意。公式戦にも積極的に参加しています。

4️⃣ 全力サポート体制
選手をサポートするプログラムが充実。進学や次のステージも安心して挑戦できる体制を整えています。

◇こんな選手を待っています!◇
✔ 野球が大好きな今春中学1年生

✔ 技術をさらに磨きたい経験者
✔ チームワークを大切にできる選手


◇監督から6年生へメッセージ◇
南空知ベースボールクラブは、単なる野球チームではありません。
野球を通じて成長し、仲間と絆を深め、夢を叶えるための最高のステージです!

現在、3年9名、2年13名、1年14名の計36名に来季の新人数名で約40名程度で活動しており新1年生はまだまだ募集中です。

所属選手は地元南空知地区以外からも遠くは砂川市、奈井江町、札幌市、江別市などからも通って来ております!
体験練習会や見学も随時受付中。ぜひ一度、南空知ベースボールクラブの熱い雰囲気を体感してください!
一緒に野球を楽しみながら、目標に向かって成長しましょう!


▼お問い合わせはこちら▼
メール yuji620jp@yahoo.co.jp
電話:080-5588-2954(担当:監督 山内)

体験見学会
2月16日 北村土里夢 9:00〜12:00

チーム説明会
2月16日 栗山町内施設
15:00〜16:00
グローブ
ボール