第39回 心に作用する栄養素

ハンバーグ
第39回 心に作用する栄養素
長期間の休校、外出自粛、加えて野球の練習も自粛…。お子さんのストレスはたまっていく一方の日々が続きますね。今回は、心に作用する栄養素のお話をします。
心に作用する栄養素はいくつかあります。
脳そのものの唯一の栄養素となるものはブドウ糖です。
つまり糖質=炭水化物です。ブドウ糖が不足すると気分の落ち込み、筋肉の減少につながります。
ブドウ糖は、米、パン、麺類、バナナなどに含まれています。
不安やおそれ、痛みを和らげる物質にアマンダナイトというものがあります。
これは、脳の神経細胞の膜を構成しているアラキドン酸という脂肪酸が体内でアマンダナイトに変わります。
アラキドン酸は、肉類に多く含まれます。
アラキドン酸は、レバー、豚肉、鶏肉、さば、いわしなどに含まれています。
集中力がない、キレやすくなる時は、鉄分が欠乏している可能性があります。
鉄分不足は脳に供給される酸素不足をももたらします。鉄分は、レバー、赤身の肉、ひじき、ごま、あさりなどに含まれています。
ブドウ糖やアラキドン酸や鉄分だけを摂取していれば良いというわけではなく、栄養素は相互に作用しあい体内でその役割を果たします。
バランスの良い食事を常に心がける…という意識は常に持っていてくださいね。
写真は、豚と牛の合いびき肉を使ったハンバーグです。
子供が好む身近なメニューに、実は、心に作用する栄養素はたっぷり含まれているのです。
(レシピは割愛させていただきます)
白米に、ハンバーグ、緑黄色野菜たっぷりのサラダ、お味噌汁という献立だけでも必要な栄養素はしっかり摂取できます。
また栄養素だけではなく、食事をする時間を大切にしたり、家族と楽しく食べることで心が満たされ、
ストレス軽減にもつながります。
まだまだ自粛生活が続きそうですが、ストレスをためずに充実した食事の時間をお過ごしくださいね。

老田よしえ
▽老田よし枝プロフィール
株式会社フェニックスサポート代表取締役。AFM北海道 主宰、アスリートフードマイスター1級。札幌メンタルビジョントレーニングセンター代表。
テレビ局でADとして勤務後、結婚。退職した後、夫婦で渡米。2001~2014年アメリカ・ニューヨーク州在住。現在、野球少年の2児の母として日々奮闘中。
趣味はスキー(SAJ公認スキー準指導員)。
★ブログ「ライスボ~ル アスリートフードマイスターの母による野球少年を大きく育てる方法。」http://www.athletefoodmeister-yoshie.com/
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