篠路ライオンズ、大勝で2回戦進出
◆第43回少年野球札幌選手権大会北区予選
▽1回戦 篠路ライオンズ17-0拓北スパイダース=(14日・安春公園)
1会場で1回戦4試合が行われ、第二試合は篠路ライオンズと拓北スパイダースが対戦。
篠路は初回、2四球と2番・三浦公太(6年)の内安で無死満塁のチャンス。
ここで<注目選手>4番・大本光輝(らいと・6年)が、レフトオーバーを放ち走者一掃となる3点タイムリー二塁打で先制。
さらに攻撃が続き打者20人で15点を奪った。
二回にも2点を加えダメを押した。
投げては先発の戸田紘生(5年)が、制球力良く打たせて取り二回1四球1安打の好投。
三回は先発マスクを被った中谷隼斗(6年)が、2番手投手としてマウンドに上がり3人を斬ってとり17-0の三回コールドゲームの大勝で2回戦進出を決めた。
先制打を放った大本は「ボールはど真ん中、打った瞬間抜けたのが分かった。次の試合も今日みたいにレフトオーバーを打ちたい」と次戦に向け意欲を見せた。
二回好投を見せた戸田投手は「今日のピッチングは70点。緊張は無く、結構ストライクは入ったが細かいボールが外れた。次はもっといいピッチングがしたい」と冷静に自己分析する頼もしい5年生。
大本兼嘉監督(33)は「今大会最低ベスト4、最高優勝を目指します」としっかりと優勝の2文字も口にした。
同チームは20日、白楊リトルファイターズとベスト8を懸け戦う。
◆1回戦
拓北スパイダース
000=0
⑮2x=17
篠路ライオンズ
(拓)土田-石原
(篠)戸田、中谷(3回)-中谷、大本(3回)
▽二塁打:大本、戸田(篠)
<発行人>
篠路は1番~9番までよくバランスの取れた選手が並び大技も小技も見せたゲーム。
<注目選手>主将の中谷隼斗(6年)は捕手、投手として抑えで登板。
よくチームをまとめ上げている。
大本監督「隼斗がいるといないとでは全然違う」と絶大な信頼。
また中谷投手が登板した三回、先頭打者にショート後方のあたりを打たれるもこれをレフト古谷 元(はる・6年)が、ダイビングキャッチで好捕。
「よくそこにいたなぁ」という拓北の追撃を阻止した勇気あるプレーがあった。
1試合しか見ていませんが攻守で動きが良い選手が多い篠路チーム。
北区関係者が「この篠路ライオンズとあいの里バイソンズ、屯田ベアーズの3チームが北区では頭一つ抜けている」というのがうなずける。
拓北は6年生4人、5年生4人、4年生4人、3年生1人のチーム構成。
この試合では大量失点を経験。
僭越ながら、下を向く必要はない。
活動再開からまだ日が浅く、これからの練習で少しずつ失策を減らせば防げる点は沢山ある。
伸びしろたっぷりの選手たち。
次の試合に向けて気持ちを切り替えて野球を楽しんでください!
次こそは咲かせてください勝利の華を!