神出設計旗、清田中央Fが初代王者

清田区大会で今季2回目の優勝を飾り初代チャンピオンになった清田中央フレンズ
清田中央フレンズが初代チャンピオンに!
第1回エコアハウス神出設計旗争奪少年野球大会の準決勝、決勝が8月29日清田区美しが丘西公園で行われ、清田中央フレンズが6-1で平岡カウボーイズを下し、今季の清田区大会で2回目の優勝を飾った。
3位はオール清田野球スポーツ少年団、里塚イーグルスが入賞。
清田中央フレンズの中田竣・主将(6年)が最優秀選手賞に選ばれた。
主催者の㈱ecoaハウスから豪華副賞が贈られ選手たちは大喜びだった。

勝利し引き揚げる清田中央ナイン。右先頭は女性でレギュラー・9番、内野手で活躍した田中瑠愛さん

打線が不発に終わり、準優勝になった平岡カウボーイズ
▽準決勝
里塚イーグルス
010000=1
20000x=2
清田中央フレンズ
(六回時間切れ)
オール清田野球スポーツ少年団
00100=1
2012x=5
平岡カウボーイズ
(五回時間切れ)

走者一掃の三塁打で勝利へ弾みをつけた清田中央フレンズの熊坂
▽決勝
清田中央フレンズ
40020=6
00100=1
平岡カウボーイズ
(五回時間切れ)
(清)佐藤、中田、佐々木-琳代
(平)竹村、小野、道仏-森
▽三塁打:熊坂(清)
▼個人賞 ●敢闘賞 松浦慎吾(オール清田)、鈴木来歩飛(里塚イーグルス)●優秀賞 熊坂俊人(清田中央フレンズ)、森一士(平岡カウボーイズ)●最優秀賞 中田竣(清田中央フレンズ)●最優秀監督賞 石橋健吾(清田中央フレンズ)●優秀監督賞 古谷俊晃(平岡カウボーイズ)

最優秀選手に選ばれた中田竣・主将
清田中央フレンズ、チームワークでつかんだ栄冠
チームワークばっちり、清田中央フレンズが強豪・平岡カウボーイズに圧勝して今季2回目の優勝(清田区大会)をもぎ取った。
打線は初回から爆発した。先頭打者の琳代(真)がセンター前にクリーンヒット、2番・藤原(朔)が死球出塁したあと2死になったが5番・佐々木が四球を選び満塁に。
続く6番・宍戸も四球で千金の押し出し先制点、さらに7番・熊坂がセンター越えの鮮やかな三塁打で走者一掃し一気に4得点、平岡カウボーイズに大きな先制パンチを放った。

両親の労もねぎらわれた中田主将のお父さん、お母さん
守っては先発・佐藤-中田とつなぎ、締めはエースナンバー1の佐々木(5年)がきっちり役目を果たし、強豪・平岡打線を1失点に抑え切った。
最優秀選手に選ばれたキャプテンの中田は「みんなでつなげよう-といつも言っていることが初回の4点につながりました。
常に声を出し合ってチームワークで戦ったのが良かったです」と話し、記念する第1回大会を制して喜び一杯の表情を見せていた。
若き監督は24歳、夏の甲子園出場者
陣頭指揮を執る石橋健吾監督は24歳。
2012年の夏の甲子園大会に南北海道大会を制した札幌第一高のメンバーとして初出場した。
試合には出なかったが唯一の1年生投手でベンチ入りし、憧れの甲子園の土を踏んだ。
「心が震えるくらい興奮しました」と当時の思いを話す。
清田中央フレンズの監督になったのは昨年だったが、残念ながら優勝は1度も果たせなかった。
いつも笑顔で選手たちに接し情熱みなぎる指導が一気に開花し、今季は2つの優勝につながった。
「選手たちは本当によくやってくれました」と称え、熱いまなざしで見つめていた。
北海学園大を卒業後、再び学生生活を続けている。
「教師の免許を取って本格的に教えたい。野球を通じて人を育てる役割を担えればうれしい」と、今は別の大学の通信制で勉強している。
選手たちの模範になる文武両道を自ら実践する熱い監督だ。

最優秀監督になった清田中央フレンズの石橋監督(左端)

神出設計事務所の神出良英社長が選手一人一人にメダル、副賞を手渡す
(記者の目・中山武雄)
点差は開いたが決勝戦にふさわしい中身が充実したプレーが展開され見ごたえがあった。
試合の流れを自分たちのものにした清田中央フレンズに勝利の女神がほほ笑んだが、その違いはほんのちょっとしたきっかけから始まる。
敗れた平岡カウボーイズの道佛聡太・主将が試合後に「流れを作れなかった。これも相手より実力がなかった証拠です」と悔しさを語っていたのが印象的だった。

三位表彰を受けるオール清田の代表

3位表彰を受ける里塚イーグルスの代表
主催者のecoaハウスが奇抜なアイディアで選手、父母らを喜ばせた。
野球を知り尽くしている同社ならではの思いやりが伝わり、さわやかな気持ちになった。
個人賞の敢闘賞、優秀賞は選手ばかりでなく、日頃子供たち世話など一切仕切っているお母さんも表彰し、最優秀賞は両親も表彰した。
そして決勝両チームの監督をも表彰、称えた。
いつも陰で苦労している功労者、こんな嬉しい温かいプレゼントはないでしょう。