今シーズン限りのYY砲に注目!

注目のYY砲(写真左から吉村、吉川)
学童野球界において現在、北海道内で向かうところ敵なしの東16丁目フリッパーズを投打でけん引するダブルYを紹介致します。
チームで2、3番・投手兼捕手を務める吉村 斗(6年)と4番を任される吉川慎之助(6年)の2人だ。
2人は去るFBC-U12でともに特大の柵越えホームランを放つなど<注目選手>。

ホームランを放ち元気にダイヤモンドを一周する吉川
一人目の吉川は初戦となる2回戦の旭ベースボールクラブ(網走)戦で2-0と2点リードで迎えた三回、二死二塁の場面の第2打席でライト柵越えとなる2ラン本塁打で突き放した。
とにかくランナーを返そうと打席に入った吉川は「打ったボールはインコースの真ん中」と試合後、満面の笑みを見せてくれた。
ホームランは今シーズン4本目。
投手の方では今シーズン13勝を挙げるなどチームの勝利に貢献。
FBC-U12・特別枠予選では全12打席中、11打席連続安打を放つなど絶好調で全道入りを果たしていた。
その内、本塁打2本、二塁打5本を記録するなど長打力を発揮した。
毎日、元高校球児の父・秀叙(ひでのぶ)さんとの自主トレで860グラムの竹バットを使用し、素振りとシャトル打ちを欠かせない努力家だ。
迎える全日本学童南大会、FBC-U12・決勝に向けて「絶対にチャンスを逃さずチームの力になるようなバッティングをしたい」と力強く意気込んだ。

試合後、笑顔でインタビューに答えてくれた吉川(東16丁目)
〇吉川慎之助(よしかわ しんのすけ)
東16丁目フリッパーズ(東区本町小学校・6年)
投手 兼 一塁手 兼 外野手
憧れのプロ野球選手は柳田 悠岐選手(福岡ソフトバンクホークス)。
「一球、一球、思いこめてフルスイングするところ」が憧れる。
野球は父・秀叙さん(45)の影響で小学2年生から東16丁目でスタート。
同チームでは5年生からレギュラーチームの4番を任されるまでに成長。
現在は2020札幌選抜メンバーの一人として3年ぶりの優勝を目指す。
また日本ハムジュニアの最終セレクションにも残るほどの逸材。
今後も楽しみな選手だ。
左投げ、左打ち
165センチ、58キロ
家族は両親と兄2人と姉1人の6人。

特大の柵越えホームランを放つ吉村(東16丁目)
二人目の吉村は準決勝の北檜山ラウドネス(檜山)戦で4-0と4点リードで迎えた五回、「塁に出ることだけを考えて打席に入った」と吉村。
最近、打撃不振に悩んでいた同選手は、とにかく結果が欲しかった打席で特大アーチが自身に向けたカンフル剤となったはずだ。
打った打球は札幌ドームのフェンス近くまで運ばれ、ツーバウンド目で当てるほどの飛距離。
2バウンド目もショートバウンドで当てる衝撃な飛距離だった。
吉村は父・真一郎さん(37)の仕事の関係で10月末より兵庫県への転居が決まっている。
残り少ない仲間との野球もあと僅かと迫っている。
最高の形で学童野球を終えることだけを心に決めて一戦、一戦噛みしめながら前を向く。
同選手は札幌選抜、日本ハムジュニアともに大会が転居後となっている為、エントリーさえできなかった。
あとは「侍ジャパンU12の選考には挑戦したい」と意欲を見せる。
コロナ渦の中、開催の有無はわからないがもし「開催ならば」と力が入る。
類まれな学童野球球児の挑戦を見守りたい!

ホームランボールを手に取り笑顔の吉村(東16丁目)
〇吉村 斗(よしむら とき)
東16丁目フリッパーズ(手稲区稲穂小学校・6年)
捕手 兼 投手 兼 内野手
野球は九州国際大硬式野球部で内野手として活躍した父・真一郎(37)さんの影響が大きく、父とのキャッチボールは、すでに幼稚園から始まっていた。
小学校に上がると1年生から手稲区の稲穂ホークスに入団するも2年生の冬から現在の東16丁目に移籍。
小学3年生からは父との自主トレも始まり週に4度のティーバッティングでは毎回200回。
他にも週に3度の筋力トレーニング(腕立て、腹筋、スクワット)と体幹トレーニングも欠かさず行った。
お陰で体の強さが、みるみる変わってきたという。
今シーズン、ホームランは公式戦8本はダテじゃない。
投手としては北檜山ラウドネス戦で見せた最速114キロが最高だ。
「次は120キロを出します」と気持ちの強さも見せた。
本職の捕手としては現在、発行人が北海道で知りえる捕手の中ではナンバー1。
北海道から離れ、寂しくなるが活躍を遠く北海道から見守りたい。
右投げ、左打ち
168センチ、51キロ
家族は両親と姉の4人
父・真一郎さんは九州六大学リーグに所属する九州国際大学硬式野球部に所属し、同期には川島慶三内野手(福岡ソフトバンクホークス)、2学年下には松山竜平選手(広島東洋カープ)がいる。
姉の陽葵(ひな)さんは現在、札幌栄シニアの2年。
転居後は神戸中央シニアに移籍する予定だ。
同チームの目標は全日本学童マクドナルドトーナメント全国制覇を掲げるもコロナ渦の中、全国大会が無くなった今シーズン、全道2大会(FBC-U12、マック南大会)完全制覇が今、大きな目標となっている。
協力:東16丁目フリッパーズ