岩見沢南、ワンチャン生かし4年ぶりV 準V滝少<三笠市教育長杯>

優勝の岩見沢南ビクトリー=(写真・チーム提供)
第15回三笠市教育長杯争奪少年野球大会の準決勝、決勝が7日、三笠ドームで行われ決勝で岩見沢南ビクトリー(岩見沢市)が滝川少年野球俱楽部(滝川市)を5-1で下し、4年ぶり5度目の優勝を飾った。
岩見沢南、五回ワンチャンス生かす!
岩見沢南は1点を追う五回、一死から8番・藤本竜之亮(5年)が敵失で出塁すると続く次打者が犠打で二進。
迎えた1番・松本旺士(5年)が、右中間へ同点タイムリー。
さらに二盗も決め二死二塁から2番・高橋昊佑(5年)が、右中間を破る逆転を呼ぶタイムリーヒットで畳みかけた。
結果これが決勝点となった。
さらに六回には効率よく3安打で3点を奪い滝川を突き放した。
投げては七回をなんと7人の投手陣をマウンドへ送り込み、それぞれが1イニングを担当し7人が見事ベンチの期待に応えるピッチングを披露した。
この頑張りには坂下賢一監督(54)は「冬場の取り組みで成長してくれた選手が頑張り、攻撃では1チャンスをものにしてくれた」と選手たちの頑張りを称えた。
同チームは今年から導入される「70球制限」に向け、冬季間はできるだけ多くの選手にピッチング練習を課し、投手もできる野手づくりに勤しんだ。
今回のピッチングは選手に大きな自信と今後に大きな意欲をもたらしたに違いない。
坂下監督は「目標のマクドナルド・トーナメント南北海道大会へ向けしっかり準備していきたい」と意欲を見せた。
同チームは3月末から雪が少ない日高や胆振管内の遠征を目指し、土の上での実践を重ねる予定だ。
同チームが所属する南空知支部は概ね5月中旬、開幕を迎える。
今度こそ掴んだみせる全国切符!
◆決勝
滝川少年野球俱楽部
0001000=1
000023x=5
岩見沢南ビクトリー
(滝)菊島、倉田-倉田、菊島
(岩)中井、幸嶋、赤坂、奥山、高橋、松本、横田-横田、高橋
▽二塁打:奥山(岩)
◆準決勝
東川大雪野球少年団
100000=1
10201x=4
滝川少年野球俱楽部
(六回時間切れ)
<三笠市教育長杯争奪少年野球大会>
今年は11月28日に開幕を迎え、会場はすべて三笠ドームで行う大会だ。
参加チームは空知管内を中心に15チームが出場。
それらは3ブロック5チームに分かれリーグ戦を行い、上位チームが決勝トーナメントへ進出できる。
この時期、空知管内でも雪でまったくグラウンドが使えない冬季間において一年を通してゲーム感を養えれるのは大変貴重な大会と言える。
この大会をすべて仕切るのは三笠スピリッツだ。
「運営はすべて三笠スピリッツの父母が下支えで行っている。各チームの選手・関係者が気持ちよく大会に臨めるのも彼らの支えがあってのこと、感謝しかありません」と岩見沢南ビクトリー・坂下賢一監督(54)。

表彰式より=(写真・チーム提供)
協力:グランド整備員、岩見沢南ビクトリー