50回記念大会で女子選手が初の選手宣誓!

全日本学童札幌支部・開会式=(5月、札幌麻生)
北海道最古の学童野球大会が開幕!
コロナ禍にあって開催が危ぶまれていた第50回全道少年軟式野球大会・札幌支部予選が、96チームの主将のみが参加し開会式が行われた。
開会式のフィナーレには第50回となる記念大会で史上初となる女子選手・米野さくらさん(6年・新川ファイヤーバード)が「コロナ禍の中、野球が出来ていることに感謝し、心こめて自分たちができる最高のプレーを全力で行います」としっかりと宣誓した。
同チームは第一試合でFREEDM(南区)と対戦し、12-1で勝利。
続く2回戦で緑丘ホーマーズ(中央区)と5月5日ブロック4強を懸け対戦する。
米野さんのおじさんは元プロ野球選手!
選手宣誓の大役を務めた米野さんの父・敦人さん(新川ファイヤーバード助監督)の弟・智人さん(40)は、元プロ野球選手で1999(平成11)年にドラフト3位で東京ヤクルトスワローズ入りその後、埼玉西武ライオンズ-北海道日本ハムファイターズなどで捕手として多岐に渡り活躍した。
米野さんは7番・センターで出場し、初戦突破に貢献した。
野球は父・敦人さんの影響で年長さんから新川ファイヤーバードで野球を始める。
右投げ、右打ち
家族は両親と2人の妹と5人。
同チームは北区春季大会・準決勝も勝利し、6月12日から始まるホクレン旗石狩支部予選出場を掴んだ。
今後も注目チームだ!

主将・米野さん(全日本学童札幌支部・開会式=5月、札幌麻生)
あの松坂を抑えてエースだった沢口さん
さらにこの日、完投した沢口唯人君(6年)の父・健士さん(41)も凄い!
学童時代の6年時には新川ファイヤーバードのエースとして1992(平成4)年に行われた第4回ホクレン旗全道大会で優勝。
さらに手稲東ファイターズ出身の智人さんと健士さんが中学硬式野球の札幌新琴似シニアで出会い、中学3年春に迎えた第1回日本リトルシニア全国選抜大会へバッテリーで出場し、準決勝で優勝した京都西シニアに敗れるも3位と健闘した。
尚、この大会の活躍が認められ健士さんは日本代表入りを果たす。
その日本代表入りには準優勝した江戸川南シニアのエースだったあの「松坂大輔」を抑えてエース格として世界を相手に戦っていた。
高校では米野智人さん共に北照へ進学。
高校2年秋に行われた北海道秋季大会では優勝。
翌年春に行われたセンバツ甲子園に出場し、2回戦で郡山に2-3で惜敗した。
ネット裏の沢口さんは「ケガ無く野球を続けてほしい」と息子の野球を後押ししていた。

マウンド上で躍動して魅せた沢口君=(5月、札幌麻生)
今年も大本命は東16丁目フリッパーズ
大本命はやはり東16丁目。
同チームは過去8度(※西暦09、12、13、15、16、17、19、20)の札幌支部の優勝を成し遂げている。
8度の南北海道予選大会出場し2012、13年以外の6度の南北海道制覇は流石としか言いようがない。
2017年に全国制覇を成し遂げ、翌年の18年は予選免除で全国出場。

東16丁目フリッパーズ・小保内主将=(5月、札幌麻生)