ポニー春季リーグ戦を観戦

春季リーグ戦・苫小牧中央VSホーネッツレディース
中学硬式野球のポニーリーグを9日、野幌運動公園で行っている2021春季リーグ戦を取材した。
同大会は現在、苫小牧中央ポニー、北斗ベースボールクラブ、北斗ポニーの3チームに加え札幌新陽高校女子硬式野球部、駒大苫小牧女子硬式野球部、ホーネッツレディースが参加。
この日行われた第一試合では札幌新陽と駒大苫小牧のライバル校の対戦。
試合は七回で決着つかず、九回まで延長するも無得点。
迎えた十回、無死満塁からのタイブレーク。
なんとボークによる押し出しで駒大苫小牧がサヨナラ勝ちで接戦を勝利した。
第二試合はホーネッツレディースが2点を追う三回、大量6点を奪うとその後も得点を重ね12-4の五回コールドゲームで苫小牧中央を下し勝利した。

春季リーグ戦・駒大苫小牧VS札幌新陽
▽第一試合
駒大苫小牧(3)4-4(2)札幌新陽
札幌新陽
1002001002=6
0400000003=7
駒大苫小牧
(十回タイブレーク)
(新)笹山-岩田
(駒)吹越、渡辺、鈴木-勝俣
▽三塁打:野呂(駒)
▽二塁打:岩田、千葉、小野(新)
北海道女子硬式野球では、札幌新陽、駒大苫小牧、ホーネッツレディース、札幌国際大の4チームによるスイートデコレーションカップが7月17、18、19日で行われえる予定。

ベンチ前の駒大苫小牧

ベンチ前に整列する札幌新陽
▽第二試合
ホーネッツレディース12-4苫小牧中央ポニー
苫小牧中央ポニー
02002=4
00615=12
ホーネッツレディース
(五回コールドゲーム)
(苫)藤樫、上井-三浦
(ホ)平井、松田-小島
▽三塁打:竹内(ホ)
▽二塁打:三浦(苫)、竹内(ホ)
苫小牧中央、7人で挑む!
苫小牧中央は現在団員7人と苦しい台所事情の中、選手一人が体調不良で一人早退。
この緊急事態にエース藤樫悠人(3年・厚真ファイターズ出身)の少年団時代の友人・西森悠翔君(3年・厚南中学校バトミントン部)が、助っ人で応援に駆けつけ7番・センターで攻守で活躍していた。
聞くところによるとこの日以外でも部活動が無い時は快く、助っ人としてチームを支えているという。
残りの2人は札幌新陽から2人借りて出場した。
選手は苫小牧市、千歳市、厚真町、穂別町などから集まる。
平日は苫小牧市営清水球場、とましんスタジアム、柏原球場を使用し17:00~19:00までの練習を行い、土日祝日は大会や練習となる。
選手内訳は3年生2人、2年生5人だ。
現在も選手大募集となっている。
丹羽 肇監督(54)は「少ない人数ですがアットホームな雰囲気が良い。チームワークを大事にやっていき、6月に行われる日本選手権大会を目指します」としっかりと前を向いていた。

藤樫投手(苫小牧中央)

苫小牧中央ポニーナイン

ホーネッツレディースナイン
<発行人>
苫小牧における中学クラブチーム新入団員事情は苫小牧シニアが4人、苫小牧西シニアが5人、苫小牧ボーイズが11人(春季大会プログラム参考)となっており、ボーイズ以外は今年度に限ってはどこも選手獲得には苦労が見られる。
苫小牧市内の学童野球人口も少子化と足並みをそろえるよう減少傾向が続く。
中学軟式野球では昨秋に行われた全日本少年春季・苫小牧支部予選で青翔中が優勝するなど軟式は盛んだ。
中学野球はあくまでも高校野球に向けた橋渡し、技術や体力、加えて精神面の成長が、なにより子供を預ける保護者としては希望であり願いである。
魅力あるチーム作りに人が集まり、時代に合わせた適応力が試される。
難しい局面であることは間違いないが、創意工夫で頑張ってもらいたい!

ベンチ前の苫小牧中央ナイン