厚別北中が優勝掴む!T・TBC準V

優勝旗を手にする厚別北ナイン
全日本少年軟式野球大会札幌支部予選(札幌軟式野球連盟/主催)は20日、東区の美香保B球場で準決勝・決勝を行い、決勝では厚別北中学校がT・TBCを3-1で下し優勝した。
同チームは同大会で2年前に3位、昨年準優勝、そして今回優勝と確実にステップアップする注目チームだ。
鈴木雄介監督(26)は「コロナによる部活動禁止期間や期末テストなどもあり思うような練習ができずコンディションを上げることは難しかったが、普段試合に出ていない加能綾人(3年・厚別アトムズ少年団出身)が代打で出場し、決勝タイムリーを放ってくれた。冬季間の頑張りが結果につながったと実感した」と苦労人の頑張りを称えた。
全道大会では「札幌支部代表として恥じないような戦いをしたい」と意気込んだ。
同チームはこの優勝で札幌支部代表を掴むが、このあと行われる中体連の札幌市内大会で勝ち上がり全道大会出場を掴んだ場合、7月16日から千歳市などで行われる全日本少年北海道大会を棄権し、準優勝のT・TBCが札幌支部代表として繰り上げ出場となる。

全日本少年札幌支部・決勝より
◆決 勝
厚別北中学校3-1T・TBC
厚別北中学校
0100002=3
0000010=1
T・TBC
(厚)髙橋響、藤野-岩原
(T)松永、石川、山口-北澤
▽二塁打:髙橋響(厚)、中野、川辺、土田(T)
厚別北、終盤ワンチャンス生かす!
1-1の同点で迎えた七回、先頭の高橋響(3年・厚別西キングパワーズ出身)が四球で出塁すると続く7番・岩原蒼太(3年・厚別アトムズ出身)が、ライト前を放つと一走・高橋響が一気に三進。
ここで8番・大口桔平(2年)に代わって代打・加能。
一走の岩原が二盗を決め二、三塁とチャンスを広げると加能はベンチからの期待に応えセンター前ヒット。
三走に加え二走も生還し、2点タイムリーとなった。
投げては高橋響、藤野夏暉(3年・厚別アトムズ出身)の継投で強打のT・TBCを1点にしのぎ勝利した。

優勝の厚別北中ナイン
T・TBC、決勝で涙
1-3と2点を追う七回、先頭の8番・士岡がライトオーバー二塁打でチャンスを作ると次打者倒れ1番・中野がレフト前で一死一、三塁と追い上げるも反撃はここまで後続が倒れ無得点で涙した。

準優勝のT・TBCナイン
~先発メンバー~
<厚別北中学校>
①徳永 センター(厚別アトムズ出身)
②坂井 ライト(厚別西キングパワーズ出身)
③藤野 ショート(厚別アトムズ出身)
④内藤 ファースト(厚別西キングパワーズ出身)
⑤岡崎 サード(厚別アトムズ出身)
⑥高橋 ピッチャー(厚別西キングパワーズ出身)
⑦岩原 キャッチャー(厚別アトムズ出身)
⑧大口 レフト(厚別アトムズ出身)
⑨海野 セカンド(厚別西キングパワーズ出身)
<T・TBC>
①中野 レフト(東雲ファイターズ出身)
②北澤 キャッチャー(石山アトムズ出身)
③森岡 ショート(屯田ベアーズ出身)
④長船 サード(石山アトムズ出身)
⑤高田 センター(雄武フライングタイガース出身)
⑥川辺 セカンド(真駒内ドリームズ出身)
⑦池西 ライト(簾舞ヤンキース出身)
⑧土田 ファースト(北野リトルメッツ出身)
⑨松永 ピッチャー(伏古ファイターズ出身)
継投:石川(緑苑台ファイターズジュニア出身)、山口(石山アトムズ出身)
協力:札幌軟式野球連盟