日高シニアがサヨナラ勝ちで有終飾る!<ゼット杯>

サヨナラ勝ちで歓喜しベンチから飛び出す日高ナイン
中学硬式野球のリトルシニア北海道連盟は29日、中学3年生最後の全道選手権兼ゼット旗杯全道大会の準決勝・決勝が行われ決勝では日高リトルシニアが八回延長の末、札幌真駒内リトルシニアを8-7で破り4年ぶり2度目の優勝を飾った。
日高は7-7の同点で迎えた延長八回、一死から2番・佐々木 宝(3年・)が、センターオーバーとなる三塁打で一気にサヨナラのチャンスを作ると続く3番・幌村魅影(3年・みゆきフェニックス出身)、4番・谷川凌駕(3年・JBC日高ブレイヴ出身)を連続申告敬遠で満塁とするも次打者三振で二死満塁とすると6番・矢野朝輝(2年・新冠野球少年団出身)の内ゴロが不規則バウンドとなりライト前へ転がり三走・佐々木が生還し、日高ナインは歓喜の輪を作り優勝を喜んだ。
この対戦カードは昨年の秋季大会・決勝と同一カードで日高は全道・決勝の舞台で再び負けなしの勝負強さを見せた。
札幌真駒内は勝てば18年ぶり2度目の優勝が懸かっていただけに試合後、選手たちは悔しさをにじませていた。
リトルシニアは同大会で中学3年生以下の大会は総て終了となるも準優勝の札幌真駒内は北海道日本ハムファイターズ主催大会・FBC U15(FIGHTERS BASEBALL CHAMPIONSHIP U-15)決勝を残している。
当初予定されていた9月11日の決勝(対旭川大雪ボーイズ)は緊急事態宣言発令で延期となっている。
同チームは開催を信じ初優勝を本気魂(マジコン)で挑む!
3位には函館東リトルシニア、苫小牧リトルシニアとなった。
◇決 勝(29日、札幌スタジアム)
日高8-7札幌真駒内
札幌真駒内
00400030=7
00430001=8
日高
(八回延長)
(真)阿部、太田(3回)、辻(4回)、大畑(7回)-吉田、高橋(7回)
(日)久保田、谷川(4回)-幌村、葛野(4回)
▽二塁打:佐藤(日)
◇準決勝(29日、札幌スタジアム)
日高10-4函館東
函館東
0010300=4
022150x=10
日高
(函)大槌、岩橋、石川-水野
(日)幌村-葛野
▽本塁打:谷川RH(日)
▽二塁打:大槌、岩橋(函)
札幌真駒内7-2苫小牧
札幌真駒内
3012001=7
0020000=2
苫小牧
(真)阿部、太田-吉田
(苫)佐藤力、三浦優、矢吹-日向
▽三塁打:田畑(真)、横谷(苫)
▽二塁打:阿部、髙橋、小野、工藤(真)、滝口(苫)
日高リトルシニア・浦川 聡監督は「真駒内さんはよく知っているチームなだけにやりたくない相手。三回に4点取られて、すぐに4点追いつけたことが大きい。ここで中学野球が最後の3年生には高校では気持ちが引いていれば越えれる壁も越えられない。勝負どころでもっと気持ちを出して、それぞれの越えられない壁を自分自身で乗り越えてほしい。札幌真駒内さん相手に最後気持よく勝たせていただきました」と笑顔で球場を後にした。

優勝旗を受け取る日高ナイン

優勝の金メダルを受け取る日高ナイン

優勝の日高リトルシニア
札幌真駒内リトルシニア・久保田八十夫監督は「昨年の秋季大会・決勝に敗れ、リベンジを目指すも残念ながら敗れはしたが3年生全員で挑み、決勝でまた日高と戦えたことは良かった。3年生にはどこに行っても本気魂(マジコン)でやってもらいたい」と熱くメッセージを送った。

準優勝メダルを受け取る札幌真駒内ナイン

準優勝の札幌真駒内リトルシニア
協力:一般財団法人 日本リトルシニア中学硬式野球協会北海道連盟