新投法で挑む国際情報高の大場君

今季から投球フォームを変えてシーズンを待つ大場君
「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1西6、北辰ビル2階)に通院する「院内で見つけたアスリート」の今月の登場者は札幌国際情報高の大場翔生君(かけい、2年)。
4月から3年生、「勝負のシーズン」になる年明けの1月末のピッチング練習中に腰に異常を感じ、歩くことができなくなった。
即、以前通院したことのある「たきうち整形外科スポーツクリニック」で診察を受け、腰椎分離症と分かった。
突然の”災難”に驚きもあったが「4月の開幕(シーズン)まで間に合う」との診断にホッと胸をなでおろす大場君。
今はリハビリに専念し、完全復帰を目指して開幕を待っている。

札幌国際情報高の大場翔生君
▽大場 翔生(札幌国際情報高2年、16=172センチ、73キロ、投手)札幌屯田・ウインズ-札幌大谷シニア(硬式野球)-札幌国際情報高硬式野球部
小学3年から野球をはじめ、これまで利き腕の左ひじなどの軽い損傷はあったが腰のけがで歩けなくなったのは初めての体験。
驚きと同時に「これからどうなるのだろう」といった不安が襲った。
診断の結果、幸い3か月程度のリハビリ治療で完治する見通しが立ち、まずは一安心して治療に専念することになった。
当面は平日の月曜日から金曜日の毎日を治療に通い、土日はチームに合流してストレッチなどで体をほぐし、体力アップを図る計画だ。
この春から3年生、「勝負の年」と張り切っていた矢先のけがとなり出はなをくじかれる形となったが大場君の心はくじけていない。
「先生(医師)から4月の開幕に間に合うように治療する」と言われ、何よりの励みになっている。
強豪チーム、札幌国際情報高の今年の大目標は甲子園出場。
投手の大場君にとっても逃すことのできない記念イヤーとなる。
その決意には並々ならぬものがある。
昨年秋までサイドスローで投げていたが今年からスリークオーターに変えたのだ。
「高1の夏からサイドスローで投げていたがなんかしっくりせず、思い切って変えました」。
体重移動によるスピードアップやコントロールの安定を図るための大きな決断だった。
「リハビリの先生からフォーム改善のアドバイスを受け、自分でも納得しています」と話す。
ストレートを武器に打たせて取るピッチングを心がける大場君。
1日も早いけがからの復帰を願い、自ら決断した新しい投球フォームで甲子園に挑む。
「チームから必要とされる選手になりたい」とリハビリ治療に一生懸命に取り組む毎日だ。
(記者の目・中山武雄)
大場君は4年前の中学2年の時に取材したことのある選手。
当然のことながら体も心も大きく成長しており、うれしくなりました。
若い芽の限りない可能性が伝わってきて頼もしく感じました。
今が一番大事な時期、けがにめげず頑張っていただきたい。
札幌都心部で評判の「たきうち整形外科スポーツクリニック」
「たきうち整形外科スポーツクリニック」は札幌都心部(札幌市中央区南1西6、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして全道的に名が知られている評判の整形外科病院。
瀧内院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師などを務める、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。
また、リハビリ担当の理学療法士らも豊富な知識と経験を持ち、迅速かつ確実な治療で患者の日常生活への早期復帰をサポートしている。
当サイト・ストライクで連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年・少女ら選手・監督やコーチにも人気となった。
【ドクターのフォームチェック】(バックナンバー)
第1回「金子&高田投手」小樽シニア、岩見沢シニア所属当時
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属当時
第3回「立野投手」真栄ボーイズ所属当時
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属当時
第5回「関根匡希」東ハリケーン所属当時
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属当時
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属当時
第8回「渡辺佑汰」札幌中央ビクトリー所属当時
♦問い合わせ♦
「たきうち整形外科スポーツクリニック」への問い合わせはメール、info@takispo.jp、☎011-241-8405へ。携帯電話から受付対応する「シマフクロウ・コール」が便利。
☆受付・診療時間☆
昼の部=午前11時30分~午後3時(水曜日除く)
夜の部=午後4時30分~午後8時(水曜日は夜のみ診療)
休診日=日曜・祝日、第2、4、5土曜日
取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック