札苗北中 怒涛の先制攻撃で全国掴む!<中体連>
2022年度札幌市中学校体育連盟軟式野球選手権大会 決勝大会
日程:7月9、10、16日
会場:札幌円山、札幌麻生球場
※試合経過、監督談話札幌市中学校体育連盟提供
札苗北中 怒涛の先制攻撃!投打光る完封勝利!!
柏丘中 全員野球で粘り見せるも力及ばず
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札苗北中学校
◆決 勝(16日)
札苗北中学校12-0柏丘中学校
札苗北
32214=12
00000=0
柏丘
(五回コールドゲーム)
(札)齋藤、中村-若松
(柏)島、奈良-渡邉
▽本塁打:合田(札)
▽二塁打:合田2、若松2(札)
~札苗北VS柏丘~
初回札苗北中の攻撃。
相良さんの左前安打を皮切りに合田さんが左中二安打で先制点。
続く若松さんの左中越え二安打と佐藤さんの投ゴロで2点追加。
さらに2回中山さんの右前安打、続く合田さんが左中越えランニングホームランで2点追加した。
札苗北の猛攻は続き、3回米田さんの左前安打で2点追加、4回代打野﨑さんの左前適時打で1点追加、さらに5回にも4点を追加した。
一方、柏丘中は全員野球で粘り見せるも札苗北中投手の齋藤さんと中村凱哉さんを攻略できず。
札苗北中は序盤で流れをつかみ、投打がかみ合い優勝を掴んだ。
<札苗北中学校・監督談話>
柏丘中学校という素晴らしいチームと闘えることができて嬉しかったし、対戦相手と一生懸命に野球ができて良かった。
序盤に打線がつながり、流れを掴むことができたので勝利につながったと思います。
チームの課題が少しずつ見えてきたので一日一日を大切にして、克服してチーム力を上げていけるように頑張っていきたいです。
<柏丘中学校・監督談話>
何とか接戦に持ち込みたいと思っていましたが、イメージした通りの試合にはできませんでした。
札苗北中学校は攻撃力も守備力も高いクオリティのチームなので、全国大会でもぜひ勝ち進んでほしいと思います。
全道大会に向けてまた一から準備して、敗れてしまった学校の分まで堂々と戦い抜きたいと思います。
◆3位決定戦(16日)
琴似中学校(3)3-3(0)向陵中学校
琴似
002001003=6
000201000=3
向陵
(九回特別ルール)
(琴)坂田-早坂
(向)斎藤、土井、廣岡-山本
▽三塁打:早坂(琴)
▽二塁打:早坂(琴)
~琴似VS向陵~
先制したのは3回の琴似。
無死から早坂さんが左越え三安打、続く仲条さんが左犠飛で1点を先制する。
その後も琴似の好走塁から1点を追加。
向陵は4回斎藤さんと岡田さんの中前安打で無死1・2塁。
その後、山本さんの右前安打と林さんの右前安打で2点を返し追いつく。
6回琴似は二死から早坂さんが左越え二安打。
その後、バッテリーミスで1点を勝ち越す。
6回の向陵は林さんが右中適時打で1点を返して同点に。
7回の琴似は上野さんの四球、高橋さんの三犠打、続く進塁打でチャンスを作るも向陵の好守備で無得点。
タイブレーク方式へ。タイブレーク1回も両校無得点。
2回表琴似の髙橋さんが左前適時打で1点。
さらに2点を追加。その裏、向陵は無得点。
2時間の熱戦は琴似中が制した。
<琴似中学校・監督談話>
苦しい試合展開だったが、選手がよく頑張って勝てて良かった。
向陵中は打力がとても強くて外野にボールを飛ばされてしまった。
投手の完成度も高くて攻略するのが難しかった。
<向陵中学校・監督談話>
ここまで試合ができて本当にありがたいと思っています。
琴似中学校は打力のある選手が多くて、プレッシャーかかる場面が多く、ボール先行になってしまったことが敗因かなと思います。
中体連でたくさんの試合を見せてくれて、2年半ここまで頑張ってくれた選手にありがとうとお疲れ様と伝えたいと思います。
◆準決勝
柏丘中学校13-3向陵中学校
柏丘
15052=13
30000=3
向陵
(五回コールドゲーム)
(柏)島、奈良-渡邉
(向)斎藤、廣岡、土井-山本
▽本塁打:島(柏)
▽三塁打:吉岡(柏) 廣岡(向)
▽二塁打:穴澤、吉岡(柏)
~柏丘VS向陵~
初回、柏丘中2死から3番奈良さんのレフト前ヒットのあと、盗塁を絡め3塁まで進みワイルドピッチで先制点をとる。
向陵中は、四球でチャンスを広げ4番廣岡さんの3塁打で2点をとり逆転する。
さらに四球で1、3塁の場面で6番濱頭さんのセンター前ヒットで1点を追加する。
両チームとも、2回柏丘中は連続四球を選び、さらにワイルドピッチで2、3塁とする。
8番吉岡さんが見事レフト前にヒットを打ち、2者生還し同点に追いつく。
守備の乱れを突き再逆転する。
4回柏丘中、連打で作ったチャンスからそつなく得点を重ね8点差とする。
柏丘中は5回も攻撃の手を緩めず、島さんの2点本塁打でリードを広げる。
5回裏向陵中は2死から林さんがヒットで出塁するが、得点することができなかった。柏丘中が見事決勝進出を果たした。
<柏丘中学校・監督談話>
点を取り合う様な試合展開を予想していた。
思った以上に、選手たちが相手を恐れず、勇敢に頑張ってくれた。
向陵中の投手、打線も好調だとは知っていたので、ある程度の失点はしょうがないと思っていたが、思った以上に得点をとることができた。
決勝は負けたチームの思いを背負いながら柏丘らしく戦いたい。
<向陵中学校・監督談話>
23年ぶりの全市大会出場だった。
終始、プレッシャーが抜けきれず、自分たちのプレーをすることができなかった。
西地区を代表して出場したが、向陵中の野球をすることができなかったことが非常に残念。
日々の生活、積み重ねが改めて大事だと気が付かせてくれる試合だった。
選手たちのこれからの活躍に期待したい。
札苗北中学校7-1琴似中学校
札苗北
0020014=7
0100000=1
琴似
(札)
(琴)
▽二塁打:
~札苗北VS琴似~
琴似中札苗北中、両好投手の投げ合いだった。
2回琴似中4番上野(結)さんの安打のあと犠打が敵失を誘い1点を先取した。
しかし、無死2、3塁のチャンスに後続が絶たれ追加点を奪えなかった。
札苗北中は、4回2死から佐藤さんが安打で出塁すると、齋藤さんの右中間を破る2塁打で同点となり、続く代打米田さんがヒットを見事にうち逆転した。
6回に1点を追加し、さらに7回1死から中山さんからの3者連続2塁打。
ここで琴似中は投手交代したが、勢いがついた札苗北中打線を止められず一挙4点をとった。
一方琴似中は、札苗北中齋藤さんの切
れ味あるカーブにタイミングを外され3回以降無安打に抑えられた。
7回上野(結)さんが2塁打を打ち反撃を試みるものの後続が打ち取られ試合終了となった。
終盤打線が爆発した札苗北中が決勝戦に駒を進めた。
<札苗北中学校・監督談話>
前回の試合と同様、試合の入りが定まり攻撃面で迷いがありながらの試合展開となった。
終盤にかけてはバッティングや持ち味である思い切った面が出て良かった。
相手は長打のある良いチームであったため打撃に警戒してきた。
自分たちの野球を貫いて、自分たちを信じて、仲間を信じて、あと1勝に向けて頑張っていきたい。
<琴似中学校・監督談話>
先制点をとるところまでは良かったが、流れをつかみきれず、押され気味だったので苦しい試合展開になってしまった。
札苗北中学校は走攻守にわたって高いレベルで力が及ばなかった。
決勝、頑張ってほしい。琴似中学校の選手たちは全市ベスト4という結果に胸張ってほしいと思う。
◆1回戦
向陵中学校8-6澄川中学校
向陵
3102200=8
3000111=6
澄川
(向)斎藤、土井、廣岡-山本
(澄)田畑、加藤、田畑-高橋
▽二塁打:田畑(澄)
~向陵VS澄川~
初回向陵打線がつながる。
先頭林さんの安打をきっかけに後続も出塁し無死満塁をつくる。
このチャンスに5番服部さんがセンターに抜ける鮮やかなヒット。
エラーも絡み走者一掃で3点を先制する。
その裏澄川中学校も反撃を見せる。
2つの四死球でランナーを溜めると、風間さんのスクイズで1点を返す。
良い攻撃のリズムができると、続く田畑さんから2点タイムリーヒットが飛び出し、試合を振り出しに戻した。
2回向陵中学校は澄川中学校2番手の加藤さんを攻め、押し出しで1点をとり、再度勝ち越しに成功。
澄川中学校も2死満塁のピンチを最少失点でしのぐ。
その後は効果的に追加点を重ねた向陵中学校が澄川中学校を引き離し、8-6で勝利した。
澄川中学校は後半に追い上げを見せるものの、あと一歩及ばなかった。
<向陵中学校・監督談話>
決勝大会初戦オープニングゲームということでバッテリーを中心に硬さがみられて苦しい展開が続いたのは反省点かと思いますが、まずは勝ててほっとしています。
澄川中学校はいろいろな作戦で攻めてきたので、それに対応できるように選手が頑張りました。
色々な課題が残ったのでしっかり修正して次に備えたいと思います。
<澄川中学校・監督談話>
いつも通りのバッティングが出せたので、澄川らしい野球はできたのではないかなと思います。
向陵中学校は思った以上に動きがよく、とても破壊力があるチームで落ち着く間を与えてもらえなかったという印象です。
実力以上の結果が出せたと思うので、選手たちをほめてあげたいと思います。
柏丘中学校7-3屯田北中学校
柏丘
0200122=7
0010101=3
屯田北
(柏)島、奈良、島、奈良、島、奈良-渡邉
(屯)竹村、石守-溝口
▽三塁打:穴澤、島(柏)
▽二塁打:穴澤2、川村(柏)、 石守(屯)
~柏丘VS屯田北~
2回表柏丘中学校は島さん、川村さんの連打で無死二、三塁とすると、7番村田さんの強くたたきつけた高いバウンドの打球が相手選手のエラーを誘い、2点を先制する。
対する屯田北中学校は3回四球のランナーを2塁に進めると、4番佐藤さんのレフト前ヒットで1点を返した。
その後両チーム1点ずつ取り合い、一進一退の攻防が続いた。
柏丘中学校は6回、またも島さん、川村さんの連打からチャンスを作り村田さんの走者一掃のタイムリーヒットでリードを広げる。
屯田北中学校は安打を重ねチャンスを作るも、柏丘中学校の2投手による継投を前にあと一本が出なかった。
柏丘中学校はこの日3安打2長打と大暴れの2番穴澤さんを中心にヒットを重ね、守備、走塁を卒なくこなし7-3で勝利。
2回戦へとコマを進めた。
<柏丘中学校・監督談話>
3年生の強い気持ちのおかげで勝てた試合だと思います。
札幌の手本となる屯田北中学校が相手なので、自分たちがミスで崩れないことと、走塁で乱されないように気を付けました。
これからは勝ち負けよりも3年生と1日でも長く野球ができる喜びを感じるとともに、負けたチームの分まで精いっぱい頑張りたいと思います。
<屯田北中学校・監督談話>
気持ちに余裕が持てず硬くなってしまい、本来のうちの良さである守備でミスが出たのが厳しかったです。
柏丘中学校は、粘り強い攻撃をしてきたので、本当に素晴らしいチームでした。
北地区のチームの思いも背負って上に行きたい気持ちはありました。
本当にチームのみんなはよく頑張りました。ありがとうございます。
札苗北中学校(4)0-0(0)藻岩中学校
札苗北
00000004=4
00000000=0
藻岩
(八回特別ルール)
(札)齋藤、中村-若松
(藻)藤田、佐藤-鈴木
~札苗北VS藻岩~
好投手の投げ合いでゲームが始まった。
札苗北中学校斎藤さんは3回まで安打を許さない完璧な立ち上がりを見せる。
藻岩中学校の藤田さんも変化球を巧みに操り要所を締め、お互いに譲らない。
6回の裏藻岩中学校は1番富田さんのヒットを皮切りに二死満塁をつくる。
このピンチを5回からマウンドに上がった中村さんが三振でしのぎ切った。
その裏は札苗北中学校がチャンスをつかむ。
四球で二死満塁をとなるが、このピンチも左飛に抑え、両者一歩も譲らない展開が続く。
7回まで両チーム無得点でタイブレークに突入。
8回の表代打の米田さんの死球でスコアボードに待望の「1」が刻まれる。続く白鳥さんにもヒットが飛び出し、この回4点をもぎ取る。
その裏藻岩中学校の攻撃はランナーをためるも一本が出ず無得点に終わり、熱戦に終止符が打たれた。
<札苗北中学校・監督談話>
最初からうまくいくとは思ってはいませんでしたが、ここまで厳しい展開になり苦しめられました。
相手チームはピッチャーを中心にしっかり守って心が折れそうな場面も乗り越えられるような練習を積んできた素晴らしいチームが相手で光栄でした。
また、チーム全員で一球に反応して一生懸命野球をやりたいと思います。
<藻岩中学校・監督談話>
選手がとても頑張ってくれた試合でした。
ミスが出ても全員で守って行こうという意識で試合に臨めた。
安打は少なかったが、藻岩中らしい攻撃ができたと思う。
点がなかなかとれないとても守りの堅いチームが相手だったと思う。
今年から監督になり、短い期間であったが、とても良い経験ができ、選手のみんなには感謝したい。
琴似中学校8-3北都中学校
琴似
0500030=8
1000101=3
北都
(琴)坂田-早坂
(北)石丸、古舘-久保
▽三塁打:中島(琴)
▽二塁打:久保(北)
~琴似VS北都~
1回の裏1番石丸さん、3番西谷さんの安打でチャンスを作ると、4番久保さんの二塁打で鮮やかに先制点をもぎ取る。
対する琴似中学校は、2回の表森島さんのスクイズで一点を返すと、四球、安打で畳みかけ、3番中島さんが痛烈な二塁打を放ち、この回一挙に5点を奪い逆転する。
その後両投手の好投によりスコアボードに0が並ぶ。
5回裏には4番久保さんの左飛の間に3塁ランナー坂下選手の好走塁で犠牲フライとし、1点を返した。
しかし、6回再び琴似打線が牙をむく。
クリーンナップの連打でチャンスを作り、6番松友さん、7番紺野さんの連続タイムリーで3点を追加した。
琴似中坂田さんは、要所を締めて7回を球で投。チームを勝利に導く好投だった。
北都中学校は相手を上回る9安打と打撃で見せ場を作るが、チャンスをものにできなかった。
<琴似中学校・監督談話>
先制されてしまったが、選手たちがよく粘ってくれていた。
送りバントやスクイズをしっかり決めることができたことが、勝ちにつながったと思います。
北都中学校は初球から力強いスイングで振ってくるチームだったので怖さがありました。
明日からも全力疾走や全力の声出しなど自分たちの野球を徹底していこうと思います。
<北都中学校・監督談話>
先制はできたが、自分たちのミスで失点を重ねてしまったので、厳しい試合展開になってしまった。
琴似中学校は守備がしっかりしているのに加え、攻撃面でもしっかりバットを振ってくるので、見習わなければならないなと感じました。
ここまでよく頑張ってくれた3年生は次のステージで頑張ってほしいと思います。