札苗スターズよもやの抽選で2年連続3度目V 準V東グレキン

川口投手(札苗スターズ)=(写真・チーム提供)
学童野球における道内最古の全道大会「全道少年軟式野球大会」。
夏の全道大会を目指した札幌支部の戦いは5月5日~7月17日、札幌市内79チームが参加して行われ、ともに準決勝を勝ち上がった札苗スターズと東グレートキングスとの東区同士の対戦となったが、決勝の1回終了後、雨足が強くなりゲーム序盤にして降雨コールドゲーム。
大会規定によって抽選が行われ、札苗スターズが5-4で東グレートキングスを下し、二年連続3度目の優勝に輝いた。
決勝を戦った両チームは29日から札幌市で行われる第51回全道少年軟式野球大会へ出場する。
札苗スターズは札幌支部代表として、東グレートキングスは開催地枠として初の全道制覇を目指す!
3位にあいの里バイソンズ、藤野ブレイブス。
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決勝、よもやの抽選で決着!
札幌市東区にある美香保C球場で17日、準決勝と決勝が行われ札苗スターズ(東区)と東グレートキングス(東区)との対戦。
決勝が行われるも開始早々の一回表裏終了後、雨足が強くなり一ゲーム序盤にして降雨コールドゲームとなった。
大会規定により決勝戦は抽選で決着。
抽選方法は、各チーム9人が投手から順に交互に紙を引いて、〇が書かれている紙を沢山引いた方が勝ちとなる。
結果、札苗が5-4で勝利した。
◆決 勝(17日、美香保C球場)
東グレートキングス
2
0
札苗スターズ
(東)吉岡-合田
(札)中村-其田
(降雨コールドゲーム)
◆準決勝
札苗スターズ5-0あいの里バイソンズ
札苗スターズ
005000=5
000000=0
あいの里バイソンズ
(札)川口-其田
(あ)新田-鵜飼
▽三塁打:其田、阿部、晒谷(札)
▽二塁打:阿部(あ)
東グレートキングス8-1藤野ブレイブス
藤野ブレイブス
1000=1
1106=8
東グレートキングス
(四回コールドゲーム)
(藤)小島-池田
(東)大川原-合田
▽三塁打:竜川(藤)、合田2(東)
▽二塁打:加藤、大川原(東)
<準決勝>
川口、圧巻の投球で全道導く!
札苗スターズ・先発の川口尚人(6年)が、キレの良いストレートを武器に六回、1安打無四球の内容で三塁を踏ませない圧巻の投球で二年連続となる全道大会出場を導いた。
川口は「バッターに対して、いつもよりストライク先行で投げれたことが良かった。全道では去年、2回戦で負けてしまったので今年は優勝目指して皆んなで頑張ります」と意気込んだ。
三回集中で一挙5点
0-0で迎えた三回、一死から8番・晒谷朋樹(5年)が、ライトオーバーとなる三塁打でチャンスを作ると続く9番・野崎晴匠(6年)のセンター前で1点先制。
結果、これが決勝点となった。
さらに3番・中村優希愛(6年)、4番・其田陽輝(6年)、5番・阿部唯人(6年)らの三連打でこの回一挙5点を奪った。
髙橋大二監督(54)は「今年のチームは代表を獲れるまでの実力はないと思っていたが、徐々に良くなったチームワークと父母、コーチ陣の後押しで代表が取れた。全道は、札幌の代表として、一戦必勝を合言葉に楽しみたい」と力を込めた。
同チームは全道少年軟式野球大会へ過去5度出場し、2010(平成22)年開催の第39回大会で初出場3位が最高だ。
5度目の挑戦で今年こそ初優勝を飾ってみせる!

川口投手(札苗スターズ)=(写真・チーム提供)

2年連続優勝の札苗スターズ=(写真・チーム提供)
東グレートキングス強打で圧倒
準決勝で東グレートキングスは8-1で藤野ブレイブスを四回コールドゲームで下し、初の決勝進出を果たした。
1-1で迎えた二回、先頭の8番・加藤蒼士(5年)が、左中間を破る二塁打でチャンスを作ると次打者犠打で三進。
ここで1番・合田 翔(6年)が、勝負強くセンターオーバーとなるタイムリー三塁打で1点を勝ち越した。
結果、これが決勝点となった。
四回には打者9人で3安打4四球6得点を挙げ8-1で勝利した。
他を寄せつけない強さで初の決勝進出。
全道大会への切符を危なげない戦いで手に入れた東グレートナイン。
渡辺久士監督(59)は「不戦敗になったチームの為にも、全力で1つでも多く戦えるよう頑張ります」と特別な思いをにじませ意気込んだ。
チームの特徴は、投手を含めた守りと、攻撃のバランスのいいチームだと言う。
初出場初優勝も夢ではないチーム力。
開催地枠から一気に頂点を目指す!

準決勝の東グレートキングス×藤野ブレイブス戦より=(写真・チーム提供)

全道少年への代表権を掴んだ東グレートキングス=(写真・チーム提供)
協力:札幌軟式野球連盟