2022札幌選抜セレクションを取材。

札幌選抜セレクション=(9月3日、藻南公園)
10月29日に苫小牧市で開幕を迎える「2022EZO BATTLE~北海道学童野球都市対抗戦」を目指す札幌選抜チームの選考(セレクション)の一部が3日、札幌市南区の藻南公園で行われた。
この日集まった小学6年生45人それぞれがアピールして見せた。
キャッチボール、30M走、カラーボールを使った打撃、三角形球回しによる守備を行った後、全体で希望ポジション以外でのシートノックも行った。
また投手はアウトコースへの全力投球、中速球での精度。
一塁牽制などマウンドさばきも確認。
捕手はキャッチングに加え二塁送球で、捕球から送球への速さや強さも試された。
※同選抜セレクションは他日程でも行われています。
近日、一次合格者をベースボール北海道ストライクで紹介。
後日行われる二次セレクションを経て2022札幌選抜メンバーが決まる!
<発行人大川祐市>
3日限定となりますが、突出して見えた選手を発行人目線で勝手に書かせていただきます。
投手陣では坂本聖七(新川ファイヤーバード)のボールは、やはり目を見張るものがあった。
球速は最速111キロ(終速)を記録。
身長180センチ近くから投げ下ろすボールはやはり角度があり、打者への威圧感も与える。
これだけでも相当なアドバンテージと言える。
続く平田緯吹(西岡ボルテージ)のボールは最速105キロと速いが、コントロールに伸びしろを感じた。
タイプは違うが高い可能性を感じる選手の一人だ。
球速以上に速く感じたのは渡邊翔天(手稲東ファイターズ)、宮澤龍之介(星置レッドソックス)、相良怜斗(東16丁目フリッパーズ)。
トリッキーな右サイドから投げる渡邊。
指先に掛かったボールは打者にとっては厄介なボールとなるはずだ。
ホクレン旗3位は伊達ではない。
右の本格派・宮澤。
宮澤はこの日一番の明るさを魅せるなどある意味「異彩」を放っていた。
チームが落ち込んだ時に、こういう選手がどれほど有難いものかと。
また左からいくつかのテンポで打者のタイミングズラシに掛かるクレーバーな相良。
牽制では特に相良が、マウンドに立つと誰もまともに二塁へスタートを切れないほどの非凡なマウンドさばきを見せつけていた。
捕手の二塁送球では合田 翔(東グレートキングス)と須藤源太(星置レッドソックス)の二人が捕球から送球へのスピード・制度が際立っているように見えた。
特に合田の二塁送球はこの日一番と言える。
野手の守備では高木幹太(あいの里バイソンズ)の捕球から送球の速さ強さを感じた。
中村優斗(東雲ファイターズ)、水木昊士朗(東16丁目フリッパーズ)、川口尚人(札苗スターズ)、平山一翔(星置レッドソックス)、原田也未(東雲ファイターズ)らも良い動きを見せていた。
他にもいい選手がいましたがキリがありませんのでこの辺にしときます。
★投手11人の全力投球を計ってみた!
111キロ:坂本聖七(新川ファイヤーバード)
105キロ:平田緯吹(西岡ボルテージ)
102キロ:渡邊翔天(手稲東ファイターズ)
100キロ:宮澤龍之介(星置レッドソックス)
99キロ:渡部一汰(清田ジャイアンツ)、小田桐悠斗(東雲ファイターズ)
95キロ:中村優希愛(札苗スターズ)
94キロ:相良怜斗(東16丁目フリッパーズ)
93キロ:大川原莉王(東グレートキングス)
80キロ:後藤宗一郎(幌西フェニックス)
75キロ:木村聡佑(幌南ファイターズ)
(球速・ベースボール北海道ストライク調べ)
※記録は捕手後方から計測する形で終速表示によるものです。
初速に比べ約5~6キロの差が出ます。
★ピッチング・捕手二塁送球の様子は後日、ストライクYouTubeチャンネルで紹介致します。