旭川大雪ボーイズ2年ぶり6度目優勝! 準V函館

優勝の瞬間、喜び合う旭川大雪ナイン
中学硬式野球のボーイズリーグが、秋の道内ナンバーワンの座を懸けて10月16日、岩見沢栗沢球場で決勝が行われ、道内強豪の旭川大雪ボーイズが、函館ボーイズを猛打で圧倒し19-1で下し2年ぶり6度目の優勝を飾った。
同チームは来年3月に東京で行われる全国大会へ北海道代表として出場する。
2016(平成28)年に行われた第46回大会ではベスト8の活躍もあった。
上位進出に期待がかかる!
3位に札幌豊平ボーイズ・札幌手稲ボーイズ。
◆決 勝(16日、栗沢球場)
旭川大雪ボーイズ
131⑭=19
1000=1
函館ボーイズ
(四回コールドゲーム)
(旭)伊林、加藤-松本
(函)平田、村川、宮本-小田
▽三塁打:伊林(旭)
▽二塁打:高本浬、小松、億貞(旭)

優勝旗を掴む旭川大雪ナイン
旭川大雪が5-1で迎えた四回、打者21人の猛攻でこの回だけで13安打4四球14得点を奪い19-1で函館ボーイズを圧倒し、四回コールドゲームで勝利した。
西大條敏志監督(56)は「冬の間、体力はつくと思います。全国まで半年ありますので、なんとか全国で勝つチームに仕上げていきたい」と力を込めた。
決勝では投球制限の関係でマウンド上がらなかったエース伊藤 翼(2年・近一チャレンジャー出身)や決勝で投げた伊林柊歩(2年・東栄野球少年団出身)、加藤蒼大(2年・忠和サンダース出身)ら投手陣3人にこれからの成長にも期待していた。
表彰選手には最優秀選手賞に伊藤 翼(旭川大雪ボーイズ)、優秀選手賞に2人・伊林(旭川大雪ボーイズ)と宮本晄征(1年・函館ボーイズ-港町野球スポーツ少年団出身)らが、それぞれ選ばれた。
決勝で圧倒する戦いを見せるもデフェンスでは序盤、細かなミスから失点を許す場面があった。
「このチームの課題は、心意気からすべて課題だらけです」と全国を何度となく経験する西大條監督。
毎年、確かな練習メソッドで次々と選手の才能を伸ばし、強力打線を築き上げる同チームに、盤石で挑む姿がイメージできる!
がんばれ道産子

決勝で先発した伊林投手(旭川大雪)

四回からマウンドに上がった加藤投手(旭川大雪)

最優秀選手賞・伊藤 翼(旭川大雪)

優秀選手賞・伊林(旭川大雪)
2人の1年生活躍光る!
1番・水口叶夢(1年・愛宕東スーパースターズ出身)は、センターを中心にシュアなバッティングで4安打、俊足も見せ2盗塁と活躍した。
2番・高本 浬 (1年・東聖イーグルス出身)も1犠打と2安打。
打席ではセンターへの打球が多く、強く振っていく中で追い込まれても1年生ながら粘れってヒットゾーンへ運ぶ勝負強さがあった。
大舞台でも高確率でコンタクトしているさまは今後、注目したい選手だ。
足も速く相手チームとしては警戒したくなる選手ともなっている。
2人はともに2021日本ハムジュニアにも選ばれている。

優勝の旭川大雪ボーイズ

優勝の旭川大雪ボーイズ
函館ボーイズ決勝で力尽きる
メンバー11人(中学2年4人、中学1年生7人)で挑んだ秋の全国予選は、決勝終盤で力尽き、よもやの大敗を喫してしまった。
決勝前日に行った準決勝・札幌手稲ボーイズ戦では失策なし、ベストゲームで戦い抜き4-3と接戦を勝ち抜き、決勝進出を果たした。
しかし決勝では6失策と真逆のゲームをしてしまった。
藤根真也監督(47)は「サインミスもなくエラーが無ければ野球は勝てるんですね、今日は一年分のエラーをしたんじゃないかな。この冬、しっかり守備を鍛えていきます」と二日間で天地を経験するもしっかりと前を向いた。
収穫は下級生の1年生7人が春から公式戦での経験を重ねた。
秋のリーグ戦では全選手を起用。
<発行人>
1年生のうちから試合経験があるのは大きい。
常に何をしなければならないかを考えるだろうし、誰かに見られている意識も働く。
自分の行動に責任を持てるよう早い段階から意識できることは素晴らしい。
来年以降、期待の持てるチームとなってきている。

優秀選手賞・宮本(函館)

準優勝の函館ボーイズ

準優勝の函館ボーイズ