けが復帰後にかける道栄高の小原君

まだボールは投げられないがフォームを作って確認する小原君
「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1西6、北辰ビル2階)に通院する「院内で見つけたアスリート」の今年最初の登場者は北海道栄高校硬式野球部・1年の小原一叶君(16)。
小原君は高校に入学して間もない昨年6月に腰椎分離症を患い、白老町にある野球部寮から週1回の割り合いで札幌市の「たきうち整形外科スポーツクリニック」に通院する頑張り屋さんだ。
今季開幕の春までには「完全復帰」の目途も立ち今リハビリ治療に奮闘している。

北海道栄高野球部の小原一叶君
▽小原 一叶(いっと、16,北海道栄高1年=172センチ、74キロ、投手・内野手)釧路・音別ヤンガーズ-札幌大谷中野球部(リトルシニア)-北海道栄高硬式野球部
腰のけがは突然襲ってきた。
野球をするために自ら選んだ北海道栄高校、その先には夢が大きく広がるステージが待っており、夏の大会を目前に迫っていた6月のことだった。
いつものように練習をしていた時、ボールを投げ終わるや否や腰に激痛が走った。
動けない、歩けない-今まで経験したことのない不安に包まれた。
すぐに「たきうち整形外科スポーツクリニック」で診断を受け腰椎分離症とわかった。
幸い初期段階の軽い症状だったので様子を見ながら治療をすることになった。
もっと野球がうまくなりたい-と中学から釧路市の親元をはなれてチャレンジしている。
中学はリトルシニアの強豪・札幌大谷、高校は道栄を選んだ。
親と相談しながらすべて自分で決めた。
高校は寮生活だが、中学時代は姉と一緒に住み生活面で面倒を見てもらった。
「家族の協力にいつも感謝している。結果を出して恩返しをしたい」と心に秘めながら上を目指して一生懸命に野球と取り組んでいる。
小学時代に投手を経験しているが高校に入ってから本格的に取り組む覚悟が固まった。
ストレートを中心にグイグイ押していく強気のピッチングに自信を持っており、今後の最大の目標にしている。
これらをイメージし治療中も70mダッシュなどの「走り込みメニュー」を作り、納得するまで繰り返して練習を行っている。
あわせて打撃強化にも力を入れ、今季にかける意気込みが伝わってくる。
チームは昨年秋の全道大会で初戦コールド負け(東海大札幌高9-2)の悔しい思いをした。
「あの悔しさはチーム全員が味わった。今季はこれをバネに春、夏を戦いたい」と小原君。
勝っていくためにはパワーが必要とばかりにチーム全員で体重増を競い合っている。
3食のほかに夜食コーナーを設け、毎回40合の米を炊く。
部員40人いるから1人1合のノルマだ。
おかずは自分で調達し月1キロの体重増、シーズンまでに5キロ増やす作戦。
そして夏の北海道大会に優勝、甲子園に出場することが最終目標だ。
(記者の目・中山武雄)
野球に対する熱い思いがビンビン伝わってきました。
芯の強さと素直さ、感謝を忘れない優しさも十分あり、清々しい気持ちで取材することができました。
初心忘れずに、努力は必ず報われます。
札幌都心部で評判の「たきうち整形外科スポーツクリニック」
「たきうち整形外科スポーツクリニック」は札幌都心部(札幌市中央区南1西6、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして全道的に名が知られている評判の整形外科病院。
瀧内院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師などを務める、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。
また、リハビリ担当の理学療法士らも豊富な知識と経験を持ち、迅速かつ確実な治療で患者の日常生活への早期復帰をサポートしている。
当サイト・ストライクで連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年・少女ら選手・監督やコーチにも人気となった。
【ドクターのフォームチェック】(バックナンバー)
第1回「金子&高田投手」小樽シニア、岩見沢シニア所属当時
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属当時
第3回「立野投手」真栄ボーイズ所属当時
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属当時
第5回「関根匡希」東ハリケーン所属当時
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属当時
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属当時
第8回「渡辺佑汰」札幌中央ビクトリー所属当時
♦問い合わせ♦
「たきうち整形外科スポーツクリニック」への問い合わせはメール、info@takispo.jp、☎011-241-8405へ。携帯電話から受付対応する「シマフクロウ・コール」が便利。
☆受付・診療時間☆
昼の部=午前11時30分~午後3時(水曜日除く)
夜の部=午後4時30分~午後8時(水曜日は夜のみ診療)
休診日=日曜・祝日、第2、4、5土曜日
取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック