2022チーム訪問<小樽シニア>

4月からの開幕を待つ小樽チーム
<第15弾>チーム訪問は、小樽市オタモイに室内練習場を構える中学硬式野球の小樽リトルシニアへ伺ってきました。
同チームは昨シーズン、春季全道大会・準優勝の活躍で東日本大会(7月・札幌)へ出場し、初優勝に輝いた。
道勢の優勝は恵庭、日高に次ぐ3度目となった。
また同チーム出身の守田 善(花咲徳栄高・3年)が、今春からプロ野球独立リーグ・日本海リーグに所属する石川県のプロ野球チーム「石川ミリオンスターズ」へ入団することが同チームの取材で分かった。
スイングスピード企画では130キロオーバーの好記録もあった。

冬季練習に励む選手たち(小樽)
<3年生の進路>
3年生12人。
私立では北照、小樽双葉、札幌龍谷、札幌新陽、北海道栄、日大豊山(東京都)。
その他公立校。
-村上武洋監督(57)の話-
昨年の3年生は日本選手権北海道予選の2回戦で敗れはしたものの春季全道大会・準優勝と結果を出し、東日本大会・優勝につながった。
三年後、南・北北海道大会で活躍することを願ってます。

小樽シニア・函館オーシャンスタジアムより(写真・チーム提供)
<OBの活躍>
-独立リーグ・石川ミリオンスターズ-
〇守田 善(もりた ぜん)
花咲徳栄高・3年
小樽シニア-余市黒川野球スポーツ少年団出身
左投げ、左打ち
180センチ、85キロ
<2022南北海道大会出場選手>
☆甲子園出場☆
〇長谷川 華子
札幌大谷高・3年
マネージャー
小樽シニア出身
〇齋藤 尋斗
北星大附高・3年
小樽シニア-入船フェニックス出身
右投げ、右打ち
176センチ、80キロ
〇大森 瑛馬
北照高・3年
小樽シニア-余市黒川スポーツ少年団出身
右投げ、右打ち
165センチ、69キロ
〇釣部 裕太
北照高・3年
小樽シニア-最上ボーイズ
右投げ、左打ち
167センチ、67キロ
〇増井 海音
小樽双葉高・2年
小樽シニア-小樽シーレックス奥沢出身
右投げ、左打ち
169センチ、60キロ
〇能登 櫂士 3年
小樽双葉高・3年
小樽シニア-稲穂スラッガーズ出身
右投げ、右打ち
165センチ、60キロ
〇金山 准大
小樽双葉高・2年
小樽シニア-朝里ホーネッツ出身
右投げ、右打ち
174センチ、68キロ
〇山田 康太
小樽双葉高・3年
小樽シニア-入船フェニックス出身
右投げ、右打ち
175センチ、68キロ
〇廣川 和志
札幌北高・2年
小樽シニア-稲穂スラッガーズ出身
右投げ、右打ち
170センチ、66キロ
<2022北北海道大会出場選手>
〇板垣 竜薾
武修館高・3年
小樽シニア-朝里ホーネッツ出身
右投げ、右打ち
161センチ、62キロ
<2022秋の全道大会・出場選手>
〇茶村 望海
北照高・1年
小樽シニア-長橋少年野球団出身
左投げ、左打ち
177センチ、73キロ
〇山本 朋樹
武修館高・2年
小樽シニア-小樽幸ファイターズ出身
左投げ、左打ち
<新チーム>
2年生:17人 1年生:12人 6年生:6人(1月28日現在)
※6年生は現在も募集中です!
秋季全道大会・予選リーグでDブロック(小樽・札幌新琴似・北広島・日高・大空・札幌中央)に属し、3勝2敗で3位となった小樽チーム。
その後、失点率の差で功を奏しワイルドカードで決勝トーナメント進出を果たす。
迎えた決勝トーナメントでは1回戦で優勝した恵庭と対戦するも4-11と敗れた。

冬季練習に励む選手たち(小樽)
-村上武洋監督(57)の話-
課題は攻守に明確。
投手陣は左腕の菅原琥太朗(2年・銭函ボーイズ出身)、右腕の東谷原夏旺(2年・入船フェニックス出身)。
2人とも球が速く制球力も良くなってきたが、投手としての経験値がまだ浅く波がある。
春先以降のオープン戦で数多くの経験を重ねなんとかゲームを作れるまでに成長してもらいたい。
攻撃陣は勝負強い畠山柊太(2年・朝里ホーネッツ出身)の前にいかに走者を置いて得点力を上げる。
さらに畠山の前だけではなく、他にも攻撃の軸を作ることも急務だ。
練習試合ではあえて1年生を四番におくなどあらゆる可能性を模索している。
その中で長谷川瑛心(1年・朝里H東小樽合同チーム出身)は身体も大きく秋の練習試合では結果を残した。
増井那月(1年・小樽中央JBC出身)は守備力的にはそん色なく使えることが分かった。
松橋奏太(1年・小樽中央JBC出身)は投手として、かなり馬力がありこれからの経験によっては右の本格派へ成長していくのではと期待している。
1年生にもこうした粋の良い選手がいるが、この時期の2年生は例年伸び盛りと言える。
互いに刺激し合い切磋琢磨してチーム全体のレベルアップに期待している。

思い思いの書初めが今年も貼られていた(小樽)
<発行人>
新チームは秋季全道大会の前段と言えるマツダボール旗では準々決勝で岩見沢に敗れるもベスト8の活躍があった。
チーム躍進にはやはり投手陣の活躍が必須だ。
左腕の菅原は165センチとけして体格が大きいわけでは無いがキレの良いストレートを武器にカーブ、チェンジアップのコンビネーションで力投を見せる。
昨秋の大空戦ではクロスファイヤーが見事冴えわたり七回完封の4-0で勝利した。
また右腕・東谷も体幹が強くストレート、スライダー(横)とカーブで打ち取るピッチングに磨きをかけチームの勝利を目指します!
攻守が噛み合った時、小樽が旋風を巻き起こしてみせる。

投手陣・菅原、東谷(小樽)
-新入団員の6年生-
〇山口 颯大(やまぐち そうた)
北小樽BEAST野球少年団出身
右投げ、右打ち
169センチ、54キロ
※2022日本ハムジュニア
〇鈴木 快人(すずき かいと)
北小樽BEAST野球少年団出身
右投げ、右打ち
166センチ、63キロ
〇沖田 勇真(おきた ゆうま)
北小樽BEAST野球少年団出身
右投げ、右打ち
155センチ、49キロ
〇真田 太我(さなだ たいが)
稲穂スラッガーズ出身
左投げ、左打ち
153センチ、45キロ
〇成田 來斗(なりた らいと)
小樽中央JBC出身
左投げ、左打ち
157センチ、55キロ
〇武田 悠太(たけだ ゆうた)
銭函ボーイズ出身
右投げ、右打ち
165センチ、70キロ

新入団員の6年生(小樽)
<主将>
〇柿澤 成那(かきざわ なずな)
2年・東小樽野球少年団出身
左投げ、左打ち
161センチ、60キロ
村上武洋監督は「真面目で一生懸命頑張る子。求めるのはもうワンランク、まとめる力を養ってもらいたい」とこれからの頑張りにも期待した。
柿澤主将は「今年は打率4割台を目指し、毎試合必ずヒット1本打ってチームに貢献したい」と意気込んだ。
※昨秋は2番・一塁手兼外野手で出場。

柿澤主将(小樽)
<イチオシ選手>
〇畠山 柊太(はたけやま しゅうた)
2年・朝里ホーネッツ出身
右投げ、左打ち
160センチ、67キロ
村上監督は「体幹が強い選手。和歌山大会でも長短打を打つなどここにきて安定して安打を重ねている。攻守で要になっている」と評価した。
畠山選手は「今年も和歌山大会に出場し、色々学んだのでその経験を生かして春からの開幕に挑みます」と力を込めた。
※昨夏から6番・遊撃手としてレギュラーを掴み、秋は3番・遊撃手として活躍した。
-打撃・守備で意識しているところ-
構えを変えてから始動が速くなったことで調子が上がった。
守備では低く強いボールを投げるよう心掛けている。

<イチオシ>畠山選手(小樽)
<施設>
グラウンド:小樽市営桜ケ丘球場(小樽市花園5丁目3)
室内練習場:小樽市オタモイ1丁目30

冬季練習に励む選手たち(小樽)
<活動>
平日練習:月曜日・北照高室内練習場(18:00~20:45)/水曜日・学校開放体育館(18:30~20:45)
土日祝日:午前と午後に分散し、室内練習場と学校開放体育館を使用し行っている。
※室内練習場では打撃と守備を併用して行い、体育館では体幹トレーニングを含むフィジカルトレーニングにベースに行っている。
<遠征>
〇洞爺湖~函館遠征(3月25~4月2日)
洞爺湖シニア、函館港西シニア、札幌豊平東シニアらと交流。
〇日高遠征(4月8~9日)
日高シニアと交流。
〇和歌山大会出場(1月)
※関東、関西チームとのリーグ戦。
<団費ほか>
〇入団金:10,000円(連盟登録費4,000円含む)
〇団 費: 5,000円 + 2,000円(バス運営費) ※兄弟2人目以降半額
〇他 野球道具一式・遠征宿泊が伴う場合(年1~2回)選手各自負担
<スイングスピード>
☆第1位 130キロ
〇武田 将汰(たけだ しょうた)
2年・稲穂ホークス出身
右投げ、右打ち
169センチ、68キロ
☆第2位 128キロ
〇東谷 夏旺(あずまや なお)
2年・入船フェニックス出身
右投げ、右打ち
165センチ、61キロ
☆第3位 126キロ
〇横濱 空輝(よこはま こうき)
2年・東小樽野球少年団出身
左投げ、左打ち
170センチ、91キロ

スイングスピードに挑戦!写真左から東谷、武田、横濱、上林(小樽)
協力:小樽リトルシニア