2022チーム訪問<札幌羊ヶ丘シニア>

冬季練習に励む選手たち(札幌羊ケ丘)
<第22弾>チーム訪問は、札幌市南区にグラウンド及び室内練習場を構える中学硬式野球の札幌羊ケ丘リトルシニアへ伺ってきました。
同チームは昨シーズン、チーム一丸で挑んだ北ガス杯で初優勝の活躍があった。
昨秋行われた秋季全道大会(新人戦)では3位の活躍。
新チームも大阪府で3月に行われる全国選抜大会へ北海道代表として出場する。
初戦となる1回戦(3月26日)は、水戸リトルシニア(茨城県)との対戦が決まった。
1回戦に勝利した場合、2回戦で東北連盟1位の秋田北リトルシニア(秋田県)と対戦する。
スイングスピード企画ではチーム1位記録がなんと133キロが3人並ぶ珍事。
さらに中学3年生編では150キロ迫る凄い記録もあった。

冬季練習に励む選手たち(札幌羊ケ丘)
<3年生の進路>
3年生18人。
私立では札幌大谷、東海大札幌、札幌日大、札幌光星、学園札幌、札幌静修、札幌新陽。
その他私立校受験。
―藤橋和男監督(53)の話―
春季全道大会で決勝トーナメント進出を果たしたが試合前日、練習中にエース桜庭がケガ。
試合は2-5で苫小牧に敗れた。
この悔しさを北ガス杯にぶつけることができ、チーム初の全道優勝を掴んでくれた。
―神がかった北ガス杯初V―
神がかり的な勝利を積み重ねた初優勝!
準々決勝・北空知深川戦では最終回に3点取ってサヨナラ勝ち。
準決勝・札幌西戦では最終回に4点取ってサヨナラ勝ち。
2試合連続のサヨナラ勝ちに最高潮の盛り上がりを見せた。
さらに準決勝のあと、決勝を行う予定だったが大雨により決勝が延期。
スケジュールの都合もあり1ヶ月ほど空いたことでケガで離脱していたエース・櫻庭が復帰し、決勝で先発起用できたことも大きい。
運も味方につけた札幌羊ヶ丘がこれまでの思いや願いを労うかのように初優勝を掴んだ!(発行人)
<OBの活躍>
<2022センバツ甲子園出場選手>
☆甲子園出場☆
〇麻原 草太
クラーク記年国際高・1年
札幌羊ヶ丘シニア—新札幌スターズ出身
右投げ、右打ち
181センチ、75キロ
<2022南北海道大会出場選手>
〇石塚 海舟
鵡川高・3年
札幌羊ケ丘シニア-西部ホワイトファング出身
右投げ、右打ち
172センチ、71キロ
〇大橋 勇樹
鵡川高・3年
札幌羊ケ丘シニア-石山フォックス出身
右投げ、右打ち
175センチ、69キロ
〇綱島 幹太
とわの森高・3年
札幌羊ケ丘シニア-札幌白石リトルリーグ(硬式)出身
右投げ、右打ち
174センチ、65キロ
〇櫻庭 颯
札幌創成高・3年
札幌羊ケ丘シニア-北野パワーズ出身
左投げ、左打ち
186センチ、72キロ
〇小林 光輝
札幌創成高・3年
山鼻中学校-中南イーグルス出身
右投げ、右打ち
169センチ、70キロ
<2022北北海道大会出場選手>
〇麻原 草太
クラーク記念国際高・2年
札幌羊ヶ丘シニア—新札幌スターズ出身
右投げ、右打ち
180センチ、78キロ
<2022秋季北海道大会出場選手>
〇麻原 草太
クラーク記念国際高・2年
札幌羊ヶ丘シニア—新札幌スターズ出身
右投げ、右打ち
180センチ、78キロ
〇石井 翔大
札幌日大高・2年
札幌羊ケ丘シニア-厚別ファイターズ出身
右投げ、右打ち
174センチ、65キロ
〇前田 晃征
札幌日大高・2年
札幌羊ケ丘シニア-アカシヤファイヤーズ出身
右投げ、左打ち
168センチ、66キロ
〇南出 陸哉
札幌龍谷高・1年
札幌羊ケ丘シニア-幌南ファイターズ出身
右投げ、右打ち
169センチ、72キロ
<新チーム>
2年生:13人 1年生:14人 6年生:19人(2月11日現在)
※6年生は現在も募集中です!
―新入団員・6年生―
〇稲田 誠志(いなだ せしる)
札幌オールブラックス
右投げ、左打ち
〇小山内 凌河(おさない りょうが)
北野リトルメッツ
右投げ、左打ち
〇菅野 瑛太(かんの えいた)
清田中央フレンズ
右投げ、右打ち
〇小林 元(こばやし げん)
月寒アパッチャーズ
右投げ、右打ち
〇齊藤 朝陽(さいとう あさひ)
小野幌ライオンズ
右投げ、左打ち
〇作田 凌駕(さくた りょうが)
幌南ファイターズ
右投げ、右打ち
〇佐々木 音弥(ささき おとや)
月寒アパッチャーズ
右投げ、右打ち
〇外田 晃誠(そとだ こうせい)
幌南ファイターズ
右投げ、右打ち
〇高橋 駿太(たかはし しゅんた)
緑ヶ丘パワーズ
右投げ、右打ち
〇田坂 建太朗(たさか けんたろう)
伏見カーディナルス
右投げ、右打ち
〇舘野 煌大(たての こうだい)
木の花ブラックジャガーズ
左投げ、左打ち
〇対馬 瑛人(つしま あきひと)
札幌オールブラックス
右投げ、左打ち
〇出合 汰空真(であい たくま)
緑ヶ丘パワーズ
右投げ、右打ち
〇西川 航世(にしかわ こうせい)
厚別ファイターズ
右投げ、右打ち
〇東地 賢頼(ひがしじ けんらい)
清田中央フレンズ
右投げ、右打ち
〇平田 緯吹(ひらた いぶき)
西岡ボルテージ
右投げ、右打ち
〇本 琉聖(もと りゅうせい)
西岡北ビックサン
右投げ、右打ち
〇淋代 晄生(りんだい こうせい)
清田中央フレンズ
右投げ、右打ち
〇松浦 耀真(まつうら ようま)
新川ファイヤーバード
右投げ、右打ち

新入団員の6年生(札幌羊ケ丘)
―藤橋監督の話―
新チームはバッテリーを中心に守備からリズムを作って攻撃につなげるチーム。
投手は4枚。
秋は誰が登板してもある程度、ゲームを作った。
左腕の牛田健心(2年・東月寒レオンズ出身)は、気持ちを前面に出し力強いストレートを武器に気持ちで押していくタイプ。
同じく左で昨秋エースナンバー1を背負った杉本稜晟(2年・緑ヶ丘パワーズ出身)は、淡々と冷静に投げるタイプ。
ボールのキレもあり、試合でも力みが無くゲームを組み立てるところが特長だ。
楠 裕太(2年・大谷地ヤングタークス出身)は、唯一の右腕。
コントロールが良く内外へ投げ分けて、テンポよく打者を打ち取ります。
最後に左腕の工藤壱朗(1年・幌南ファイターズ出身)は、力で押すタイプ。
立ち上がりと制球力が課題だが、ボールの球威は4人の中で群を抜く。
またピンチに強いのも長所の一つだ。

投手陣 写真左から杉本、牛田、楠、工藤(札幌羊ヶ丘)
4人をリードする副主将の前田和磨(2年・アカシヤファイヤーズ出身)は、投手陣のみならずフィールド上の選手たちをすべてをけん引する。
攻撃では上位打線が出塁し、中軸が期待に応えてくれれば。
1番・穴田晃生(2年・MBロジャース出身)は、気持ちが強く長打力もあり出塁率も高い。
2番・淋代真生(2年・清田中央フレンズ出身)は、しっかりと小技も使える選手。
<全国大会に向けて>
全国大会は選手も私も含め初出場。
まずは一つでも多く試合をして経験を積むことができれば吉(よし)とする。
羊ヶ丘の野球。
しっかり守って、自分たちのリズムで戦うことが出来れば、出場するだけで大変な経験。
全国の舞台でこの子達がどれだけできるか楽しみ―。
<発行人>
数ある訪問先の中で群を抜く元気の良さは、ここ札幌羊ケ丘だ―。
藤橋監督が「元気のない選手は使わないよ!」と断言するだけはある。
互いに指摘し合い、猛烈にアピールする姿は年々増しているように思える!
もはや伝統になりつつある。
昨年は飛躍の年―。
球団初の北ガス杯全道優勝。
「新チームが全国選抜大会への出場権を掴めたのも三年生のおかげ」と藤橋監督。
3年生が苦労し、中々勝てなかった時期を後輩たちは目の当たりにしていた。
3年生とともに過ごした日々の練習は、意識を共有し
ともに勝ち切る難しさ、勝負の厳しさをチーム全体の明るさで乗り越え続けチーム一丸で掴んだ全道優勝!
試合はもちろん練習の中での課題も先延ばしにしないスタンスも見て取れた。
瞬間、瞬間を大事に日々成長し、3月の大舞台で粘り強く戦うさまが思い浮かぶ。
がんばれ札幌羊ケ丘!

選手間でのミーティング(札幌羊ケ丘)

手ノックにより捕球練習の様子(札幌羊ケ丘)
<主将>
〇牛田 健心(うしだ けんしん)
2年・東月寒レオンズ出身
左投げ、左打ち
169センチ、68キロ
藤橋和男監督は「真面目で一生懸命な選手。仲間に厳しい助言もできる大変貴重な選手。またプレーではフルスイングが魅力で牛田が打つとチームは大変盛り上がる」と最大級の評価をした。
牛田主将は「羊ヶ丘は守備から流れを掴んで攻撃につなげる。この冬、どこよりも追い込んできた!全国でも最少失点で最後、自分たちが勝っている」と全国での戦いぶりを思い描いていた。
昨秋、印象深い試合が2試合―。
秋季全道大会決勝トーナメント・2回戦の大空戦。
7-7の同点で迎えた七回、一死満塁から2番・淋代真生(2年・清田中央フレンズ出身)が、センターライナーで倒れ二死となってから3番・前田和磨(2年・アカシヤファイヤーズ出身)が、センター前へはじき返し8-8のサヨナラ勝ちを収めた。
もうひとつは準決勝で涙した札幌大谷戦。
堅さが見える札幌羊ヶ丘は初回、持ち前のリズムの良い守備が影を潜め初回、失策から2失点。
四回に1点返すも相手・小野木晴飛投手(2年・あいの里バイソンズ出身)を打ちあぐね1-2で涙した。
<発行人>
「この冬、どこよりも追い込んできた」は嘘偽りない。
取材時でも終始、声と自らの背中でナインをけん引していた。
2回戦の大空戦にこれ以上ないサヨナラ勝ちで準決勝進出。
勢いそのままで挑んだ準決勝の札幌大谷戦-。
しかしいつもとは違う雰囲気を感じ取った選手たちが堅くなるのは、もはや必然だったかもしれない。
大会屈指とも言える小野木投手のベストピッチの前に涙し、一気に当落線上と立つ札幌羊ケ丘が、再び立ち上がり3位決定戦で札幌真駒内に挑んだ!
結果は4-2と競り勝ち第3代表として全国選抜大会に挑む!

牛田主将(札幌羊ケ丘)
<イチオシ選手>
〇佐々木 俊介(ささき しゅんすけ)
2年・東16丁目フリッパーズ出身
右投げ、右打ち
171センチ、63キロ
※昨秋は4番・中堅手として活躍した。
藤橋監督は「性格は明るく。試合で走者を置いたチャンスの場面でもベンチの期待に応え勝負強いバッティングができる頼もしい選手。外野手としても肩が強く、何より一歩目が速い。守備範囲も広いのも特長です」と全幅の信頼を寄せた。
昨秋は4番・中堅手として攻守で活躍。

イチオシ選手・佐々木(札幌羊ケ丘)
<施設>
グラウンド:滝野JAグラウンド(札幌市南区滝野13番地)
室内練習場:滝野JAグラウンド向かい

札幌羊ケ丘・室内練習場
<活動>
平日練習:火・木曜日(17:30~21:00)
土日祝日:9:00~17:00
<遠征>
〇宮城県仙台市遠征(3月3~5日)
青森山田、東北楽天シニアと練習試合を予定。
〇日高遠征(3月19日)
日高シニアと練習試合を予定。
<団費ほか>
〇入団費:10,000円(入団時のみ)
〇球団費:10,000円(毎月)
※ひとり親世帯は8,000円。
《その他》
〇スポーツ安全保険料 :800円/年
〇連盟登録費:4,000円/年
〇連盟ワッペン:600円/3年に一度
〇室内維持費:5,000円/年
〇チーム指定用具:62,000円程度(試合用ユニフォーム・試合用帽子・練習着・グランドコート・Vジャン・バッグ等)
~内訳~
試合用ユニフォーム(上):12,000円
試合用帽子:3,200円
チームバック:8,500円
グラコン:13,000円
セカンダリシャツ:5,300円
チームジャージ:12,000円
クーラーボックス:1,600円
パーカー:6,500円
※上記以外にもその都度徴収がある場合があります。
<スイングスピード>
☆第1位 133キロ
〇佐々木 俊介(ささき しゅんすけ)
2年・東16丁目フリッパーズ出身
右投げ、右打ち
171センチ、63キロ
☆同位 133キロ
〇牛田 健心(うしだ けんしん)
2年・東月寒レオンズ出身
左投げ、左打ち
169センチ、68キロ
☆同位 133キロ
〇穴田 晃生(あなだ こうせい)
2年・MBロジャース出身
右投げ、右打ち
169センチ、58キロ
☆第2位 129キロ
〇星 武虎(ほし たけとら)
2年・大谷地ヤングタークス出身
右投げ、右打ち
172センチ、67キロ
☆第3位 123キロ
〇前田 和真(まえだ かずま)
2年・アカシヤファイヤーズ出身
右投げ、右打ち
169センチ、63キロ

スイングスピードに挑戦!写真左から星、佐々木、牛田、穴田、前田(札幌羊ケ丘)
<スイングスピード・中学3年生編>
☆第1位 149キロ
〇松井 聡汰(まつい そうた)
3年・緑ヶ丘パワーズ出身
右投げ、左打ち
173センチ、74キロ
Q)道内の高校で着てみたいユニフォームは?
A)札幌日大
☆第2位 138キロ
〇吉田 琉季(よしだ るい)
3年・幌南ファイターズ出身
右投げ、右打ち
163センチ、70キロ
Q)道内の高校で着てみたいユニフォームは?
A)札幌大谷
☆第3位 137キロ
〇櫻庭 りき(さくらば りき)
3年・北野パワーズ出身
右投げ、右打ち
176センチ、68キロ
Q)道内の高校で着てみたいユニフォームは?
A)東海大札幌

中学3年スイングスピードに挑戦!写真左から吉田、松井、櫻庭(札幌羊ケ丘)
協力:札幌羊ヶ丘リトルシニア