高校野球!春季全道ウォッチ!
高校野球!春季全道ウォッチ!
ざっくり言って、全道常連の数校が地区で敗退。
昨年の春季全道、夏の南大会準優勝の北海道栄、昨年の南大会ベスト4の札幌日大、北地区では旭川志峯、白樺学園、昨年夏、高校野球のエスコン使用となる初戦で頑張った士別翔雲など、全道で見たかったチームが多数敗退した。
代表校数の関係もあり仕方のないところだが、ここは夏に向けて頑張ってほしい。
63回目になる春季北海道高校野球大会は、5月22日、遠軽VS稚内大谷戦で開幕。
センバツに21世紀枠で出場の別海は、初日の第2試合目で札幌国際情報と対戦。
一回戦では、駒大苫小牧VS札幌第一、札幌大谷VS旭川実業、北海VS帯広大谷、北照VS東海大札幌、強豪私学同士だけで4試合も。
もちろん、どちらが勝ってもおかしくない対戦だが、本番は夏。
選手起用、采配など夏とは違う戦略もあるであろう春季全道は、南北が入り混じっての対戦もあり、みどころもたくさん。
例年、意外な力を見せてくれる投手が、必ずといっていいほど現れる春季全道。
「飛ばない」バットも含め注目ポイントとして見てほしい。
また、センバツ甲子園では極端な外野の前進守備、盗塁、左打者の左方向へのヒットなど、いつもの年より目立ったこれらのプレーが全道でも増えるのか、はたまた、この想像を超える野球が見られるのか。
低反発バット元年となる今年の最初の全道は、勝敗以上にみどころが満載だ。
佐藤 大(北海道日大高~札幌大)
日本中学生野球連盟北海道支部/副会長