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東16丁目フリッパーズ10年連続13度目南大会へ!

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優勝の東16丁目フリッパーズ




私の甲子園~僕の最後の夏

東16丁目フリッパーズが札幌支部優勝 10年連続13度目、星置レッド破る

 

高円宮賜杯第44回全日本学童札幌支部予選の準決勝・決勝が札幌市美香保公園球場で行われ、決勝で東16丁目フリッパーズが星置レッドソックスを11-2の四回コールドゲームで下し、10年連続13度目の出場を飾った。

57チームの頂点となった東16丁目フリッパーズは22日から後志の共和町・蘭越町で行われる高円宮賜杯第44回マクドナルド・トーナメント南北海道大会へ札幌支部代表として出場する。

全日本学童札幌支部の優勝旗を掴んだ東16丁目フリッパーズ

 

◆決 勝(6月8日、美香保C球場)

(C代表)東16丁目フリッパーズ11-2(B代表)星置レッドソックス

星置レッドソックス
0002=2
047x=11
東16丁目フリッパーズ
(四回コールドゲーム)
(星)池内、松本(2回)、小松(2回)、三浦(3回)、柴田(3回)-須藤、松本(2回)
(東)滝花、坂本(4回)-徳田
▽三塁打:小菌井(東)
▽二塁打:三浦(星)、丹場、品川、徳田(東)

 

完全復活へ、立命館慶祥の吉野君

二死満塁のチャンスで丹場(5年)が大仕事-。

0-0で迎えた二回、一死満塁で9番・丹場泰生(前田中央小・5年)が、左中間を破る走者一掃となる3点タイムリー二塁打で先制。

丹場は「0-0の同点で、一打出ればチームに勢いがでる場面で打てて最高!打ったボールはアウトコース真ん中。南大会ではチームに貢献できるよう頑張りたい」と目を輝かせた。

さらに2番・滝花充望(宮の森小・6年)のライトへの犠飛で三走・丹場が生還しこの回一挙4点を奪った。

続く三回には長単4安打2四球の打者11人で大量7得点で試合を決めた。

 

決勝打を放った丹場(東16丁目フリッパーズ)

二塁ベース上でガッツポーズする丹場(東16丁目フリッパーズ)

 




 

投げては先発の滝花が、三回を無得点に抑え、四回に代わった坂本琥太(6年)が、2失点を許すも11-2と大量リードで勝利した。

先発の滝花は「まだまだ修正するところがあるけれど南北海道大会に出場できることはうれしい。全道でもホームランを打たれないようにしたい」と笑顔を見せた。

滝花投手(東16丁目フリッパーズ)

主将の木村侑煌(福住小・6年)は「僕たちは全国制覇を目指している。次は南北海道大会に向かいます。全道大会ではエース滝花を援護できるようバッティングでも活躍したい」と胸を張った。

木村主将(東16丁目フリッパーズ)

 

笹谷武志監督(45)は「星置さんに勝利し、札幌支部を優勝することができましたが、まだまだ詰めが甘いところが随所にある。南大会までの残り二週間でチーム力をどこまで上げることができるかがカギ」と一貫して厳しい表情のまま球場をあとにした。

 

笹谷監督の話に耳を傾ける東16丁目フリッパーズナイン

 




~フリッパーズとマック~

とんでもない偉業

10年連続出場と一言で言ってしまうのはあまりにも軽々しい、これはとんでもない偉業だ。

少し昔話をさせていただく。

同チームは前監督の下、1992(平成4)年に北海道大会初優勝を飾り初の全国大会出場を掴んだ。

 

高円宮賜杯全日本学童が北海道大会から南・北大会に分かれたのが2001(平成13)年。

当時23歳だった笹谷武志氏(45)が東16丁目フリッパーズの監督に就任したのも偶然にもこの年だった。

 

初出場から17年たった2009(平成21)年、監督就任から9年目にビッグチャンスが訪れる。

当時のメンバーは、伊藤拓海主将(現コーチ28番)を擁したチームだった。

チームの特長は投打にバランスが取れ、多くの得点シーンは足技を駆使したものが多かったと記憶する。

 

4・5月、よもやの開幕三連敗からのスタートだった-。

◆ホクレン旗東区予選・1回戦 ×東ハリケーン1-2

◆札幌選抜大会・1回戦 ×4-5札幌ファイヤーズ

◆札幌市スポーツ少年団春季大会・1回戦 ×0-7星置スターズ(コールドゲーム)

 

何れも初戦敗退、この結果から笹谷監督は「この年、この主要大会三連敗で、もうダメかと思った」。

父母らも諦めかけていたシーズン途中、最後に残っていたのが全日本学童札幌支部予選だった。

 

まさに窮鼠猫(きゅうそねこ)を噛む!だ。

窮地に追い込まれた時こそ計り知れない力を発揮するものだ。

「これに懸けるしかない!」と言わんばかりに一戦ごとにチームがまとまり奇跡の躍進が続き札幌支部で優勝に輝いた。

 

南大会でも東16丁目の勢いが留まることは無かった。

開催地・室蘭に乗り込んだ東16丁目は初戦・1回戦のあかつき少年野球部(室蘭)、2回戦で現・北海道チャンピオンシップの代表を務める浦野和由氏が監督を務めた砂川イーグルス(北空知)に5-4で競り勝つと準決勝で同年に行われたスタルヒン杯を優勝した野幌ファイターズ(石狩)に4-0で勝利した。

 

いよいよ決勝は三笠スピリッツ(南空知)。

初回から足攻めを活かし得点シーンを重ね、10-3と大舞台とて緊張のかけらも見せずに五回コールドゲームで北海道南大会を初優勝した。

全国大会でもその躍進ぶりが続き見事全国8強まで上り詰めた。

 

その後の東16丁目も-。

2012(平成24)、2013(平成25)年と立て続けに南北海道大会へ出場。

2015(平成27)年から数えて10年連続北海道南大会出場。

(※2018年の予選免除を含む)

極めつけは2017(平成29)年に全国制覇も成し遂げた。

言うまでも無く北海道内で一番の激戦区札幌支部において断トツの強さ。

近年では対戦を避けるチームも少なくない。

 

笹谷監督の言葉を借りると「まだまだ未完成のチーム」。

南大会の猛者を相手にどう相対し、いなしていくのか。

大いに興味が沸く。

 

勝ち筋の判る笹谷氏のイメージと選手たちの力量の乖離(かいり)が、どこまで埋めることができるのか―。

予期せぬことが起るとて、そこは経験則で乗り越えたこれまでの実績。

この10年連続出場が何よりも説得力となる。

 

青いユニフォームが後志の地で躍動する姿が今から楽しみだ!

 




 

先発した池内投手(星置レッドソックス)

星置レッドソックス、決勝で力尽きる

星置はエース松本茉桜(手稲北小・6年)を中心に継投で試合の流れを渡さない戦いぶりで準決勝まで勝ち上がったが、札幌支部・決勝で力尽きた。

 

最終回となる四回、意地見せる-。

一死から2番・三浦友暉(星置東小・6年)が、左中間を破る意地の一打を見せると二死から4番・柴田颯太(手稲北小・6年)がライトへタイムリーヒットで1点。

続く5番・池内颯太(手稲北小・5年)もセンター前に安打で続くと二死一、三塁から敵失を誘い三走・柴田が生還し2点を奪った。

星置ベンチ、一番の盛り上がりを見せるも後続が倒れ反撃もここまでだった。

 

主将の松本茉桜(手稲北小・6年)は「チャンスで喰らいつくも徹底の差、意識の差を埋めることはできなかった。勝負所での打力が上です」と悔しがった。

松本主将(星置レッドソックス)

メダルの授与を受ける星置レッドソックスナイン

渡辺 敦監督(47)は「できれば2~3点差でゲームを進めていきたかったが、球数制限もあり選手層の差が出ましたね」と試合後はさばさばした表情で試合を振り返っていた。

 

星置は小柄な選手が多いが勇猛果敢にチームとしての戦いを徹底して挑んだ。

決勝では9点差がつくスコアとなったが、エース松本からのゲームの入りであれば無論違う展開となったはずだ。

守備面でも走者を置いた場面で、多彩なピックオフで相手を惑わすプレーは星置の真骨頂と言える。

笹谷監督は「もうレッドと戦うの嫌です」と独特の言い回しで、星置レッドソックスへ最高の誉め言葉で敬意をはらった。

 

今回、敗れはしたが次なる目標、FBC U12札幌支部予選、全道少年軟式野球大会・札幌支部予選、スポ少札幌市予選などまだまだ目が離せないチームだ!

 

準優勝の星置レッドソックス

 




 

東札幌ジャイアンツ、準決勝で涙

準決勝で星置とは激戦の末、涙した。

最終回となる五回、東札幌の粘りであと1点と迫った。

また光る堅守もあった。

二塁手・池田頼斗(4年)、三塁手・近藤舞弥(5年)らは思う存分の好守を見せた。

東札幌ジャイアンツもホクレン旗石狩支部予選、FBC U12札幌支部予選と全道への道はまだある。

◆準決勝(6月8日、美香保C球場)

(B代表)星置レッドソックス4-3(A代表)東札幌ジャイアンツ

東札幌ジャイアンツ
10002=3
2200x=4
星置レッドソックス
(五回時間切れ)
(東)伊藤、青木(2回)-佐藤
(星)松本、三浦(4回)、松本(5回)-須藤
▽二塁打:近藤(東)、須藤2、池内(星)

準決勝で涙した東札幌ジャイアンツ

 

篠路西BFジュニア、次世代にも期待!

準決勝で東16丁目に0-8と四回コールドゲームで敗れはしたがFBC U12札幌支部予選へ懸かるFUJIジャパン旗へ北区代表として出場することが決まっている。

投手は本間(6年)、平田(5年)、熊谷(5年)と今後楽しみな選手だ!

◆準決勝(6月8日、美香保C球場)

(C代表)東16丁目フリッパーズ8-0(D代表)篠路西BFジュニア

篠路西BFジュニア
0000=0
530x=8
東16丁目フリッパーズ
(四回コールドゲーム)
(篠)平田、熊谷-渡辺
(東)髙田、滝花(3回)-徳田
▽三塁打:坂本(東)
▽二塁打:本間(篠)、木村、徳田、坂本2(東)

準決勝で涙した篠路西BFジュニア

 

次こそは掴んで見せる勝利の華を!

 

協力:札幌軟式野球連盟

 

 




ストライク発行人 大川

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