完全復活へ、立命館慶祥の吉野君
「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1西6、北辰ビル2階)に通院する「院内で見つけたアスリート」の今月の登場者は立命館慶祥高硬式野球部の吉野瑛太君(15、1年)。
今年の1月末、以前から違和感があった利き腕の右ひじに痛みが発症、損傷がわかった。
4月から高校に進学し硬式野球の新たなステージに挑む矢先だったのでショックも大きかった。
今はリハビリに励む毎日だが回復の目途も立ち、「あせらず完全に治して1日も早くチームの仲間と一緒に思い切り野球をやりたい」と強く願っている。
▽吉野 瑛太(15,立命館慶祥高1年=181センチ、78キロ、投手)
滝川イーストウルフ-滝川市明苑中-立命館慶祥高硬式野球部
野球を始めたのは小学3年生。
経験者の父親、叔父の姿を見ていて「自分もやってみたい」と思い地元の滝川イーストウルフチームに入団した。
小学時代は投手、捕手の重要ポジションを経験、中学では外野手と投手だった。
その中で一番好きだったのがピッチャー。
高校ではピッチャー1本に絞って「自分の力を試す意味からも高みを目指して技術を極めたい」と意気込む吉野君。
肩のけがはこれまで2回あり、ひじは今回が初めて。
いずれも投球フォームの悪さから発症する野球肩、野球ひじだった。
投げることの多い投手、捕手をしていたので過度な負担がかかって発症したのが主な原因だと思われる。
吉野君自身も今回のけがで正しい投球動作の大切さがわかったと言う。
「これからはけがをしない投げ方をリハビリの先生に教えてもらいながら治療を続けていきます。焦りはなく、この機会に完全に治したいです」と話す。
中3の昨年夏、吉野投手はどえらいことをやってのけた。
道内の中学軟式野球チームから選ばれた32チームが集い争った「第47回中学生軟式野球夏季大会」(札幌市西区前田森林公園球場)で北空知選抜のエースとして出場、何と決勝で札幌ブレイブティーンズAチームを6-0で完封する快挙を成し遂げた。
打たれたヒットはわずか3本、北空知選抜をV2に導いたのだ。
当然のことながら最優秀選手にも選ばれた。
「自分の持ち味である”間”とリズムをうまく使うことができ、最高の内容でした」と振り返る。
181センチ、78キロ、まだ高校1年生。
強豪・立命館慶祥高野球部の大型投手として活躍する日も近い。
「野球は大好きだが勉強もしっかりやりたい」と堅い決意で立命館慶祥を選んだ。
滝川市から学校のある江別市西野幌まで2時間弱の遠距離通学になるがそれも覚悟の上だ。
練習があれば帰りは午後9時ごろになり、最寄り駅まで送迎してくれる両親には「感謝しかありません」と力を込める。
「本人の希望を達成できるよう全力でサポートしたい。悔いのない3年間を過ごしてほしい」と、父親の伸昭さんから頼もしいエールがおくられ、”吉野チーム”一丸となっている。
(記者の目・中山武雄)
野球選手としての体形、考え方は申し分なく将来が楽しみな一人です。
自分で動画を撮って投球フォームなどをチェックしているそうです。
この研究心が上達につながる一番の道です。
感心させられます
札幌都心部で評判の「たきうち整形外科スポーツクリニック」
「たきうち整形外科スポーツクリニック」は札幌都心部(札幌市中央区南1西6、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして全道的に名が知られている評判の整形外科病院。
瀧内院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師などを務める、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。
また、リハビリ担当の理学療法士らも豊富な知識と経験を持ち、迅速かつ確実な治療で患者の日常生活への早期復帰をサポートしている。
当サイト・ストライクで連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年・少女ら選手・監督やコーチにも人気となった。
【ドクターのフォームチェック】(バックナンバー)
第1回「金子&高田投手」小樽シニア、岩見沢シニア所属当時
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属当時
第3回「立野投手」真栄ボーイズ所属当時
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属当時
第5回「関根匡希」東ハリケーン所属当時
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属当時
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属当時
第8回「渡辺佑汰」札幌中央ビクトリー所属当時
♦問い合わせ♦
「たきうち整形外科スポーツクリニック」への問い合わせはメール、info@takispo.jp、☎011-241-8405へ。携帯電話から受付対応する「シマフクロウ・コール」が便利。
☆受付・診療時間☆
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夜の部=午後4時30分~午後8時(水曜日は夜のみ診療)
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取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック