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北発寒ファイヤーズ、守り勝つ野球で飛躍へ

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北発寒ファイヤーズ




私の甲子園~僕の最後の夏

北発寒ファイヤーズ、守り勝つ野球で飛躍へ
全国第3位の快挙、ストライク杯でも準優勝の実力を証明

10月9日、札幌市手稲区少年軟式野球連盟に所属する「北発寒ファイヤーズ」を、同区にあるホームグラウンドの朝日公園で訪問しました。

北発寒ファイヤーズは、今年8月に千葉県千葉市で開催された「第22回千葉市長杯争奪学童野球選手権大会」で全国第3位という見事な成績を収めたチームです。

さらに9月に行われた第1回ストライク杯では、強豪チームを次々と撃破し、決勝まで進出。

決勝では東16丁目フリッパーズに敗れたものの、準優勝を勝ち取りました。

 

秋も深まり、日が短くなる季節の中でも、ファイヤーズの選手たちは1分1秒を大切にし、精力的に練習に励んでいる姿が印象的でした。

同チームを率いる木下雅博監督(44)に取材を行い、指導方針や新しいチームの特徴について話を伺いました。

今年から導入された「球速測ってみた!」や「スイングスピード測ってみた!」という新しい企画にも参加し、自らの力を数値化することで、今後の練習や試合に向けて明確な目標を立てることができるのではないかと期待が高まる。

 

★現在、チーム訪問先募集中です!

お問い合わせは大川まで(090-1524-0465)(strikepro.oh@gmail.com

 

実戦練習を繰り返す北発寒ファイヤーズ

 

バッティング練習の様子(北発寒ファイヤーズ)

 




 

夢はプロ野球選手、古平・仁木の越後君(後志選抜)

<活動>

-平日-

水・木・金曜日(全学年)

(時間) ~日没まで

 

-土日-

(時間) 試合に応じたものとなります。

 

<選手>

6年生 5人

5年生 9人

4年生 5人

3年生 4人

2年生 3人

1年生 1人

合計:27人

 

北発寒ファイヤーズの平日練習の様子

 

実戦練習に励む北発寒ファイヤーズ

 




 

チームの原動力は「一生懸命」—木下監督の指導方針

木下監督がファイヤーズで最も大切にしているのは、「何事も一生懸命取り組むこと」。

これは簡単に聞こえるかもしれませんが、選手や監督にとって最も基本的であり、同時に最も難しい課題です。

木下監督は「一生懸命に努力する姿勢こそが、選手の成長やチームの団結を生む」と強調します。

 

監督は、選手たちが全力で取り組む姿勢を何よりも重視し、学年に関係なく、その姿勢を持つ選手に試合でのチャンスを与える方針です。

「一生懸命やっている選手がミスをしても、仲間はその努力を認め、支え合う。ミスは個人ではなく、チーム全体でフォローする」という考え方は、チーム全体に深く根付いており、その結果、選手たちはのびのびと自信を持ってプレーに臨むことができています。

 

木下監督(北発寒ファイヤーズ)

 

打ち勝つ野球から守り勝つ野球へ—
来シーズンに向けた新たな挑戦

今シーズン、北発寒ファイヤーズは打ち勝つ野球で全国3位やストライク杯・準優勝といった輝かしい成果を挙げました。

しかし、木下監督はさらなる成長を見据え、来シーズンは「守り勝つ野球」にシフトしようとしています。

特に、守備力の向上を重視し、試合の中でいかにミスを防ぎ、勝利に繋げるかを課題としています。

「ひと冬を越えて、マック大会(全日本学童マクドナルド大会)で上位進出を狙えるチームにしたい」と意気込みを語る木下監督。

ファイヤーズは、正捕手の北山 楓(5年)を中心に守備練習を徹底し、守備の細部にまでこだわったプレーを追求しています。

「まだまだ課題は多いが、できないことに正面から向き合い、選手たちと一緒に壁を乗り越えていきたい」と監督は述べ、来シーズンに向けた強い決意を示しました。

 

主要選手と期待される役割

ファイヤーズには、今後チームを引っ張る重要な選手が多くいます。

特に攻撃・機動力・守備力においてそれぞれの分野でカギを握る選手たちの活躍が期待されています。

 

  • 攻撃の要:1番の帆苅拓真(5年)、2番の北山、3番の佛川 颯汰(4年)、4番の平野 世真(5年)。この上位打線は出塁率が非常に高く、小技を駆使しながらチャンスを作り出します。選手それぞれが状況に応じたプレーを展開し、試合の流れを作り出す力を持っています。

 

  • 機動力の要:帆苅、北山、佛川は足を活かしたプレーが得意で、特に状況判断に優れており、攻守で機動力を発揮しています。彼らの機動力がチームの大きな武器となっていることは間違いありません。

 

  • 守備の要:守備の中心となるのは扇の要である北山。今年から正捕手として経験を積み、その経験が来シーズンの大きな財産となるでしょう。

 

  • 投手陣の要:左腕の中村亮祐(5年)、右腕の平野の両輪が投手陣を支えます。さらに、帆苅や北山も投手として起用できるのがチームの強みです。今後の試合でも多彩なピッチングスタッフが活躍することが期待されています。

 

  • 精神的支柱:キャプテンの帆苅は、真面目でひたむきな姿勢がチーム全体に好影響を与え、他の選手たちの模範となっています。彼のリーダーシップが、ファイヤーズの精神面を支える重要な要素となっています。

 

<木下監督から見た戦力評価>

-10項目を10段階評価-

(1)攻撃力=6

(2)機動力=7

(3)守備力=8

(4)投手力=6

(5)層 力=7

(6)精神力=8

(7)チームワーク力=8

(8)勝負力=10

(9)適応力=7

(10)戦略力=7

総合評価は74点とし、チーム全体のバランスの良さと、勝負強さが大きな強みであると総括しました

 

 

OB選手の活躍が現役選手を刺激

北発寒ファイヤーズの先輩たちも、現役選手にとって大きな刺激となっています。

宮本乃々夏選手(6年)の兄である宮本 陽斗(北照高3年-札幌新琴似シニア出身)や、川崎 蒼雲(札幌光星高1年-札幌手稲ボーイズ出身)は、今夏の甲子園出場を懸けた南北海道大会でベンチ入りを果たし、それぞれのチームで活躍しました。

こうした先輩たちの姿は、現役選手たちにとって非常に励みとなり、「自分たちもいつかは」と夢を持ちながら日々の練習に取り組んでいます。

 

今後の目標と決意

木下監督は、「来シーズンは打ち勝つ野球から、守り勝つ野球への転換を図りたい」と語り、チームの成長に向けた明確なビジョンを示しました。

「全道上位のチームには、まだまだ及ばない部分は多いが、できないプレーにも向き合い、ひとつひとつの壁を乗り越えていく。再び守り勝つ時代が来ると信じている」と語り、選手たちとともに新たなチャレンジに取り組む姿勢を強調しました。

 




 

<キャプテン帆苅君>

〇帆苅 拓真(ほかり たくま)

5年・内野手 兼 捕手 兼 投手

右投げ、左打ち

138センチ、35キロ

 

Q1)新チームはどんなチーム?

A)明るい選手が多く、良いことも悪いことも言い合える仲です。

守備力が高く、守りからリズムをつくって攻撃につなげるチームです。

ひとり一人、自分の役割を分かっている選手が多く、強いチーム相手でも落ち着いて強い気持ちで臨めるところが良いところです。

 

Q2)攻撃と守備でカギを握りそうな選手は?

A)攻撃では北山。

1番を打つことが多く、必ず出塁してこうげきのチャンスをつくる選手です。

 

守備では佛川。

4年生ながらセンターを守り、足が速く守備範囲が広いところがすごい。

 

主将・帆苅(北発寒ファイヤーズ)

 

球速測ってみた!に挑戦した帆苅主将(北発寒ファイヤーズ)

 




 

<球速測ってみた>

投手陣が投げるボールの球速をスピードガンで計測するものです。

選手たちの実力を測る指標の一つとして挑戦しました。

 

球速測ってみた!に挑戦した北発寒ファイヤーズナイン

 

<5年生以下対象>

 

★第1位 91キロ

〇帆苅 拓真(ほかり たくま)

5年・右投げ、左打ち

138センチ、35キロ

 

★第2位 90キロ

〇北山 楓(きたやま かえで)

5年・右投げ、右打ち

140センチ、38キロ

 

★第3位 82キロ

〇中村 亮祐(なかむら りょうすけ)

5年・左投げ、左打ち

134センチ、25キロ

 

球速測ってみた!中村、帆苅、北山(北発寒ファイヤーズ)

 




 

バッティング練習の様子(北発寒ファイヤーズ)

 

<6年生対象>

 

★第1位 108キロ

〇内山 蓮々(うちやま れんと)

6年・左投げ、左打ち

168センチ、53キロ

 

★第2位 104キロ

〇鈴木 正幸(すずき まさゆき)

6年・右投げ、右打ち

158センチ、52キロ

 

★第3位 99キロ

〇宮本 乃々夏(みやもと ののか)

6年・左投げ、左打ち

155センチ

 

球速測ってみた!写真左から鈴木、内山、宮本(北発寒ファイヤーズ)

 




 

<スイングスピード測ってみた>

今年から学童用バットを使用して、選手のスイングスピードを競い合う企画を始めました。

使用されるバットは、長さ80センチ、重さ560グラムという学童用バットを使ってスイングスピードに挑戦しました。

 

スイングスピード測ってみた!に挑戦した北発寒ファイヤーズナイン(5年生以下)

 

<5年生以下対象>

★第1位 112キロ

〇北山 楓(きたやま かえで)

5年・右投げ、右打ち

140センチ、38キロ

 

★第2位 110キロ

〇平野 世真(ひらの せいま)

5年・右投げ、右打ち

145センチ、56キロ

 

★第3位 108キロ

〇帆苅 拓真(ほかり たくま)

5年・右投げ、左打ち

138センチ、35キロ

 

スイングスピードに挑戦!写真左から平野、北山、帆苅(北発寒ファイヤーズ)

 




 

スイングスピード測ってみた!に挑戦した北発寒ファイヤーズ(6年生)

 

<6年生対象>

★第1位 124キロ

〇渋谷 雪月(しぶや ゆづき)

6年・右投げ、右打ち

158センチ、58キロ

 

★第2位 118キロ

〇内山 蓮々(うちやま れんと)

6年・左投げ、左打ち

168センチ、53キロ

 

★第3位 112キロ

〇藤田 新(ふじた あらた)

6年・右投げ、右打ち

151センチ、57キロ

 

スイングスピード測ってみた!写真左から内山、渋谷、藤田(北発寒ファイヤーズ)

 




 

<発行人>

北発寒ファイヤーズ、逆境を跳ね返し全国3位へ—「最弱世代」の成長物語

全国第3位の快挙を果たした北発寒ファイヤーズ。

その躍進を支えたのは、かつて「最弱世代」と呼ばれていた6年生たちの成長と奮闘だった。

千葉市で行われた「全国千葉市長杯」では、選抜チームを次々と破り、勢いそのままに全国3位の座を手にした。

しかし、このチームの背景には、幾度もの困難を乗り越えてきた努力の物語がある。

 

「最弱世代」の成長と躍進—全国3位への軌跡

北発寒ファイヤーズの6年生レギュラーチームは、5年生や4年生を加えた編成で、全国の舞台で選抜チームを破る快進撃を見せた。

だが、ここまでの道のりは決して平坦なものではなかった。

 

木下雅博監督は「この世代は最弱と言われていました。試合経験も少なく、野球に対する熱意も低かった」と振り返る。

一年前、(現・中学1年)6年生が8人いたため、かろうじて出場していたのは当時5年生の宮本だけだった。

経験も浅い、初めてのポジションでの守備のミスが続き、失点を重ねて苦しい試合展開を余儀なくされていた。

「守れないなら打つしかない」という監督の決断のもと、チームは打撃力向上に取り組んだ。

普段以上に打撃練習を重ね、試合で打ち勝つことを目指した。

4番を任された渋谷雪月(6年)は、そのパワーを活かしつつも、最初はボールにバットが当たらなかった。

「冬の間はずっと打撃練習に時間を割いた」と監督。

彼の努力はやがて実を結び、次々と壁を乗り越えていった。

渋谷の成長は、札幌選抜メンバーに選ばれるほどの飛躍となり、チームを牽引する存在となった。

 

内山蓮々と宮本乃々夏の飛躍—「一生懸命」が力を引き上げる

また、内山蓮々投手(6年)と宮本乃々夏投手(6年)の成長もチームに大きな影響を与えた。

彼ら彼女は、自らの立ち位置を認め、黙々と努力を重ねてきた。

地域での成果が市全体へ、そして全道、さらには全国での成功へと繋がったのだ。

「一生懸命」というチームのモットーが、選手たちの姿勢と力量を確実に押し上げ、結果として全国3位という成果に繋がった。

また個人的にも宮本は2024日本ハムジュニアへ、内山は渋谷同様に2024札幌選抜メンバーにも選出されるほどに飛躍してみせた。

 

逆境に立ち向かう姿勢が強み—先輩たちの努力を受け継ぐ新チーム

昨年のチームと比べられることが多く、「今年のファイヤーズは大したことない」と陰口を叩かれることもあったが、選手たちは「何くそ」と歯を食いしばりながら、がむしゃらに努力を続けた。

こうした積み重ねが、今年の北発寒ファイヤーズの強さの源泉となった。

 

新チームの選手たちも、そうした先輩たちの努力や姿勢を目の当たりにしている。

彼らは自然と先輩の背中を追い、次の世代へとその伝統が受け継がれている。

「打ち勝つ野球から守り勝つ野球へ」—来シーズンに向けた新たな挑戦が、また新たなストーリーを生み出すに違いない。

 

頑張れ、北発寒ファイヤーズ!

 

練習終わりに整列する北発寒ファイヤーズ

 

協力:北発寒ファイヤーズ




ストライク発行人 大川

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運動能力や体力の向上、基礎技術の習得などを主体としたメニューを積み上げて『全国大会』『中学硬式野球北海道No. 1チーム』という目標に向かって『ONE TEAM』でレベルアップを目指します。
(チーム専用グラウンド・チーム専用室内練習場あり)

----------------------------------

当球団は、2020年秋に新監督が就任して新体制の下5年目に突入しました。
34才の監督のもと、30代のコーチなど若いスタッフ陣を中心に全力で選手達をサポート。
医療法人社団 履信会 のサポートを受けており、月に数回 履信会所属の理学療法士4.5名が選手達の可動域の計測や怪我防止のレクチャーなどをしていただいており、専門知識の元、怪我防止やリハビリなどに取り組んでおります。

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遠藤 靖士さんが定期的に子供達へ走り方講座を開いていただいています。
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