焦りは禁物とリハビリに励む新川君!
たきうちプレス
全治8カ月のヒジのじん帯手術
焦りは禁物とリハビリに励む新川君
「院内で見つけたアスリート」
「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1西6、北辰ビル2階)に通院する「院内で見つけたアスリート」は、リトルシニアの札幌東で活躍し、今春から高校野球を目指す札幌・新川西中3年の新川隼生君(14)を紹介する。新川君はヒジのじん帯を損傷し、昨年11月に「たきうち整形外科スポーツクリニック」の瀧内院長のもとで、手術を受けた。完全復活まで8カ月の治療が必要とされ、いま懸命にリハビリに励んでいる。高校野球でまず甲子園、そしてプロ野球選手を夢見る新川君にとって、焦りは禁物と自分自身に言い聞かせ、じっくりとけがと向き合い治療に専念している。
「院内で見つけたアスリート」
▽ 新川 隼生君(札幌・新川西中3年、捕手=170センチ、77キロ)新川ファイヤーバード-リトルシニア札幌東
小学生からほぼ捕手一筋で活躍してきた新川君に、じん帯損傷という思わぬ悪魔が襲ってきた。小学6年生のとき、ヒジの剥離骨折もあり肉体的疲労が重なっての発症だ。昨シーズンの3年生になってから痛みが自覚するようになり、我慢をしながらシーズンを乗り越え11月に手術をすることになった。手首のじん帯をヒジに移植する大々的なもので、スポーツ障害治療で名高い瀧内院長が執刀した。手術の経過も良好で、週一回のペースで診察・リハビリを受けている。
今月初めにはヒジを固定する装具も取れ、いまは日常生活に支障がない程度は動かせるようになった。「ボールを投げるのにはあと3週間ぐらいかかるようです」と話す新川君。早く治ってボールを握りたい思いが表情にも現われ、野球に対する情熱が伝わってくる。復帰に備えて筋トレは怠りなく日常メニューに取り入れ、素振りも開始した。毎日5、6キロのランニングも欠かさない。この努力はすべて、けがが治って新天地の高校野球で活躍するための貯金だ。
「野球で一番好きなことはバッティング」というだけあって、リトルシニア時代は主力の5番を打っていた。けがのショックはなかったというが、「野球ができなかったことが辛かった」と振り返る。診察のあるときは母親の優子さんも付き添ってきて、治療経過を確認する。順調な経過に、好きな道を一直線に突き進む息子に一安心の表情だった。
(記者の目・中山 武雄) キャッチャーらしく、恵まれた体格は将来に期待が持てる選手だ。「何より野球が好き」ときっぱり言い切り、甲子園-プロ野球選手と目標もはっきり決めている。明るそうな性格もアスリートして大切な要素だ。頑張りを期待したい。
☆ たきうち整形外科スポーツク
▽診療時間▽
◎昼の部:午前11時30分~午後3時(水曜日除く)
◎ 夜の部:午後4時30分~午後8時
※水曜日は夜の部のみの診療
◎休診日:日祝日、第2・4・5土曜
☆下肢外来は2月2日(土)、16日(土)。16日の診療時間は午前11時30分~午後1時に変更になる。
※2月8日(金)、瀧内院長が全国高校スキー大会に帯同のため休診
豊富な知識と経験を持つ専門医師とリハビリスタッフ
同クリニックは、札幌市中央区南1西6という立地条件に恵まれた位置にある上、豊富な知識と経験を持つ医師、リハビリスタッフがそろっており、スポーツ障害患者らの信頼度が高い。閉塞感のない最新鋭のオープンMRIを導入し、より精密な画像診断で損傷状態を把握、適切な診断を提供している。院長の瀧内敏朗医師は、プロ野球チームの帯同ドクターを務めた経験を持ち、道内高校野球大会のスポーツドクターも担当している。当ストライクのサイトでもおなじみの「フォームチェック」をわかりやすく解説し、好評だ。また、スポーツの専門知識を持った理学療法士が充実した機器を用いて運動療法、物理療法を施している。リハビリ室には硬式ボールで全力投球できるスペースもあり、まさにその場で回復度合いがチェックできる、患者にとってはうれしい施設。そのほか温浴療法装置、低周波治療器、超音波治療器、筋力測定器など設備は万全だ。
「ドクターのフォームチェック」(バックナンバー)
【ドクターのフォームチェック】
第1回「金子投手&高田投手」小樽シニア・岩見沢シニア所属当時(現在北照高校)
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属当時(現在札幌新琴似シニア)
第3回「立野投手」真栄ビクトリー所属当時(現在札幌ブレイク)
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属当時
第5回「関根匤希」東ハリケーン所属当時
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属当時
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属当時(現在東海大四高校)
第8回「渡辺佑汰」東札幌中央ビクトリーズ所属(現在札幌北シニア)
▽ 問い合わせ▽
たきうち整形外科スポーツクリニック
札幌市中央区南1条西6丁目11番地北辰ビル2階(東急ハンズの向いのビル)
問い合わせはメールmail:info@takispo.jp、tel 011-241-8405へ。携帯電話から受付可能な「シマフクロウ・コール」も導入。
取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック