北海道から高知へ―夢を胸に羽ばたく11人の旅立ち

東16丁目フリッパーズ
北海道から高知へ―夢を胸に羽ばたく11人の旅立ち
東16丁目フリッパーズ卒団生、全員が中学でも野球継続へ。
名門・明徳義塾中へ進学する選手も
昨年度まで東16丁目フリッパーズで汗を流した6年生11人の進路が明らかになった。
いずれも野球を続ける意思を持ち、硬式・軟式問わずそれぞれの道へと歩み始めた。
中でも、小薗井叶翔選手が高知県の名門・明徳義塾中学校へ野球留学することが話題を集めている。
新たな環境で挑戦を始める彼らに、笹谷武志監督から温かなメッセージが贈られた。
札幌市を拠点とする少年野球チーム「東16丁目フリッパーズ」の昨年度6年生11人が、それぞれの進路に進み、新たな野球人生をスタートさせた。
硬式野球には5人が進み、札幌新琴似・札幌東・北広島・札幌円山といったリトルシニアや札幌ボーイズなど新たな挑戦が始まる。
一方、軟式野球には6人が進み、T.TBCやPEACE BASEBALL CLUBなど、個性豊かなクラブで自らの力を試す。
中でも注目は、小薗井叶翔選手の「野球留学」。
地元北海道を離れ、全国屈指の野球名門校・明徳義塾中学校(高知県)へ進学する。
攻守バランスが良く、特に投手としての安定感は素晴らしく、遠く四国の地でさらに花開かせようとしている。
選手たちを見守ってきた笹谷武志監督は、卒団生へ温かなメッセージを寄せた。
「いずれ苦しい時期も来ると思いますが、フリッパーズを卒団したことによって“帰ってこれる場所”がある。仲間との絆を支えに、それぞれの舞台で乗り越えてほしい」
この言葉に込められたのは、野球の技術以上に、人間としての成長を願う強い思いだ。
指導者と仲間に育まれた絆を胸に、11人の少年たちは、それぞれの中学校、それぞれのフィールドで、再び白球を追い始める。
次にその名前が大きく取り上げられる時、彼らはきっと一回りも二回りも大きくなって戻ってくることだろう。
-笹谷武志監督からメッセージ-(全文)
4月に入りました。
フリッパーズ卒団生には、心機一転、新たな学校生活、新チームでの活動、胸踊る日々を楽しんで欲しいと思います。
そして、仲間や周りの方々に貢献出来る、生徒.・選手になってくれる事を願っております。
いずれ苦しい時、辛い時期も来るとは思いますが、フリッパーズを卒団した事によって、帰ってこれる場所がある事、絆ある仲間がいる事を支えに、乗り越えて行く事を期待しています。
東16丁目フリッパーズ
<指導者>
▽監督
笹谷 武志
▽コーチ
菊池 剛史
伊藤 拓海
<選手>
背番号、氏名、ふりがな、中学進路、投打
⑩木村 侑煌(きむら ゆうき)
⭐️中学進路⇒北広島リトルシニア(羊丘中学校)
右投げ、右打ち
①滝花 充望(たきはな みちよし)
⭐️中学進路⇒札幌東リトルシニア(向陵中学校)
右投げ、左打ち
③品川 煌貴(しながわ こうき)
⭐️中学進路⇒札幌新琴似リトルシニア(八条中学校)
左投げ、左打ち
⑤坂本 琥太(さかもと こうた)
⭐️中学進路⇒T.TBC(西岡北中学校)
右投げ、右打ち
⑥小薗井 叶翔(おそのい かなと)
⭐️中学進路⇒明徳義塾中学校・野球部
右投げ、右打ち
⑦原 利偉太(はら りいた)
⭐️中学進路⇒T.TBC(北海道教育大学附属札幌中学校)
右投げ、右打ち
⑧山田 浩輝(やまだ ひろき)
⭐️中学進路⇒PEACE BASEBALL CLUB(向陵中学校)
右投げ、左打ち
⑪上村 奏太(うえむら そうた)
⭐️中学進路⇒PEACE BASEBALL CLUB(屯田北中学校)
右投げ、右打ち
⑫宮本 康佑(みやもと こうすけ)
⭐️中学進路⇒T.TBC(真栄中学校)
右投げ、右打ち
⑬川崎 良太(かわさき りょうた)
⭐️中学進路⇒札幌円山リトルシニア(北海道教育大学附属札幌中学校)
右投げ、右打ち
⑱髙田 寅礼(たかだ とらい)
⭐️中学進路⇒札幌ボーイズ(陵陽中学校)
右投げ、右打ち
協力:東16丁目フリッパーズ