「野球が生きがい」43歳、登別市の佐藤さん
各部位の専門医がそろい、質の高い整形外科医療を提供している医療法人社団「悠仁会 羊ケ丘病院」。同病院でリハビリ治療に励む「院内で見つけたアスリート」は、43歳ながら軟式野球チームで活躍している登別市の佐藤孝之さんを紹介する。デザインワーク、リトルラウンジ凛(室蘭市)の2つのチームに所属し、一塁手として奮闘。けがも全快、「今年こそ全国狙い」とシーズン開幕を待ちわびている。
▽佐藤 孝之(43、デザインワーク、リトルラウンジ凛=175センチ・73キロ、一塁手)白老町虎杖浜野球少年団-虎杖浜中軟式野球部-室蘭栄高硬式野球部
野球は小学3年生から始め、高校まで一筋だったが、大学・大学院(室工大)の期間は一休みし、社会人になってから、またその魅力にひきつけられて43歳の今も現役選手だ。「チームのみんなと汗をかく楽しさは、ある意味で私の生きがいになっています」と話す佐藤さん。還暦まで続けたいと目標を置き、会社の昼休み、自宅での筋力トレーニングに励む。
けがをしたのは昨年7月。フライをとるためダイビングし、肩を打ちつけ脱臼と骨折という大けがだった。インターネットで専門病院の「羊ケ丘病院」を知り、診断を受けて手術した。手術後は登別市から毎週通院するハードなスケジュールをこなし、この2月にリハビリ治療も終了した。「完全に治りました。あとはスタミナを戻すだけです」と、明るい表情で院内の”投球コーナー”でシャドーを繰り返していた。
佐藤さんは日本環境安全事業(株)北海道事業所(室蘭市)に勤務しているが、チームの「デザインワーク」(和泉薫オーナー監督)に所属して15年のベテラン選手。昨年の高松宮賜杯全日本軟式野球大会1部南北海道大会、東日本軟式野球1部南北海道大会の2つの全道大会に出場した強豪チームだ。結果は1回戦と2回戦で敗退したが、「今年こそリベンジ」と意気込む。
3年前からは野球好きが集まった「リトルラウンジ凛」でもプレー、2チーム掛け持ちでデザインワークの和泉監督とともにマスターズ大会に挑戦、全道大会にも出場している。
(記者の目・中山 武雄) 野球のほかスキー、ゴルフもするスポーツマンの佐藤さん。43歳にして青春真っ盛りの感じを受けた。インタビュー中も目を輝かせ、スポーツには年齢は関係がないということを、改めて教えていただいた。頑張れ!中年の星よ
昨年2月に厚別区青葉町3丁目(南郷通り沿い、厚別消防署向かい)に移転・新装開業した医療法人社団「悠仁会 羊ケ丘病院」は、整形外科の専門病院として地域医療の期待を背負い大きく変身した。JR新札幌駅、地下鉄新さっぽろ駅から徒歩5分という交通の便利さと、肩・ヒジ・手・首など各部位別の専門ドクターの配置をはじめ、明るくスペースたっぷりの空間と最新機器をそろえたリハビリテーション科は羊ケ丘病院ならではの高度な医療内容だ。
理事長・副院長の岡村健司医師は当ストライク・サイトのシリーズ「スポーツ整形外科に聞け!野球肩って何?」でおなじみのドクター。自身も高校球児として活躍したが、肩を壊して野球を断念するという辛い経験を持ち、患者の立場になって治療できる医師としても人気が高い。また、リハビリ担当の理学療法士の多くが野球、サッカーなどアスリートで活躍してきた面々ばかり。ここでも患者の気持ちがわかる治療が施される。
シリーズ「~野球肩って何?」(バックナンバー)
第1話 「その原因」
第2話 「投球フォームから」
第3話 「どうして起こる」
第4話 「症例の中から」
第5話 「症例の中から」
第6話 「不安定肩」
★受付時間★
(平日=新患・予約なし再来受付)午前8時30分~同11時30分、午後1時~同4時30分
(平日=予約あり再来・リハビリ受付)午前8時~正午、午後0時5分~同4時30分
(平日診療時間)午前9時~午後0時30分、午後1時30分~同5時
(土曜日=新患・予約なし再来受付)午前8時30分~同11時30分
(土曜日=予約あり再来・リハビリ受付)午前8時~正午
(土曜日診療時間)午前9時~午後0時30分
(休診日)日曜・祭日、年末年始
◎問い合わせ◎
代表電話 011-351-2211
外来予約 011-351-2213
リハビリ直通 011-351-2215
取材協力:医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院