野球、バスケ、バレー経験の羊ケ丘病院・弘田さん
各部位の専門医がそろい、質の高い整形外科医療を提供している「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」。リハビリ担当の理学療法士もこの春から41人に増員され、患者の期待にこたえている。今回の「院内で見つけたアスリート」は、スポーツ経験者ぞろいのフレッシュマン理学療法士の中から、同病院野球部で活躍する弘田輝さん(23)を紹介する。
「院内で見つけたアスリート」
弘田 輝(23、外野手=181センチ、88キロ) 野球歴:江別文京台サウスジュニア-札幌白石シニア(1年で退部)-札啓成高野球部-羊ケ丘病院野球部
小学1年生から野球を始め、中学に入って硬式野球の白石リトルシニアに進んだが、事情があって1年で退部した。退部したあとは3年までバスケットボールで活躍(江別大麻中)。高校でまた野球に戻り、札啓成高で硬式野球に本格的に取り組んだ。大学(文教大)ではバレーボールと、スポーツマンとして、あらゆる可能性を探った。今年4月に羊ケ丘病院に就職して、仕事の勉強を続けながら、特技の野球でも本領を発揮、若いエネルギーを全開させている。
高1の秋に4番を任されたが、2年の秋に右ヒジを壊してしまった。外野手1本でやってきたが、地肩が強かったので投手をやろうと思って、投げ込みをしたのが悪かった。投手をあきらめ元の外野手に戻った3年時には、札幌支部決勝まで進んだが2-4で惜しくも敗れた。弘田さんは試合途中から6番、ライトで出場。九回二死で回ってきた打席では見事に二塁打を打って得点圏でチャンスを待ったが、あと1本が出ず敗れ去った。「あの試合が一番悔しかった」と、今でも鮮明に思い出すシーンとなっている。
大麻中のバスケットボール部でも恵まれた体格と才能で活躍した。1年の秋にはレギュラーとなり、石狩支部大会で優勝した。選抜選手にも1年、2年と連続して選ばれた。中体連では全道ベスト16まで勝ち上がった。高校へ進学するときは、バスケットボール強豪校の数校から誘いがかかるほどの逸材だった。
「スポーツ経験を生かした仕事に就きたかった」と、希望していた通り、この4月から理学療法士として、いま猛勉強中だ。自分のけが(右ヒジ故障)から得た経験を生かして治療し、さらに予防となるスポーツ理論を患者に説いていきたい、とも願う。理学療法士としてスタートして間もないが、高い技術、知識、患者とのコミュニケーションが必要とされ、乗り越える壁はたくさんあるが「今、一番仕事のやりがいを感じています」と張り切る弘田さん。患者の気持ちが分かる治療を目指す覚悟だ。
「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」
厚別区青葉町3丁目(南郷通り沿い、厚別消防署向かい)に移転・新装開業した同病院は、整形外科の専門病院として地域医療の期待を背負って大きく変身した。JR新札幌駅、地下鉄新さっぽろ駅から徒歩8分という交通の便利さと、肩・ヒジ・手・首など各部位別の専門ドクターの配置をはじめ、明るくスペースたっぷりの空間と最新機器がそろい、41人の理学療法士が治療にあたるリハビリテーション科は羊ケ丘病院ならではの充実した医療内容だ。
病院長の岡村健司医師は当ストライク・サイトの「野球肩って何?」でおなじみのドクター。自身も高校球児として活躍したが、肩を壊して野球を断念するという辛い経験を持ち、患者の立場になって治療する医師としても人気が高い。
「野球肩って何?」(バックナンバー)
第1話「その原因」
第2話「投球フォームから」
第3話「どうして起こる」
第4話「症例の中から」
第5話「症例の中から」
第6話「不安定肩」
★受付時間★
平日=(新患・予約なし再来受付)午前8時30分~同11時30分、午後1時~同4時30分
(予約あり再来・リハビリ受付)午前8時~正午、午後0時5分~同4時30分
土曜日=(新患・予約なし再来受付)午前8時30分~同11時30分
(予約あり再来・リハビリ受付)午前8時~正午
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★問い合わせ★
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取材協力:医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院