対馬和樹選手(九州共立大)が三菱重工横浜へ
福岡6大学リーグの強豪チーム、九州共立大で強肩強打の捕手として活躍してきた対馬和樹選手(21)が三菱重工横浜に内定し、来年春から社会人野球で勝負する。
対馬選手は札幌市出身で、中学時代は札幌新琴似シニアで活躍、その後駒大苫小牧高に進み、2年生春からレギュラーになった大型捕手。大学では1年生から正捕手になり、勝負強い4番、5番打者としてチームを引っ張り2度の打点王に輝き、3度の大学選手権や神宮大会出場に貢献した。今年のドラフトで広島東洋カープに1位指名された大瀬良大地投手は4年間、バッテリーを組んだ仲。プロ入りは同期に遅れを取ったが、社会人野球で2年後のドラフト指名を待ち、新たなスタートを切る。
卒業単位も無事取得し、このほど北区屯田の実家に帰省した対馬選手。一足早い”冬休み”だが、中学時代によく通ったという西区宮の沢のバッティングセンターに顔を見せ、思い出の地で心地良い汗を流していた。目標を聞くと、キッパリ「2年後のプロ入りです」と力強くこたえてくれた。1月中旬ごろまで実家で過ごし、自主トレに励むそうだ。社会人野球での活躍を祈る。
◆対馬和樹(21)当時の指導者に聞いた
少年野球時代は札幌市東区のノースブラザーズ出身 、当時から強肩捕手として存在感を見せる。6年時に読売こども野球大会(現ジャビットカップ)優勝。主将で4番捕手として大きく貢献した。「当時は泣き虫キャプテンでした」と当時の監督須田氏。その後中学硬式名門札幌新琴似シニアへ進み、2年新人戦ではレギュラーを掴むことはできなかったが、その悔しさをバネにし春にはレギュラーを(捕手兼外野手)そして4番を掴む「努力を惜しまない選手だった」と生嶋監督(札幌新琴似シニア)和歌山市長杯で出した推定130m弾は鮮烈だったという。その後-駒大苫小牧高-九州共立大へ進む。4年春にケガに泣きドラフトには声は掛からなかったが来春から三菱重工横浜へ進み2年後のプロ入りを目指す。
協力:西宮の沢バッティングパークピッチャーガエシ