俊足生かしレギュラー取りへ!恵南高の古澤君
「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1西6)に通院する2014年「院内で見つけたアスリート」第1弾は、昨年10月に右腕のヒジじん帯移植手術をした恵庭南高1年の古澤徳也君。手術経過も順調で、今ではシャドーピッチングができるまでに回復し今季開幕までの完治にメドが立った。俊足の外野手、2年生になる今年は1日も早いレギュラー取りを目指して懸命にリハビリに取り組んでいる。
▽古澤 徳也(恵庭南高1年=外野手、166センチ、65キロ)倶知安・しらゆき野球スポーツ少年団-札幌大谷シニア-恵庭南高野球部
小学3年から野球を始め、しらゆき野球スポーツ少年団でキャプテンも勤めた古澤君は、中学1年までは内野手だったが硬式のリトルシニア(札幌大谷)2年目から足を生かして外野手に転向した。50メートル6・2秒の俊足が売り物で外野の守備範囲も広い。中学2年生のとき、1番・センターの背番号をもらったが3年生になって急に不調に陥り、準レギュラーの座にとどまった。それだけに、高校に入ったらまずレギュラー取りを目標に頑張っていた矢先にけがが発症した。
シーズン半ばの昨年7月ごろから利き腕の右ヒジに違和感を覚え、「最初は筋肉痛だと思っていた」と言うように、あまり気にせず練習を続けていたら徐々に痛さが増して投げられなくなってしまった。監督に相談したところ「たきうち整形外科スポーツクリニック」を紹介され診断した結果、ヒジのじん帯が伸びきっていたのだ。10月に腱(けん)を移植する手術を行った。
古澤君にとっては初めてのけがだったが、幸いに術後の経過も順調で思っていたより早く完治しそうで、シャドーピッチングができるまでになった。「早く本格的にボールを投げたい」と表情も明るい。週1のペースでリハビリに通うほか、肩の筋肉をつけるトレーニングや走ったりして体力回復を図っている。
「早くレギュラーに入れるように頑張りたい」と今シーズンの開幕を心待ちにし、甲子園切符の南北海道大会出場を最大の目標に置く。甲子園は小さい頃からあこがれ、「常に意識しながら野球に取り組んでいる」そうだ。今季は中堅の2年生、けがも全開して甲子園ロードに挑む覚悟だ。
(記者の目・中山武雄) 初めてのけがでショックもあっただろうが、めげずにリハビリに励み目標に向かって前向きに野球に取り組む姿勢がいい。通院しない日は自宅で「病院メニュー」をこなしているという。今季にかける意気込みが感じられた。
「たきうち整形外科スポーツクリニック」
札幌都心部(中央区南1西6、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして患者から厚い信頼が寄せられている。
瀧内敏朗院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師を務めるなど、スポーツ障害治療の第1人者で活躍している。リハビリ担当の理学療法士も豊富な経験と知識を持ち、迅速かつ確実な治療で早期復帰をサポートしている。当サイト、「ストライク」で連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年たちや監督ら指導者の間で人気コーナーになった。
【ドクターのフォームチェック】
第1回「金子投手&高田投手」小樽シニア・岩見沢シニア所属当時(現在北照高校)
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属当時(現在札幌新琴似シニア)
第3回「立野投手」真栄ビクトリー所属当時(現在札幌ブレイク)
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属当時
第5回「関根匤希」東ハリケーン所属当時
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属当時(現在札幌円山シニア)
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属当時(現在東海大四高校)
第8回「渡辺佑汰」現在札幌北シニア所属)
▽ 問い合わせ▽
たきうち整形外科スポーツクリニック
札幌市中央区南1条西6丁目11番地北辰ビル2階(東急ハンズの向いのビル)
問い合わせはメールmail:info@takispo.jp、tel 011-241-8405へ。携帯電話から受付可能な「シマフクロウ・コール」も導入。
★診療時間(受付)★
昼の部=午前11時30分~午後3時(水曜日除く)
夜の部=午後4時30分~同8時(水曜日は夜の部のみの診療)
休診日=日・祝日、第2、4、5土曜日
取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック