今春に向けた、札幌北広島ボーイズの挑戦!
26日、北広島市輪厚にある中学硬式クラブチーム『札幌北広島ボーイズ』さんにおじゃました。この日の朝は晴れ間が覗き時折雪混じりの天気。現在のチーム構成は2年11人、1年17人、新入団員の6年生の18人を加えて合計46人となる。選手達は北広島市以外からも多く集まり恵庭市・千歳市・札幌市の清田区・豊平区・白石区・南区と広範囲だ。またここでは室内練習に留まらず冬季間でも室内横の空き地を利用し、体幹強化や守備練習にと汗を流していた。OBには東北楽天ゴールデンイーグルス寺田龍平さんがいる。(書き手大川祐市)
朝9時、室内練習場に荷物を置くと、選手達は一面雪で覆われた真っ白な空き地へ!室内横の空き地では選手達が円を囲み監督の話に耳を傾ける。「全国制覇、全国制覇と言っているが、野球のみならず中学校での他部で全国大会出場あるいは全国上位進出する生徒らと比べ君たちの自主練はどうなんだ!?」とそれは自らが課す目標についての話だ。もっと具体的に問題意識をもって取り組まなければいけないことに選手達は気づく。大事な話を聞いた選手達はギヤを1つ上げウォーミングアップを始めた。
午前中は、体幹トレーニング。午後からはボールを使い、キャッチボールと守備練習。冬季間も室内を使うのはティバッティングの時くらいだという。
ビニールハウスの室内練習場がすぐ横にありながら・・・
「駒大苫小牧の香田監督が外でやりたくなった意味が分かった」と話すのは山田 徹監督。三年前、待望の室内練習場が完成した。土地は借り物で上物を自前で用意した。しばらくすると大家さんから「横の空き地もつかってもかまわない」とご好意で使用させていただいている。「やっぱり外は良いです!広い場所でのキャッチボール、球回し、中継プレーなど練習の幅が生まれる」雪も寒さも気にすることなく実行されたこうした取り組みによって、より実践に近づいた練習が行え、モチベーションキープにも効果的だという。近年の実力向上にも繋がってくる。
チームの主軸
昨秋、行われた新人戦。全国予選大会では惜しくも準決勝苫小牧ボーイズに0-4で敗れ全国大会出場を阻まれた。今年はなんと言っても投手陣に尽きる。二枚看板の福内(東部カープジュニア)と品田(緑ホークス)だ。品田は2011年の日本一となったFsジュニアの一人でもある。
◆福内将人(180cm 67kg 東部カープジュニア出身)
福内は身長180cmから投げ下ろすストレートとコントロールが持ち味。「アシックス旗の三連覇と夏の大会を勝って全国制覇を目指す」と話してくれた。
◆品田悠輔(173cm 86kg 新ひだか町・緑ホークス出身)
品田は重い球質を武器に凡打を築く。課題のコントロールを春までに磨きをかける。「アシックス旗の三連覇と夏の大会を勝って全国制覇を目指す」と話してくれた。
◆金 侑馬(167cm 70kg 北の台カープジュニア出身)
二人をリードするのは主将であり、昨秋は四番としてチームをけん引した金捕手は「走者を一打で返すチャンスに強い打者を目指す」と話す。またチームの目標は「アシックス旗三連覇と全国道予選優勝し、ジャイアンツカップに優勝すること」と話す。
◆今春のスケジュール
2月8日、9日 秩父別合宿
3月中旬 恵庭合宿
4月上旬 洞爺湖合宿(洞爺湖シニアさんと合同)
4月中旬 練習試合(苫小牧ボーイズ、函館ボーイズ)
◆寺田龍平(東北楽天ゴールデンイーグルス-札幌南高-札幌グロウィングス※現札幌北広島ボーイズ)
北海道恵庭市出身。小学2年から野球を始める。中学校時代は札幌広島グロウィングスに所属した。高校は、道内で有数の進学校である札幌南高に進学。1年秋からベンチ入りし、3年時は地区大会準決勝まで進出したものの、函館工高に0-1で敗戦した。2007年10月3日、高校生ドラフトにて東北楽天ゴールデンイーグルスから1位指名(佐藤由規の外れ指名)を受け入団。2011年に引退を表明した。
◆札幌北広島ボーイズ球団連絡先◆
球団に関するお問い合わせ、入団又は体験入団に関するご連絡は下記までご連絡下さい。
●球団代表 中村禎伸 090-2058-1683
●監 督 山田 徹 090-8634-5635
●マネージャー 金 弘亜樹 090-8634-5198
協力:札幌北広島ボーイズ