愛着120%!新天地で頑張る札幌南シニア
1日、札幌市南区藤野にある中学硬式クラブチーム『札幌南シニア』さんにおじゃました。この日の朝も雪が降ったが、昼頃には広く晴れ間ものぞく天気となった。昨年8月、地元南区藤野に待望の室内練習場が完成した。現在のチーム構成は2年12人、1年10人、新入団員の6年生は18人!今年は際立って新入団員が集まり合計40人となった。札幌市内のみならず留萌管内羽幌町から通う選手もいる。OBには昨秋横浜DeNAベイスターズから育成1位指名を受けた砂田毅樹選手(山鼻イーグルス(札幌)-札幌南シニア-明桜高校(秋田県))も在籍していた。(書き手大川祐市)
◆室内練習場での選手達の様子(基本練習に重点を置き、行っている様子)
念願の地元室内練習場
地元理解者の支援も受け、球団関係者・父母の愛情120%の手作り室内練習場が、6月着工から3ヶ月の8月に完成した。夏場の拠点は札幌市南区の駒丘グラウンドならば、冬場の拠点は同区藤野というわけだ。実はこれまで当球団の室内練習場は、石狩市生振(おやふる)にあった。現在の藤野からだと冬場に限って言えば、1時間半~2時間以上。また石狩市生振などこの地域は、突風が吹くとホワイトアウトは当たり前。天候不順の為、何度と無く中止となった冬季練習。「あの頃のことを思えば頑張れる、また数多くの父母の知恵を出し合って楽しく作ることができた」と父母会長亀井氏。「吹雪の為、中止がよくあったが、今は練習がしっかりできてありがたい」と話すのは主将小貫 海君(東札幌ジャイアンツ出身)。
昨年20周年。今年21年目を向かえ新たなスタートとなる札幌南球団は、昨秋新人戦では3勝3敗の成績。残念ながら決勝トーナメント進出は叶わなかったが、最終戦での札幌大谷戦では延長8回の末、2-1で競り合いを制した。一戦毎にチームとしてのねばりが生まれた瞬間だった。「課題は投手陣」と話す阿部公男監督(62)。エース高杉勝太郎君(東ハリケーン出身)や亀井蓮斗君(中の島ビックタイガース出身)、本多翔樹君(中の島ビックタイガース出身)らの春までの心身ともにレベルアップが急務となってくる。午前中の投手陣は、真駒内アイスアリーナでのランニングで下半身強化と持久力アップを図っていた。四番を打つのは山田 陸君(澄川・六町内出身)は、172cm体重75kgとガッチリした体格から長打力が魅力。しっかり振り込んで春を迎える予定だ。持ち味は「レフトオーバー」と不器用そうに話した様子が印象的。最後にチームキャプテン小貫 海君(東札幌ジャイアンツ出身)からは「現在のチームの雰囲気はメチャメチャ良いです!相手のミスをつき果敢に次塁を狙う、走れるチームを目指します」と話してくれた。
◆◆室内練習場での選手達の様子(バッティング練習の様子)
【室内スペース】
長さ45m×幅7,5m 高さ4,5m
【今春の予定】
函館合宿:4月4日(金)、5日(土)、6日(日) 函館港西シニア、石狩中央シニア、札幌南シニア合同合宿
グラウンド開き:4月第三週を予定
協力:札幌南シニア球団