創部30年目札幌ロイヤルズ、沖縄大会目指して!
2日、札幌市白石区東米里にある中学硬式野球クラブチーム、創部30年目を迎える『札幌ロイヤルズ』におじゃました。この日は風がやや強く湿った雪が降り出すところもあった。現在のチーム構成は2年11人、1年8人、新入団員の6年生は6人で25人となる。選手達は3月29日から始まる沖縄大会に向けて頑張っていた!札幌ロイヤルズは昨年もジャイアンツカップ出場や全日本コルト大会ベスト8など全国常連の強豪チーム。また昨年の主将でエースで四番井上怜君(北9条パンサーズ出身)は全国大会での活躍もあり今春から神奈川の名門・慶応義塾高校に進学が決まった。
◆変則キャッチボールの様子
沖縄大会を目指して!
札幌ロイヤルズは春休みを利用し、毎年沖縄県で行われる沖縄大会に出場。このねらいは冬季練習で試みた練習の成果を計る大会と位置付けされている。「新チームの雰囲気はまだまだ、3月末に行われる沖縄大会に向け、もっともっと良いチームにします」と更なる高みを目指すのは、主将の打本聡麿君(北都タイガース出身)。
この日の練習では、午前中は体幹トレーニング。午後から投手はブルペンで投げ込み、野手陣はフリーバッティングとなった。創部から指揮をとる寺西監督(64)が選手に求めるのは「野球は点取りゲーム、バッティング練習には時間を割く。その上で力強いスイングをつけてほしい」と話す。選手達も午後からのバッティング練習に集中していた。
最低でも2ポジション!
投手陣は左腕川端賢人君(2年:東札幌中央ビクトリーズ)が軸となるが、春までに課題のコントロールに磨きをかけるがテーマだ。坂本真世君(2年:北広島イーストグローリー)、古川一徹君(2年:東グレートキングス)、後藤歩太君(1年:厚別ファイターズ)も春まで更なるレベルアップが求められる。投手陣の中には、少年野球時代投手未経験者も少なくない。それは寺西監督が、選手達の希望ポジションを聞いた上で個々の適正をみて選手と面談。投手希望者も他のポジション。また逆もあるわけだ。「やはり高校に繋がる為に、最低でも2ヶ所以上のポジション経験をさせたい」と寺西監督は力説する。全国大会での活躍に期待したい。
◆川端賢人投手の動画
◆打撃練習の様子
◆宇佐美京哉(中の島ファイターズ出身)
ミート力の正確性が持ち味。今シーズンの目標はホームラン2本以上!
◆村上駿介(東札幌中央ビクトリーズ出身)
積極的な走塁が持ち味。目標は守備力向上。
【ジャイアンツカップ】とは?
1994年に巨人軍創設60周年を記念してスタートさせた「ジャイアンツカップ全国少年野球大会」は、国内の主な中学硬式野球組織からチームを募り、毎年8月にジャイアンツ球場をメイン球場としたトーナメント大会として開催してきました。各組織でルールに独自性のものがあり、同一大会で試合に出場することはそれまでなく、本大会が国内唯一の交流大会として注目されてきました。これまでに多くの選手が、本大会を経てプロ野球界で活躍しています。
2007年からは、日本野球連盟公認の全日本中学野球選手権大会として開催しています。
◆加盟団体
全日本リトル協会(シニアリーグ)、日本少年野球連盟(ボーイズリーグ)、日本ポニーベースボール協会(ポニーリーグ)、全日本少年硬式野球連盟(ヤングリーグ)、九州硬式少年野球協会(フレッシュリーグ)、日本硬式少年野球連盟(ジャパンリーグ)