第2回フォームチェック!は・・・?
『ドクターのフォームチェック』
ごあいさつ
皆様お久しぶりです。今回で2回目となる「ドクターのフォームチェック」のコーナーを受け持つ瀧内です。よろしくお願いいたします。
第2回は西発寒ホークス 町田大貴投手です。全体的には体幹筋力や脚力が十分に備わっているはずのない小学生ながら、しなやか且つダイナミックな投球フォームです。小学生としてはかなり球威のあるタイプでしょう。もう少し長く右手のグラブを抱えていられるようになれば、さらにコントロールも安定するはずです。頑張って下さい。
セットポジションからの投球で、右足を大きく引き上げ両手を割っています。5枚目ではきれいなヒップファーストが出来ていますが、少々軸足の膝が折れてしまっています。膝が折れると足が短くなるのと同じでキャッチャー方向への重心の移動量が減りますし、重力による落下運動の落差も減ってしまうのでもったいないです。当然、高いところから低いところへ投げた方が球威は増すわけですから。
6枚目と7枚目の間の写真がないので加速期の肘の使い方や、両肩を結ぶラインと骨盤のラインの捻転差の有無が見えないのですが、8枚目で左腕がしっかり振り切れていることから、故障しやすい肘下がりの加速期を経たものではないと思います。肘が下がってリストのスナップが利いてしまう選手の場合は、アームスイングの終わりに左投手なら自分の右膝に腕がぶつかってしまうような軌道となるため最後まで腕が振り切れないのです。
あと、7枚目で抱えられていた右手のグラブが、8枚目ではすでにほどけてしまい下がっているのもちょっともったいないかな。
今回も瀧内院長のご協力の下、全10枚の連続写真で紹介させていただきました。今度は皆さんになるかも・・・?その時はご協力いただけたら幸いです。発行人大川祐市
●たきうち整形外科スポーツクリニック
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[スタッフ紹介!]
●理学療法士 塚田雅弘 29歳 長野県出身
~スポーツとの関わり~
小学5年生から~高校3年生まで野球一筋。ポジションはキャッチャー!長野日大高校時代の想い出は、県大会ベスト4で敗れた苦い想い出。当時長野県大会で診てもらったメディカルチェックで、現在の職業理学療法士を知り、この仕事を目指したことが大きなキッカケとなっている。その後準硬式を4年経験。
次回は理学療法士明本 聡さんを予定。
[院内で見つけたアスリートたち」
▽遠藤啓太君 (神山青空少年団-函館教育大附属中学出身)
所属:札幌南高校2年
ポジション:投手
現在の状況:一週間ほど前から肩痛に悩み通っている。 これから始まる選手権予選へ向けて怪我を治して挑みたい!
持ち味:伸びのあるストレートとたまにキレのでるスライダー!
▽水野巧朗君 小学6年生
厚別西キングパワーズ所属
ポジション:一塁手
現在の状況:今年の2月頃より痛みを感じ始め・・・、4月にはく離骨折していた現在復活を目指し、治療に専念している。
次回、「院内で見つけたアスリート」では京谷堅斗君と西村翔馬君を紹介いたします。