ぶら~りGW(札幌選抜編)
【札幌選抜大会・取材班】
3日、第36回少年軟式野球札幌選抜大会(札幌市・札幌少年軟式野球連盟主催)開会式が札幌円山球場で行われ、同球場の他太陽球場3面を使用し1回戦16試合が行われた。4日は2回戦、3回戦が予定され、5日には準決勝・決勝を予定している。
いよいよ始まった、ゴールデンウィーク後半の昨日は、あいにくの強風に見舞われ砂ぼこりが凄かったが、選手たちは元気に白球を追っていた。1回戦16試合が行われたが、そのうち2試合を紹介します。
転校した仲間と戦う「北光Jr」のセンバツ!
父親の転勤に伴い4月から静岡県静岡市に転向した「山脇一真」君(小学6年・北光Jrファイターズ)は、4年生からともに練習に明け暮れた仲間との再会を楽しみに、この大型連休に合わせて札幌に戻ってきた。
試合は太陽A球場・第三試合藻岩ライオンズ戦、4回まで1安打に抑えられていた北光が3-2で逆転勝ちで2回戦に駒を進めた。5回裏大会規定により最終回で、2-2と同点で向えた一死三塁から3番三澤の一塁ゴロで三塁走者澤田がホームをふみサヨナラ勝ちとした。「とにかく転がしたかった、6日で一真がいなくなる、一戦一戦大事に戦いたい」と決勝打を放った三澤 伯君(6年・北光ジュニアファイターズ)。「明日もまた仲間と試合ができてうれしい」と今回のゴールデンウィークが最後となる山脇一真君(6年・北光ジュニアファイターズ)。藻岩は勝ち越した時点で勝利が見えたが、内野陣の焦りをついた北光が紙一重の勝利をつかんだ。本日2回戦、藻岩の分までエルムファイターズと戦う。
◆札幌選抜大会・1回戦
藻岩ライオンズ(南区)
10001=2
00102=3
北光ジュニアファイターズ(東区)
(藻)日野、大谷-清水
(北)森村、澤田、山脇-泉
(資料:北光ジュニアファイターズ)
センター返しで3打数2安打4打点の活躍!
4年ぶりの出場に盛り上がる豊平区代表・東月寒レオンズ。試合は太陽C球場・第二試合白石リトルファイターズ戦、この日のヒーローは、キャプテンで5番捕手の宮川滉平君(6年)。初回、1点勝ち越し後一死2・3塁のチャンスの場面、センターへ2点適時打を放った。続く5回にも2-3と劣勢からまたしても一死2・3塁から宮川にチャンスがまわる。今度は右中間へこの日2本目となる2点適時打で試合を決めた。「打席ではセンター返しを意識して打席に立っている。明日もまたセンターへ狙います」と話してくれた。今大会が最後の指揮となる小杉義人監督(65歳)「なんか人が変ったようにタイミングが合ってきた」と愛弟子の活躍に目じりが下がっていた。白石リトルファイターズも立ち上がり緊張からか硬さが目立ったが、3回裏の機動力を生かした逆転劇は見事だった。点差は開いたが、この試合も紙一重と言える。
◆札幌選抜大会・1回戦
東月寒レオンズ(豊平区)
30005=8
10200=3
白石リトルファイターズ(白石区)
(東)佐藤-宮川
(白)吉沢-加藤
発行人の独り言:昨日の開会式で、北ガスの偉い人が良いことを言っていた。「一生懸命は未来を切り開く」と。勝った人も負けた人も今日を大事に「一生懸命」でいきましょう。