けがの肩も回復、夏にかける札幌南高の熊谷君
札幌の都心部に位置し、スポーツ障害治療のエキスパートとして評判が名高い「たきうち整形外科スポーツクリニック」(中央区南1西6)に通院する今月の「院内で見つけたアスリート」は、札幌南高野球部の熊谷優作君(18、3年)を紹介する。181センチの長身で大型外野手として高校でも期待されていた熊谷君だが昨年秋、利き腕の右肩関節損傷で手術をするというアクシデントに見舞われた。新人戦が終わった矢先のことだった。強い気持ちを持って半年間のリハビリを乗り越え、今は投球できるまでに回復した。春の全道大会には間に合わなかったが、夏のベンチ入りを目指して目標の甲子園出場にすべてをかける、と意欲満々だ。
▽熊谷 優作(札幌南高3年=外野手、181センチ・77キロ)札幌・石山フォックス-札幌真駒内シニア-札幌南高野球部
昨年秋、たきうち整形外科スポーツクリニックで手術を受け術後も順調に経過して、けがをした右肩は完全に回復するまでになった。新人戦が終わって、「さあ、高校最後の来季」を目指す矢先だっただけに、精神的な辛さもあったが半年間のリハビリを見事に乗り越えた。夏の甲子園ロードにかける思いの強さが熊谷君の気持ちを引っ張ってきたのだ。完全回復したとはいえ、大事をとって今でも週1回の部活の休みを利用して通院し、リハビリに頑張っている。
熊谷君は小学4年からチームに入って本格的に野球を始めたが、投手をしていた小学5年の時にヒジの手術、シニア時代の中学2年に腰椎分離症、そして今回の肩関節手術だった。「野球人生の半分はけがに泣かされました」と苦笑する熊谷君だが、それにもめげずに自分の目指す野球道にかけている。
シニア時代バッティングを買われて、中2から投手・遊撃手・外野手に転向した。高2の新人戦では背番号9、センターで全道大会にも出場した。それだけに今回のけがは惜しまれるが、まだ夏の挑戦が残されている。熊谷君は「夏は絶対に出たい」と意欲を示し、その準備も怠りない。病院でのリハビリのほか、自宅でも持病の腰を強化するトレーニングに励むなど、目標の甲子園出場に執念を燃やしている。
(記者の目・中山武雄)
大きなけがを3度も経験してきた熊谷君だが、落胆している様子は見られない。表情も明るく、リハビリに頑張る姿は頼もしい限りだ。それも「甲子園」という大きな目標があるからだろう。体格も180センチを超える、がっちりした体形はまさに野球選手向きだ。恵まれた体を生かして、最後まで挑戦し続けてほしい。
「たきうち整形外科スポーツクリニック」
札幌都心部(中央区南1西6、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして患者らから厚い信頼が寄せられている。
瀧内敏朗院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師を務めるなど、スポーツ障害治療の第一人者。リハビリ担当の理学療法士も豊富な経験と知識を持ち、迅速かつ確実な治療で早期復帰をサポートしている。当サイト、「ストライク」で連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年、監督、指導者の人気コーナーになった。
ドクターのフォームチェック】
第1回「金子投手&高田投手」小樽シニア・岩見沢シニア所属当時(現在北照高校)
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属当時(現在札幌新琴似シニア)
第3回「立野投手」真栄ビクトリー所属当時(現在札幌ブレイク)
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属当時
第5回「関根匤希」東ハリケーン所属当時
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属当時(現在札幌円山シニア)
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属当時(現在東海大四高校)
第8回「渡辺佑汰」現在札幌北シニア所属)
▽ 問い合わせ▽
たきうち整形外科スポーツクリニック
札幌市中央区南1条西6丁目11番地北辰ビル2階(東急ハンズの向いのビル)
問い合わせはメールmail:info@takispo.jp、tel 011-241-8405へ。携帯電話から受付可能な「シマフクロウ・コール」も導入。
★診療時間(受付)★
昼の部=午前11時30分~午後3時(水曜日除く)
夜の部=午後4時30分~同8時(水曜日は夜の部のみの診療)
休診日=日・祝日、第2、4、5土曜日
取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック