バスケットボール一筋、羊ケ丘病院の内野さん
整形外科の専門病院「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目)は50人を越えるリハビリ・スタッフ(理学療法士・作業療法士)が配置されている。連載している今月の「院内で見つけたアスリート」は前回に引き続き、今年4月に羊ケ丘病院に就職したリハビリ担当のフレッシュマン、内野真明さん(25、理学療法士)を紹介する。内野さんは中学・高校・大学と、バスケットボール一筋を貫き、現在は札幌市内のクラブチーム「ゲインズ」に所属、レギュラー選手として活躍している。
▽内野 真明(羊ケ丘理学療法士、25=175センチ、73キロ) スポーツ歴=発寒中-新川高-北海道文教大(理学療法学科)でバスケットボール部。現在、札幌市内のクラブチーム・ゲインズに所属
内野さんは今年4月、希望していた羊ケ丘病院に就職した。それまでの2年間は札幌市内の他の病院に勤務していたが、整形外科の専門病院でスポーツ障害治療に積極的に取り組む同病院に縁あって転職した。中学からバスケットボール一筋で、他のスポーツには目もくれず好きな”バスケの道”を貫いてきた。その魅力を問うと、動きの速い中で瞬時の判断力が求められる-ところにあるという。
ポジションはフォワード(FW)。発寒中時代は中体連ベスト16の実績があり、レベルの高い札幌市内大会では優勝したこともある。高校のとき、足首骨折というアクシデントに見舞われ、辛いけがの体験もしている。災い転じて、このけがが理学療法士という今の仕事に生かされ、患者の気持ちになって治療できることに感謝している。
新しい職場で勉強することはたくさんあるが、好きなバスケットボールとの両立は苦にならない。仕事にも、スポーツにも全力を傾けるのが内野ポリシーだ。昨年から札幌市内のクラブチーム「ゲインズ」に所属し、いきなりレギュラーになり羊ケ丘病院に入ってからも続けている。昨年はBクラスで準優勝したため、今年からAクラスにランクアップした。毎週土曜日の練習も苦にならず、「けがをしないように楽しんでやっています」と笑顔で語る内野さん。体育館の確保など、気軽にできないところが唯一の難点だが、これらを克服しながら「今後も両立して頑張っていきたい」と意欲的だ。
「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」
JR新札幌駅、地下鉄さっぽろ駅から徒歩7~8分の恵まれた立地条件の「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」(厚別区青葉町3丁目)は、札幌市内はもちろん近郊からの通院患者も多く、整形外科の専門病院として地域医療の拠点になっている。肩、ヒジ、手、首など部位別の専門ドクターが配置されているほか、リハビリテーション科には50人を越える理学療法士・作業療法士がリハビリを担当するなど、その充実した医療内容に患者から厚い信頼が寄せられている。
病院長の岡村健司医師は当ストライク・サイトの「野球肩って何?」(バックナンバー)でおなじみのドクター。自身も高校球児で活躍したが、肩をこわして野球を断念するという辛い経験を持ち、患者の立場に立って治療できる医師としても人気が高い。また、リハビリ担当スタッフの大半は学生時代に野球、サッカー、スキーなどのアスリートで活躍したスポーツマンで、こちらも患者の気持ちがわかる治療者だ。
「野球肩って何?」(バックナンバー)
第1話「その原因」
第2話「投球フォームから」
第3話「どうして起こる」
第4話「症例の中から」
第5話「症例の中から」
第6話「不安定肩」
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取材協力:医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院