バレーボールに打ち込んだ羊ケ丘病院・松野さん
各部位別の専門ドクター、50人を超えるリハビリ担当の理学・作業療法士が配置され、質の高い医療を提供している「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目)。今月の「院内で見つけたアスリート」は同病院のフレッシュ作業療法士、松野愛さん(22)を紹介する。松野さんは大学を卒業して今年4月に羊ケ丘病院に入ったばかりの新人だが、中学・高校時代はバレーボールで活躍してきたアスリート。スポーツで培った「ガンバリ精神」を生かして、目指す新しい仕事に全力プレーで取り組む毎日だ。
中学の部活で何気なく選んだバレーボールが大好きになり、高校までの6年間、びっしり打ち込んだ。ポジションはセンターで、チームの中心選手。紋別高バレーボール部は網走地区の強豪校で全道大会の出場も多い。高校総体では地区予選で準優勝し全道大会に出場し、優勝した札幌大谷に2回戦で負けたがベスト16になった。「1年生からやってきた10人の仲間全員が試合出場し、全力プレーで戦ったことが忘れない」と松野さん。仲間とのきずなが最高の勲章になっている。
作業療法士になったきっかけは父親の入院だった。「自分も医療関係でサポートできる職業につきたい」と思うようになり、中学から実現に向けて勉強してきた。今年4月から希望の仕事に就き、今は入院患者の術後リハビリを担当している。「患者さんから、ありがとうと言われた時が一番うれしいですね」。この一言がやりがいを感じるときだ。今は羊ケ丘病院野球部のマネジャーをしているが、大好きなバレーボールはまだまだ封印期間。仕事を完全に覚えて余裕が出来たらまた始めるという。「患者さんから信頼される療法士になりたい」と、目標はいっぱいだ。
「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院
厚別区青葉町3丁目(南郷通り沿い、厚別消防署向かい)に新装移転した同病院は、整形外科の専門病院として地域医療の期待にこたえ、大きく変身した。肩・ひじ・手・首など部位別の専門ドクターがそろっており、リハビリテーション科には50人を超える理学療法士がリハビリを担当するなど、その充実した医療内容に患者からの信頼度は高い。
病院長の岡村健司医師は当ストライク・サイトの「野球肩って何?」でおなじみのドクター。自身も高校球児で活躍したが、肩を壊して野球を断念するという辛い経験を持ち、患者の立場になって治療できる医師としても人気が高い。また、理学療法士の大半が野球、サッカー、バスケットボールなどのアスリートで活躍してきた面々ばかりで、こちらも患者の気持ちを十分受け止めて治療に当たっている。
「野球肩って何?」(バックナンバー)
第1話「その原因」
第2話「投球フォームから」
第3話「どうして起こる」
第4話「症例の中から」
第5話「症例の中から」
第6話「不安定肩」
★受付時間★
平 日=(新患・予約なし再来受付)午前8時30分~同11時30分、午後1時~同4時30分
(予約あり再来・リハビリ受付)午前8時~正午、午後0時5分~同4時30分
土曜日=(新患・予約なし再来受付)午前8時30分~同11時30分
(予約あり再来・リハビリ受付)午前8時~正午
休診日=日曜・祭日・年末年始
★問い合わせ★
代表℡ 011-351-2211
外来予約 011-351-2213
リハビリ直通 011-351-2215
取材協力:医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院