ドラフトで昔懐かしむ・・・
皆さんお久しぶりにブログ書きます。
昨晩は熱球チームによる久々の飲み会にスタッフ一同、英気を養い楽しいひと時となりました。
さて、嵐のような夏も終わり(私だけですが・・・)、10月の連休も過ぎ、ようやく落ち着きを見せているこの頃です。
ドラフト会議も終わり日ハムは最大の注目となった、早大・有原獲得。さらに勢いは止まらず2位に清水(九国大付高)、3位浅間、7位に高浜(横浜高)。4位には石川(山形中央)と、この夏沸かせた東海大四の盟友たちも引当。最後に瀬川投手(室蘭シャークス-北海-白石シニア)など実りあるドラフトに、もってるなぁ・・・、と感心するばかり。合わせて縁も感じずにはいられない。
どさんこは、日ハム・5位瀬川投手に続き、オリックス5位・斎藤投手(北照高-札光陽中-新光スワローズ出身)、小中と実は発行人はあまり存じ上げていなく北照高の三年間で大きく成長し注目を集めた逸材と言える。もう一人の高校生から静かに西武・育成枠で指名を受けた戸川投手(北海高-札幌広島グロウィングス※現北広島ボーイズ-厚賀野球スポーツ少年団)がいた。彼の昔懐かしい話をほんの少しさせていただく。
育成枠からプロへ戸川選手の少年時代
少年野球時代スタルヒン杯の全道大会1回戦で、相手は美園スラッガーズだったかなぁ・・・、1番投手で背が高くて球も速い、シュアなバッティングと言った印象だった。その年も行われた、2008年NPB12球団ジュニアトーナメントファイターズジュニアセレクションの最終選考(札幌ドーム)に戸川選手もいた「良い選手ですね」と当時のFsアカデミースタッフに尋ねると「はい、でも彼でも現在当落線上なんです」と交わした会話を思い出す。しかしそんな会話をあざ笑うかのようにそのあと打席に入った戸川選手の打球は、右中間を深々と破るおよそ少年野球の打球とは程遠い凄い打球で一気にランニングでホームに返ってきた。この一打で18人枠を彼は掴む。
選ばれてからもメキメキと頭角を現し、08ジュニアのエースへと成長。現在戸川選手は身長188cmと新聞に書かれていたが、当時からずば抜けて大きく身長178cm。札幌ドームで投じたスピードボールはMAX122km/hは当時衝撃的だった。NPB12球団ジュニアトーナメントで日ハムが初めて、予選リーグを突破した。予選リーグを勝ち上がったその夜の出来事。ホテルのバイキングで事件が起きた(笑)。当時のソフトバンクスホークスジュニアの選手たちに、戸川一人が囲まれた。「絶対明日お前のボール打ってやる」と対戦が決まっている相手から言われた。その様子を遠くで見ていた日ハムスタッフが「なんでお前あんなこと言われて、黙っているんだ」と問いかけると「明日、野球でしっかり返します」とキッパリと話したという。
試合は日ハム・小出(現駒苫)、佐藤(現札日大)、高田(現東海第四)、戸川(現北海)の継投で2-1で粘る福岡ソフトバンクを下し、決勝へ駒を進めた。試合は七回裏、四球と犠打で一死二塁で、戸川がライトオーバーのサヨナラ打を放ち二塁走者が返りサヨナラで決着をつけた。当時から内秘めた闘志は凄いものを持っていた。また当時の福岡先発岩見投手は札幌ドームスピード計測で驚きの130km/h越えの投球もあった。四番には今回ドラフト7位に日ハムから指名を受けた高浜選手(現横浜高)などもいた。
中学はサン・リーグ「札幌広島グロウィングス」現札幌北広島ボーイズに進み、現在皆さん御承知の通り北海高校3年生となっている。
彼が頑張らない訳が無い。まずは身体をしっかり作って支配下登録へ
期待してます。
PS:表彰時の集合写真には、今夏、超スローカーブで甲子園を沸かせた東海大四・西島投手もいたんですよ!当時は名ショート。「やっぱり上手かった」、プロ志望届を出した松田選手(札日大)もいる。松田はプロには今は手が届かなかったが、プロ志望届を出した彼の勇気ある挑戦に拍手を送りたい。それぞれのすべての時間は貴重な想い出です。
写真:エキサイティング ベースボールマガジン STRIKE(2009、5月号より)