「たきうち整形外科スポーツクリニック」（札幌市中央区南１西６）に通院する今月の「院内で見つけたアスリート」は、札幌稲雲高野球部の近藤司君（２年）を紹介する。新人戦が終わった１０月にグラウンド整備をしていて腰を痛めてしまった。一塁手、４番でスタートした矢先だっただけにショックも大きかったようだ。今はけがを治して早く戦列復帰したい、と願う近藤君。リハビリも順調に推移し表情も明るい。「しっかり治して来季に備える」ときっぱり宣言した。

治療をうける近藤君

近藤　司

▽近藤　司（つとむ、札幌稲雲高２年＝一塁手、１７５センチ、８２キロ）西区・少年ジャガーズ－西陵中軟式野球部－稲雲高硬式野球部

けがはちょっとした油断だった。秋の新人戦（支部１回戦敗退）が終わった時のこと。練習が終了してグラウンド整備でブロック運びをして腰を痛めたのだ。全治２か月の診断だったが、治療と一生懸命のリハビリで今は日常生活に支障がないほど回復した。あとは完全に治して来季に備えるための本格練習に入るだけになった。

野球は小学３年からはじめた。小・中では捕手で４番、高校に入ってから内野手・一塁手に転向して２年生の秋からレギュラーで４番を任された。「野球は男のスポーツ」と位置付ける近藤君は特別な思いがあり、野球に対する愛情は人一倍強い。少年野球時代に「野球が出来ることに感謝、道具の手入れ、あいさつを厳しく教えられた」と振り返り、今の野球を支えているという。当面の目標は、チームの全道出場とチャンスに強い４番になること。そのためには猛練習に耐え抜いて、自身をみがいていく覚悟だ。

（記者の目・中山武雄）野球にまじめに取り組んでいる姿が伝わってくる。１７５センチ、８２キロの堂々たる体格は野球選手向きで将来がたのしみだ。将来の夢は海上保安官という。意外な答えが返ってきたので理由をたずねると、小学生の時見た映画「海猿」にあこがれたという。夢はきっと叶うはず、がんばって。

「たきうち整形外科スポーツクリニック」

札幌都心部（中央区南１西６、北辰ビル２階）に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして患者らから厚い信頼が寄せられている。

瀧内敏朗院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師を務めるなど、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。リハビリ担当の理学療法士も豊富な経験と知識を持ち、迅速かつ確実な治療で早期復帰をサポートしている。当サイト、「ストライク」で連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年たちや監督ら指導者の人気コーナーになった。

【ドクターのフォームチェック】

第１回「金子投手＆高田投手」小樽シニア・岩見沢シニア所属当時

第２回「町田投手」西発寒ホークス所属当時

第３回「立野投手」真栄ビクトリー所属当時

第４回「大関投手」真栄ボーイズ所属当時

第５回「関根匡希」東ハリケーン所属当時

第６回「竹内快維」大栄クーガーズ所属当時

第７回「下重匡史」札幌北シニア所属当時

第８回「渡辺佑汰」東札幌中央ビクトリー所属当時

☆問い合わせ☆

たきうち整形外科スポーツクリニック

札幌市中央区南１条西６丁目１１番地、北辰ビル２階（東急ハンズの向かいのビル）

問い合わせはメールinfo＠takispo,jp,tel０１１－２４１－８４０５へ。携帯電話から受付可能な「シマフクロウ・コール」も導入。

☆診療時間（受付）☆

昼の部＝午前１１時３０分～午後３時（水曜日除く）

夜の部＝午後４時３０分～同８時（水曜日は夜の部のみ診療）

休診日＝日・祝日、第２、４、５土曜日

取材協力：たきうち整形外科スポーツクリニック