ラクロス北大キャプテン、羊ケ丘病院の細川さん
「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」の今年最後を飾る「院内で見つけたアスリート」は、同病院のリハビリテーション科のスタッフ、細川来実さん(24)を紹介する。細川さんは中学でバスケットボールを始めて、高校では選手をサポートするバスケ部のマネージャーを経験し、大学では一転、グラウンドの格闘技とも言われるラクロス競技に挑戦、キャプテンも務めて北大チームの好成績に貢献した。
▽細川 来実(24、羊ケ丘病院リハビリテーション科)北広島・緑陽中バスケットボール部-札幌南高バスケットボール部マネージャー-北大医学部保健学科理学療法学専攻
大学を卒業して念願の理学療法士になり昨年4月に羊ケ丘病院に就職した。毎日に「やりがいを感じています」と、意欲的にリハビリ治療に取り組む細川さん。中学・高校(マネージャー)までバスケットボールに打ち込んできたが大学に入って一転、より激しいラクロス競技に転向した。カナダの国技にもなっておりスティックの先にあるネットで、ゴム製のボールをやり取りしてゴールを決める激しいスポーツ。大学生を中心に道内でも最近広がりつつある新しい競技だ。
北大のラクロス女子部は道内の強豪チーム。細川さんはキャプテンも経験し、大世帯(50~60人)のチームを引っ張ってきた。ポジションはMF(ミディ)、攻守両方にわたって活躍するチームの要だ。12年の大学最後の大会「北海道学生女子ラクロスリーグ戦」では悔しい思いをして、「今でも忘れない」という。リーグ戦で優勝したが、トーナメント決勝で宿敵・北海学園大に6-11で敗れてしまった。この年から優勝チームが「全日本大学選手権」に出場する全国切符がかかっていたのだ。「悔しくてしばらくは立ち直れませんでした」。
来年は羊ケ丘病院に就職して3年目。理学療法士としても充実期を迎え、気合も入る。「患者さんの病状、性格も一人1人が違います。それぞれの気持ちを理解しながら治療に努め、早期復帰ができるようにがんばりたいです」。さわやかに、自信を持って話した。
「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」
札幌市厚別区青葉町3丁目(南郷通り沿い、厚別消防署向かい)に新装移転した同病院は、整形外科の専門病院として地域医療の期待にこたえ、大きく変身した。肩、ひじ、手、首など部位別の専門ドクターがそろっており、リハビリテーション科には50人を超える理学療法・作業療法士がリハビリを担当するなど、その充実した医療内容に患者からの信頼度は高い。
病院長の岡村健司医師は当ストライク・サイトの「野球肩って何?」でおなじみのドクター。自身も高校球児で活躍したが、肩を壊して野球を断念するという辛い経験を持ち、患者の立場になって治療できる医師としても人気が高い。また、理学療法士・作業療法士の大半が野球、サッカー、バレーボールなどのアスリートで活躍してきた面々で、こちらも患者の気持ちを十分受け止めて治療に当たっている。
「野球肩って何?」(バックナンバー)
第1話「その原因」
第2話「投球フォームから」
第3話「どうして起こる」
第4話「症例の中から」
第5話「症例の中から」
第6話「不安定肩」
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