けがにも負けず12球団ジュニアTに挑んだ庄内君
「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1西6)に通院する今年最初の「院内で見つけたアスリート」は、札幌・本郷イーグルスの遊撃手・投手の庄内憧人君(小学6年)。庄内君は14年度の12球団ジュニアトーナメント(12月27日~30日、福岡・ヤフオクドーム)に出場した北海道日本ハムファイターズジュニアの内野手だ。昨年末(11月)の合同練習中にジャンプ捕球して腰を傷め、同クリニックで治療・リハビリを受けて12球団ジュニア日本一を目指して試合に臨んだ(結果は準優勝)。大会直前の取材だったが、腰の方は順調に回復して「打つ方は大丈夫なので試合には出たい」と張り切っていた。
道内800人(応募)の小学6年生の中から選ばれた18人のジュニアファイターズメンバー。小学生憧れの選抜合格に庄内君も大いに張り切っていた矢先、序盤の合同練習でけがをしてしまった。疲れがたまっていたのか、ジャンプして捕球した瞬間、腰椎に痛みが走った。腰椎分離症の診断だった。「何とか試合に出たい」との一心で大会直前までほぼ毎日、たきうち整形外科スポーツクリニックでリハビリを受けた。大会2日前の12月25日の取材だったが、庄内君には笑顔が戻っていた。腰の方も順調に回復して「バッティングなら大丈夫。たとえ試合に出られなくとも精一杯応援し、チームを盛り上げ日本一をとりたい」と、意欲満々に話していた。チームは庄内君の願いも通じて、日本一こそ逃したが準優勝の大活躍だった(優勝は読売ジャイアンツ)。
▽庄内 憧人(6年、内野手・投手=161センチ、50キロ)本郷イーグルス
道内強豪チームの本郷イーグルスで内野手、投手で活躍してきた庄内君だが、小学生最後の昨シーズンは太陽グループ杯優勝(札幌市)、ホクレン旗石狩支部優勝で全道大会(2回戦敗退)にも出場した。「目標の全道にも出場したので、よかった」と、自身の全力野球に悔いはないときっぱり。今年春からは中学での新たなスタートが始まるが、硬式野球に挑戦することを決めている。小学生で成し遂げられなかった「日本一取り」にこだわり、中学野球を心待ちしている。「リハビリの先生に、けがをしない野球を教えてもらったのでよかった」と明るい表情で話していた。
(記者の目・中山武雄) ショート、セカンド、投手、捕手と何でもできる器用さがある。考え方もしっかりしており、「日本一」の言葉が何度も飛び出してきた。常に高い目標を置いて野球にチャレンジする心には感心した。高い志を持っていれば必ず目標は達成できます。がんばってください。
「たきうち整形外科スポーツクリニック」
札幌都心部(中央区南1西6、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして患者らから厚い信頼が寄せられている。瀧内敏朗院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師を務めるなど、スポーツ障害診断の第一人者で活躍している。リハビリ担当の理学療法士らも豊富な経験と知識を持ち、迅速かつ確実な治療で早期復帰をサポートしている。当サイト、「ストライク」で連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年や監督、コーチらの人気コーナーとなった。
ドクターのフォームチェック】
第1回「金子投手&高田投手」小樽シニア・岩見沢シニア所属当時(現在北照高校)
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属当時(現在札幌新琴似シニア)
第3回「立野投手」真栄ビクトリー所属当時(現在札幌ブレイク)
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属当時
第5回「関根匤希」東ハリケーン所属当時
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属当時(現在札幌円山シニア)
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属当時(現在東海大四高校)
第8回「渡辺佑汰」現在札幌北シニア所属)
▽ 問い合わせ▽
たきうち整形外科スポーツクリニック
札幌市中央区南1条西6丁目11番地北辰ビル2階(東急ハンズの向いのビル)
問い合わせはメールmail:info@takispo.jp、tel 011-241-8405へ。携帯電話から受付可能な「シマフクロウ・コール」も導入。
☆診療時間(受付)☆
昼の部=午前11時30分~午後3時(水曜日除く)
夜の部=午後4時30分~同8時(水曜日は夜の部のみ診療)
休診日=日・祝日、第2、4、5土曜日
取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック