バレーボール一筋、羊ケ丘病院の原田さん
2015年のトップを切る、「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目)の「院内で見つけたアスリート」は、同病院のリハビリテーション科の原田侑加子さん(25)。原田さんは小学4年生からバレーボールをはじめ、中学生の時、夕張市の社会人チーム「ばれーぶ」にも所属、高校では連続して全道大会に出場し活躍した。大学ではサークルで楽しんだが、社会人になってからは仕事を優先し、今は“休止状態”。「機会があれば、また楽しみたい」と、その日が来るのを心待ちにしている。
▽原田 侑加子(羊ケ丘病院理学療法士、25) スポーツ歴=小学4年生からバレーボール。中学で夕張市の社会人チーム「ばれーぶ」-夕張高バレーボール部-文教大でバレーボール・サークル
高校時代は強豪チーム、夕張高で活躍。2、3年生の06年、07年には連続して全道大会に出場した。06年は2回戦まで進んだが、翌年は1回戦で強豪・妹背牛商と当たり、無念の初戦敗退に終わった。守備はバレーボールの醍醐味、だれもがあこがれるアタッカーだった。「スポーツはバレーボール一筋でした。みんなが協力(団結)して勝利を目指す団体戦がよかった」と話す。
羊ケ丘病院に就職して4年目を迎えた。入院患者担当で教える立場とあって日々勉強の毎日なので今は好きなバレーボールを休んでいるが、余裕がでてきたら「また楽しみたい」と意欲をみせる。ピアノを習っていた関係もあり、高校までは音楽教師を目指していたが、高3の時にけがをして初めて理学療法士の仕事を知り「男性と同じように働くことができて格好いい」と方向転換した。
毎日の仕事が楽しいという原田さん。「担当した患者さんが元気になって、笑顔で外来に訪れた時が一番うれしいですね」。たくさんの患者に接して教えられることもたくさんあり、感謝の念も忘れない。後輩たちに教える立場になって仕事のやりがい心も沸き、今もっとも充実している25歳だ。
[医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」
札幌市厚別区青葉町3丁目(南郷通り沿い、厚別消防署向かい)に新装移転した同病院は、整形外科の専門病院として地域医療の期待にこたえ、大きく変身した。肩、ひじ、手、首など部位別の専門ドクターがそろっており、リハビリテーション科には50人を超える理学療法士・作業療法士がリハビリを担当するなど、その充実した医療内容に患者らからの信頼度が高い。
病院長の岡村健司医師は当ストライク・サイトの「野球肩って何?」でおなじみのドクター。自身も高校球児で活躍したが、肩を壊して野球を断念するという辛い経験を持ち、患者の立場になって治療できる医師として人気が高い。また、リハビリ担当の理学、作業療法士の大半が野球、サッカー、バスケットボールなどのアスリートで活躍してきた面々で、こちらも患者の気持ちを十分理解して治療に当たっている。
「野球肩って何?」(バックナンバー)
第1話「その原因」
第2話「投球フォームから」
第3話「どうして起こる」
第4話「症例の中から」
第5話「症例の中から」
第6話「不安定肩」
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取材協力:医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院