バレー、バドミントンに挑戦した羊ケ丘病院の大垣さん
「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目)の今月登場の「院内で見つけたアスリート」は同病院のリハビリテーション科スタッフ、大垣ななせさんを紹介する。恵庭啓北中でバレーボール、恵庭北高ではバドミントン選手として活躍した。同病院に理学療法士として入って今年4月で3年目を迎え、外来リハビリ担当の仕事も充実期に入った。
▽大垣 ななせ(羊ケ丘病院リハビリテーション科、理学療法士、23) 恵庭啓北中-恵庭北高-千歳リハビリテーション学院理学療法士学科
中学でバレーボール、高校でバドミントンと、団体競技から個人競技に切り替えた動機は深い理由があったわけではない。部活紹介で、バレーボールの時は「格好よかったから」、バドミントンを選んだときは「道具を使ったスポーツに挑戦してみたかった」と、単純な動機だったことを明かす。そんな動機だったが、好きなスポーツに打ち込め楽しい学生生活をおくった。バレーボールでのポジションはライト、3年時の中体連は恵庭地区大会で初戦敗退したが、悔しさもあって今も一番の思い出になっている。6年間の部活で輝かしい成績は残せなかったが、「2つのスポーツを経験できてよかった」と振り返る大垣さん。
現在の理学療法士の道に進んだのも部活でがんばったスポーツのお陰だ。中学2年のとき、バレーボールの練習中に速いボールを受けて指を負傷した。整骨院で診てもらったら「ねんざ(突き指)」と言われ放置していたら、いつまでたっても治らないのでスポーツクリニックで診断を受けたら「じん帯損傷」と言われびっくり。早速治療・リハビリを受けた。そこで理学療法士の存在を初めて知り、将来の仕事としてとらえた。
中学3年から高校3年まで、理学療法士になるため自分で調べて勉強した。けがで通院した時、リハビリだけではなく、いろいろな事に相談に乗ってもらうなど心のケアをする理学療法士に尊敬を抱き「私の将来の仕事はこれしかない」と決意した。その夢がかなって、今年4月で3年目を迎えた。自分の力量は「まだまだ」と日々の勉強に打ち込み、知識・技術を身につけたいと願う。リハビリ治療が終わって患者から「ありがとう-と言われるのが何よりうれしい」と言う大垣さん。仕事にもやりがいを感じ、充実の3年目を迎える。
「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」
JR新札幌駅、地下鉄新さっぽろ駅から徒歩7~8分の恵まれた立地条件の「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目、厚別消防署向かい)は、札幌市内はもちろん、近郊からの通院患者も多く、整形外科の専門病院として、まさに地域医療の拠点になっている。肩・ヒジ・手・首など部位別の専門ドクターがはいちされているほか、リハビリテーション科には50人を超える理学療法士、作業療法士がリハビリを担当するなど、その充実した医療内容に患者から厚い信頼を受けている。
病院長の岡村健司医師は当ストライク・サイトの「野球肩って何?」でおなじみのドクター。自身も高校球児dえ活躍したが、肩を壊して野球を断念するという辛い経験を持ち、患者の立場になって治療できる医師として人気が高い。また、理学療法士・作業療法士の大半が学生時代に野球、サッカー、スキーなどのアスリート経験者で、こちらも患者の気持ちが理解できる治療者だ。
「野球肩って何?」(バックナンバー)
第1話「その原因」
第2話「投球フォームから」
第3話「どうして起こる」
第4話「症例の中から」
第5話「症例の中から」
第6話「不安定肩」
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取材協力:医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院