36番目のチーム、大空シニアが新加入
日本リトルシニア中学硬式野球協会北海道連盟(伊藤儀隆理事長)の平成26年度の総会・納会が2月21日、札幌市北区のホテル札幌サンプラザで開かれた。総会では前年度事業報告などが行われたあと、新年度事業計画の中で新チーム申請ののあったオホーツク管内の大空シニアチームの加入が全会一致で承認された。北海道連盟36番目のチーム誕生となった。引き続き行われた納会では3月25日、大阪・京セラドームで開幕する「全国選抜野球大会」に出場する札幌新琴似シニア、苫小牧西シニア、函館港西シニア代表らの決意が表明された。
納会にはチーム球団代表、監督、コーチや野球関係者ら150人余が出席した。伊藤儀隆・連盟理事長が開会あいさつし、大空シニアの新加入などが報告された。来賓の和田敬友・北海道連盟顧問、高橋孝一・道新スポーツ常務取締役からは連盟の今季の活躍にエールがおくられた。柳俊之・NPO法人北海道野球協議会理事長の祝杯で懇親会が始まり、36チームの代表らが一堂に会して、より連帯が深められた。
アトラクションではビンゴゲームも行われ、リトルシニア野球を支援するミズノ、ゼット、JR北海道、道新スポーツ、ホテル札幌サンプラザから贈られた豪華景品の”争奪戦”に一喜一憂し、和やかに納会が終了した。
♦選抜3チームの代表が決意♦
3月25日に開幕するリトルシニア第21回全国選抜野球大会に出場する3チームの代表・監督が納会席上で決意表明した。全国制覇を狙う2年連続の札幌新琴似、初出場の苫小牧西、函館港西はいずれも自信あふれる抱負を語り、京セラドームに北海道旋風を吹かすことを約束した。
昨年大会で優勝の武蔵府中に敗れ3回戦敗退した札幌新琴似の生嶋宏治監督(53)は連続出場に「3回戦までは行けると思います。4回戦までとなると休暇の問題(監督の)もあるので難しい」と、ジョークを交えて話し会場を沸かせたが、その裏には頂点取りの自信がうかがえた。
♦新チーム「大空シニア」♦
北海道連盟36番目のチーム誕生となった大空シニア。網走管内・大空町を中心にしたオホーツク圏の硬式野球希望者の受け皿となり、地域の大きな期待が寄せられている。阿部貴之監督(37)は昨年まで北見シニアのコーチを務めていて、リトルシニアの事情にも明るい。網走第3中で軟式野球、網走向陽高(現桂陽高)硬式野球部で二塁手、2番バッターで活躍した。
新チームは新1年生13人、2年生1人、3年生5人の19人。「野球大好きな19人が集まった。(野球に)打ち込む姿が本当にすばらしい。早く公式戦1勝をあげ、この子たちに勝つ喜びを与えたい」と阿部監督。リトルシニアの新星に期待が高まる。
協力:一般財団法人 日本リトルシニア中学硬式野球協会北海道連盟