緑丘、壮絶な打ち合いの末、(前年優勝)中の島を下し2回戦へ
◆全日本学童札幌支部 ▽1回戦 緑丘ホーマーズ12-9中の島ファイターズ=(2日・美香保A球場)
全日本学童札幌支部の1回戦12試合が行われた。注目カードの1つ、緑丘ホーマーズと中の島ファイターズとの対戦は、緑丘ホーマーズが壮絶な打撃戦を12-9で制し、2回戦進出を決めた。緑丘は1回に、中の島の1番・原田洸太郎の先制弾(ランニング本塁打)などで6点を先制されたが、6安打打者11人の猛攻ですぐに6点を返した。2回に再び1点リードを許したが、その裏、2死2・3塁で7番・田澤陽太(5年)がレフト線に落ちる2点適時打で2点を奪い逆転。3回、また2点を取られ再び1点リードを許したが、3番・岩崎叶汰(6年)、4番・関 真(6年)、5番・松館碧汰(6年)の連続適時打などで一挙3点を奪い再々逆転すると、そのまま主導権を渡さず5回にも加点し、15安打12得点で逃げ切った。佐藤義弘監督は「よく6点差を追いついたよね!5回の二死3塁でパスボールで12点目を得点出来たことが大きかった」と粘り強く戦った選手たちを称えた。中の島は、2桁となる11安打を放ったが全道チャンピオン(昨秋太陽杯優勝)を下すことはできなかった。緑丘は9日の2回戦・第1試合で屯田ベアーズと対戦する。
◆1回戦
中の島ファイターズ
6120000=9
623010×=12
緑丘ホーマーズ
(中)古関、斉藤-原田
(緑)関、田澤、岩崎-直井
▽本塁打:原田、小原(中)
▽三塁打:小原、仁木(中)、森山、岩崎、関(緑)
▽二塁打:原田、佐藤竜(中)、関、西上(緑)
【発行人の独り言】
緑丘は打力だけではなく、守備も凄かった!
2回中の島の攻撃で、先頭2番・斉藤のショートとレフトの間に落ちる・・・、つまりポテンヒットになりうるボールをレフト大柳がダイビングで好捕。続く二死から5番・佐藤諒のこれもライト前に落ちる打球を、ライト松館が好捕。この二つのプレーで中の島に傾きかけた流れを緑丘が逆に手繰り寄せた瞬間だった。勝負どころでしっかりギヤを上げるところは流石だった!
中の島も凄かった!
敗れはしたが、凄まじい攻撃力はさすが前年度優勝チームのDNAを引き継ぐチーム。1回戦で姿を消してしまうのはとても残念でしかたない。是非、大舞台でこの有志をまた観たい。見せてくれ、中の島の底力を!
ボクシングで例えるならまさにノーガードの撃ち合い。迫力ある打撃戦に球場は酔った。名勝負、またどこかで・・・。
協力:札幌軟式野球連盟